TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド

19.7 差分バックアップ／リストアユーティリティの操作

差分バックアップ／リストアユーティリティの操作は、システム管理者だけが行うようにしてください。

• TeamWARE Officeデータベースの圧縮を行う[to compress]コマンドの実行中には、差分バックアップ／リストアユーティリティを使用しないでください。
• 本ユーティリティは、必ずTeamWARE Officeのプログラムをインストールしたディレクトリ下で実行してください。
• 本ユーティリティ（[tobkint]コマンド、[tobkup]コマンド、[torest]コマンド）は、同一マシン上で同時に実行することはできません（データベース、およびバックアップ媒体の保護のため）。
• 「-l」、「-d」、「-b」、「-y」、「-t」、「-r」、「-k」、「-id」、「-check」は、すべて小文字で指定してください。大文字で指定した場合は、エラーとなる場合があります。（UNIX系システム、Windows NT(R) 共通）
• UNIX系システム上でTeamWARE Office のインストールディレクトリにto.logが存在していない状態で、[tobkup] コマンド、または[torest] コマンド、または[tobkint]コマンドを実行し、エラーが発生すると、to.logが"root"の所有物として新規に作成されます。
• to.logの所有者が"root"で、TeamWARE Office管理者の書き込み権限がない場合、システム運用に支障をきたす場合がありますので、コマンド実行前にTeamWARE Office 管理者が読み込み書き込み権限を持ったto.logを作成するか、コマンド実行後にto.logにTeamWARE Office 管理者の読み込み書き込み権限を与えてください。
• 旧製品からの移行を行った後、初めて[tobkup]コマンド、または[torest]コマンドを実行する場合、コマンドの実行前に次の点に注意してください。
  TeamWARE Officeインストールディレクトリに"TODumpdates"ファイルがある場合は、コマンド実行前に削除してください。削除しないと[tobkup] コマンドと[torest]コマンドが正常に動作しない場合があります。
  本ユーティリティ（[tobkint]コマンド、[tobkup]コマンド、[torest]コマンド）動作中に強制終了などを行った場合、二重起動の抑止を行うファイルが自動的に削除されないことがあります。ほかに本ユーティリティ（[tobkint]コマンド、[tobkup]コマンド、[torest]コマンド）が動作していない状態で、いずれかのユーティリティを実行すると"Running backup or restore in another area."のメッセージが出力され処理が中断されることがあります。この場合、以下のファイルが存在する場合は、ファイルを削除することで、この現象を回避できます。
  【UNIX系システムの場合】
  　・/tmp/.TOBR_lock
  【Windows NT(R)の場合】
  　・Windows NT(R)のシステムドライブ:\TOBR_lock

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19.7.1 媒体識別子付加ユーティリティの操作

19.7.2 バックアップユーティリティの操作

19.7.3 リストアユーティリティの操作