TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
|
目次
索引

|
18.4.3 サービスの詳細情報
[詳細情報]ウィンドウの左側にあるツリーで、サービスのアイコン(サービスごとにアイコンが違います)をクリックします。サービスの詳細情報には、全般情報、レプリケーション時間の処理、システムイベントログの採取状況、監査イベントログの採取状況、ビリングイベントログの採取状況、および、サービス固有情報があります。サービスごとに参照したり、設定したりできます。サービスによっては、詳細情報がないものもあります。
◆全般情報
[全般]アイコンをクリックすると、サービス名、サービスの説明、サービスが使用するデータベースのディスク容量上限値などが表示されます。ディスク容量の上限値を超えてディスクが使用された場合、システム管理者にアラートが通知されます。サービス名、サービスの説明、および最大サービスサイズは変更可能です。
◆レプリケーション時間の処理
[レプリケーション時間の処理]アイコンをクリックすると、レプリケーション時間を設定するウィンドウが表示されます。レプリケーションする時刻を指定します。このフォームは、Forumサービスの固有のフォームです。
◆システムイベントログの採取
[システムイベント処理]アイコンをクリックすると、サービスのシステムイベントログの採取レベルを操作するウィンドウが表示されます。サービスごとに記録する採取レベルを設定します。どのレベルまでのシステムイベントログを、イベントログファイルやOSログファイルに出力するのか、システム管理者にアラートメッセージで通知するのかを指定します。
◆監査イベントログの採取
[監査イベント処理]アイコンをクリックすると、監査イベントログの採取レベルを操作するウィンドウが表示されます。サービスごとに採取する情報の種類を設定します。一部、監査イベントログを出力しないサービスもあります。採取される監査イベントログの詳細については、"18.7 ログ情報の表示"で説明します。
◆ビリングイベントログの採取
[ビリングイベント処理]アイコンをクリックすると、ビリングイベントログの採取レベルを操作するウィンドウが表示されます。サービスごとに採取する情報の種類を設定します。一部、ビリングイベントログを出力しないサービスもあります。採取されるビリングイベントログの詳細については、"18.7 ログ情報の表示"で説明します。
◆サービス固有情報
[サービス固有]アイコンをクリックすると、サービス固有の情報が表示されます。サービスによっては、サービス固有情報をもたないものもあります。以下に、設定できるサービス固有情報をサービスごとに示します。なお、各情報の詳細については、Adminのフィールドヘルプを参照してください。
- Mailサービス
Mailサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。
- 最大メールボックスのサイズの定義
ユーザのメールボックスの最大サイズを定義します。ユーザアカウントの登録時に指定するメールボックスの最大サイズは、この値より大きくすることはできません。
ユーザがこの値を超えてメールボックスを利用すると、メールの送信ができなくなります。
- 最大メッセージサイズの定義
送信できるメールの最大サイズを指定します。送信メールは、圧縮されて送信されますが、ここで定義する値は圧縮後のサイズです。この値を超えるサイズのメールは送信できません。
- メール監視間隔の定義
メールを送信すると、送信要求はメール送信依頼用のキューに接続されます。メールの送信処理は、キューに接続された依頼を取り出して順番に実行されます。このキューを監視する時間間隔を設定します。
- 開封通知を無条件に行う定義
ユーザは、送信したメールが受信者に開封されたり、開封前に削除されたり、送信エラーになった場合、その状態通知をNotifierで受信するかどうかを選択できます。開封通知を無条件に行うように定義すると、送信したメールが受信者に開封されたとき、その状態通知が無条件に行われます。
- Libraryサービス
Libraryサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。
- 最大ライブラリサイズの定義
個々のライブラリの最大サイズを定義します。ライブラリ作成時に指定できるライブラリの最大サイズは、この値より大きくすることはできません。
- 残りディスク容量不足時のアラート発信の定義
サーバ上で Library サービスに割り当てられた論理的なディスク容量が不足すると、ユーザはそのサーバにアクセスできなくなります。ここでは論理的なディスク容量がいっぱいになった場合に、アラートを送信するための制限値を、残りディスクサイズで指定します。
なお、残りディスクサイズは、(サービス固有情報で設定する最大ライブラリサイズではなく)全般情報の最大サービスサイズに対する残り容量です。
- TeamWARE Directoryと不整合修正
Libraryサービスは、定期的に、バックグラウンドでディレクトリデータベースとライブラリデータベース中にあるライブラリ情報の同期をとって不整合を修正する作業を実行します。この作業の作業時刻を指定します。
- ごみ箱を空にする
Libraryサービスは、定期的に、バックグラウンドでごみ箱を空にする作業を実行します。この作業の作業時刻を指定します。
- Forumサービス
Forumサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。
- 最大フォーラムサイズの定義
個々のフォーラムの最大サイズを定義します。フォーラム作成時に指定できるフォーラムの最大サイズは、この値より大きくすることはできません。
- 残りディスク容量不足時のアラート発信の定義
サーバ上で Forum サービスに割り当てられた論理的なディスク容量が不足すると、ユーザはそのサーバにアクセスできなくなります。ここでは論理的なディスク容量がいっぱいになった場合にアラートを送信するための制限値を、残りディスクサイズで指定します。
なお、残りディスクサイズは、(サービス固有情報で設定する最大フォーラムサイズではなく)全般情報の最大サービスサイズに対する残り容量です。
- TeamWARE Directoryと不整合修正
Forumサービスは、定期的に、バックグラウンドでディレクトリデータベースとフォーラムデータベース中にあるメインフォーラム情報の同期をとって不整合を修正する作業を実行します。この作業の作業時刻を指定します。
- 期限切れ討論の削除
Forumサービスは、定期的に、バックグラウンドで有効期限切れ討論を削除する作業を実行します。この作業の作業時刻を指定します。
- Calendarサービス
Calendarサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。
- 最大カレンダーサイズの定義
カレンダーの最大サイズを定義します。ユーザアカウントの登録時に指定するカレンダーの最大サイズは、この値より大きくすることはできません。
- SearchProサービス
SearchProサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。
- インデックスファイルを毎日指定時刻に自動圧縮するかどうかの設定
ライブラリに登録される文書は、SearchProによりフリーテキスト検索用の情報が抽出され、インデックスファイルに格納されます。このインデックスファイルを毎日自動圧縮するかどうか、何時から開始するかを定義します。毎日の自動圧縮の設定は、選択中のサーバのSearchProサービスのみに有効です。複数のサーバにSearchProサービスをインストールしている場合、自動圧縮を行わせたいすべてのサーバのSearchProサービスに対して設定する必要があります。
- リモート検索時に使用するTCP/IPポート番号の設定
SearchProサービスを複数のサーバにインストールした場合、SearchProサービスはTCP/IPを使用してサーバ間の通信を行います。このときに、使用するTCP/IPのポート番号を指定します。
- MIMEゲートウェイ
MIMEゲートウェイのサービス固有情報には、[接続およびメッセージ処理]フォーム、[応答待ち時間]フォーム、[ヘッダ情報]フォーム、[エキスパート]フォームの4つがあります。なお、詳細については、"8.4 MIMEゲートウェイの運用"を参照してください。
MIMEゲートウェイの[接続およびメッセージ処理]フォームでは、以下の操作を行うことができます。
- SMTPサーバ名の定義
- インターネットベースアドレスの定義
- メール監視間隔の定義
- 最大メッセージサイズの設定
- 受信時にこのサーバのsendmailを使用するかどうかの設定
MIMEゲートウェイの[応答待ち時間]フォームでは、以下の操作を行うことができます。
- 受信時のコマンド応答待ち時間の設定
- SMTPサーバ呼び出し応答待ち時間の設定
- HELO/EHLOコマンド応答待ち時間の設定
- MAILコマンド応答待ち時間の設定
- RCPTコマンド応答待ち時間の設定
- DATAコマンド(開始)応答待ち時間の設定
- DATAコマンド(終了)応答待ち時間の設定
MIMEゲートウェイの[ヘッダ情報]フォームでは、以下の操作を行うことができます。
- Macintoshファイルのエンコード方法の設定
- 文字コード種別の設定、また送信時に半角カタカナを変換しないかどうかの設定
- 送信メッセージにX.400ヘッダを追加するかどうかの設定
- 受信メッセージでRFC822ヘッダを保持するかどうかの設定
- MIMEヘッダを生成するかどうかの設定、またそのときに添付ファイル名をエンコードするかどうかの設定
- Fromヘッダのコメント形式の設定
MIMEゲートウェイの[エキスパート]フォームでは、以下の操作を行うことができます。
- 配達状態通知の省略値
- SMTPレスポンダのポート番号
- 配達遅延通知をメッセージとして受信するかどうか
- 変換禁止時に添付ファイルをuuencodeでエンコードするかどうか
- 日本語テキストをBASE64方式でエンコードするかどうか
- 受信者ごとにヘッダを作成するかどうか
- 送信者の扱いをRFC2156に従うかどうか
- 開封通知の返却を要求するかどうか
- Content-Diposition:inlineを付加するかどうか
- X.400ゲートウェイ
X.400ゲートウェイのサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。
- 添付ファイル情報の廃棄の設定
X.400ゲートウェイで、添付ファイルの情報を送信メッセージに追加しない場合に、この設定を行います。
- メール監視間隔の設定
外部X.400ネットワークとの間の入力キュー、および出力キューをチェックする間隔を設定します。
- FAXゲートウェイ
FAXゲートウェイのサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。なお、詳細については、"TeamWARE Office FAX連携説明書"を参照してください。
- 受信したFAX文書のメール配達時に設定する表題
- 受信したFAX文書のメール配達時に設定するメッセージ
- ベースアドレス
- 各種プレフィックス
- FAX送信するか否か
- 受信したFAX文書をメール配達するか否か
- FAX宛のメール監視間隔
- リトライ数
- リトライ間隔
- IMAP4サービス
IMAP4サービスのサービス固有情報では、以下の定義情報を参照したり、変更したりできます。なお、詳細については、"13.3 IMAP4サービスの運用管理"を参照してください。
- 送信メールフォルダの名前
- 自動ログアウトするまでの時間
- キャッシュサイズの最小化
- 新規到着メールの監視間隔
- ごみ箱フォルダの名前
- メッセージにRFC822ヘッダを追加
- MIMEヘッダを生成しない
- 添付ファイル名をエンコードしない
- RTFメッセージを使用
- 日本語テキストをエンコードしない
- 半角カタカナを変換しない
- Macintoshファイルをチェックする
- MacintoshファイルをBinHexでエンコードする
- NNTPサービス
NNTPサービスのサービス固有情報には、[接続およびメッセージ処理]フォーム、[応答待ち時間]フォーム、[ヘッダ情報]フォーム、および[ホストの定義]フォームの4つがあります。
[接続およびメッセージ処理]フォームでは、以下の操作を行うことができます。なお、詳細については、"12.3 NNTPサービス構成の変更"を参照してください。
- インターネットベースアドレス
- NNTPサービススレッドの最大数
- 最大メッセージサイズ
- 動作時間間隔を使用
- 動作時間間隔
- 動作時間
[応答待ち時間]フォームでは、以下の操作を行うことができます。
- データ受信時の応答待ち時間
- 接続直後の応答待ち時間
- コマンド応答待ち時間
[ヘッダ情報]フォームでは、以下の操作を行うことができます。
- Macintoshファイルのエンコード方法
- 文字コード種別
- MIMEヘッダを生成
- 添付ファイル名をエンコードしない
- Fromヘッダのコメント形式
[ホストの定義]フォームでは、以下の操作を行うことができます。
- 名前
- 接続パスワード
- パスワード設定
- ポート
Copyright(C) TeamWARE Group Oy 2007 and Fujitsu Limited 2007 and/or their licensors.