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第17章 ウイルスチェックの管理 | > 17.3 ウイルスチェックユーティリティ |
パラメータファイルの記述例と形式について、以下に示します。
なお、パラメータファイルでの指定は、コマンドパラメータによる指定より優先します。
パラメータファイルの記述例を以下に示します。
[common] user=ADMIN user_password=xxxxxxx control=7 log_file=C:\VCHK001.LOG [operation] service=mail start_date=2000-01-01 start_time=02:00 end_date=2000-01-15 end_time=23:55 proceeding=continue [operation] service=forum start_date=2000-01-01 start_time=02:00 end_date=2000-01-15 end_time=23:55 proceeding=continue |
パラメータファイルは、以下に示す形式で作成します。
";"(セミコロン)で始まる行は、コメントを意味します。
;セミコロンはコメントを意味します。 ;パラメータファイルはSJISコードで記述してください。 ;パラメータファイルの記述順に処理されます。 ;パラメータファイルには[common]セクションと、[operation]セクシ ;ョンを定義します。 ;[common]セクションには、コマンドの共通パラメータを記述します。 [common] user=ユーザ名 user_password=ログインパスワード proceeding=処理制御 control=負荷制御 log=ログ出力制御 log_file=ログファイル ;[operation]セクションには、各々のウイルスチェックの操作パラメ ;ータを記述します。 [operation] service=サービス名 target=対象拡張子 no_target=非対象拡張子 start_date=対象範囲の開始日 end_date=対象範囲の終了日 start_time=対象範囲の開始時刻 end_time=対象範囲の終了時刻 proceeding=処理制御 ;次のサービスの定義ブロックは、次の[operation]セクションが現れた ;時点からです [operation] service=サービス名 : : |
コマンドの共通パラメータを記述します。
user = ログイン名 |
システム管理者のログイン名を指定します。ログイン名を省略した場合には、コマンドで指定したログイン名を使用します。
user_password = ログインパスワード |
システム管理者のパスワードを指定します。
省略した場合には、コマンドで指定したパスワードを使用します。
proceeding = 処理制御 |
ウイルスチェックの処理制御について、以下のいずれかを指定します。
省略された場合には、コマンドで指定した処理制御を使用します。
continue |
: |
未検査のファイルのみウイルスチェックを行います。検査済み情報、ウイルス感染情報を検査対象のサービスのデータベースに設定します。 |
new |
: |
検査済みか否かにかかわらず、すべてのファイルについてウイルスチェックを行います。 |
anything |
: |
検査済みか否かにかかわらず、すべてのファイルについてウイルスチェックを行います。 |
replace |
: |
データベース内の、ウイルス感染ファイルと判明しているファイルを、ダミーファイルと置き換えます。このときは、ウイルスチェックを行いません。 |
control = 負荷制御 |
ウイルスチェックコマンドによるシステムへの負荷(コマンド実行速度)を1〜10の範囲で指定します。
指定値が大きいほどシステムへの負荷(実行速度)も大きくなります。
省略された場合には、コマンドで指定した負荷制御を使用します。
log = ログ出力制御 |
省略した場合には、コマンドで指定したログ出力制御を使用します。
log_file = ログファイル |
ログファイル名を指定します。
省略した場合には、コマンドで指定したログファイルを使用します。
ウイルスチェックの操作パラメータを記述します。
複数のサービスをウイルスチェックの対象とする場合には、以下のようにサービス単位に[operation]セクションを記述します。1つの[operation]セクション内に同じ種類のパラメータを複数記載することはできません。
[operation] ;サービス名1の定義 service=サービス名1 : : ;サービス名2の定義 [operation] service=サービス名2 : : |
service = サービス名 |
ウイルスチェック対象とするサービス名を以下の形式で指定します。
このパラメータは、省略できません。
All |
: |
すべてのサービス |
|
: |
Mailサービス |
Library |
: |
Libraryサービス |
Forum |
: |
Forumサービス |
Calendar |
: |
Calendarサービス |
target = 対象拡張子 |
検査対象にするファイルの拡張子を16文字以下で指定します。複数個の場合は、個数分のtargetパラメータを指定します。
target(対象拡張子)パラメータは、1つの[operation]セクションに16個まで指定できます。
省略した場合には、すべてのファイルを対象とします。
ワイルドカード(*など)は指定できません。
no_target = 非対象拡張子 |
検査対象にしないファイルの拡張子を16文字以下で指定します。複数個の場合は、個数分のno_targetパラメータを指定します。
no_target(非対象拡張子)パラメータは、1つの[operation]セクションに16個まで指定できます。
省略した場合には、すべてのファイルを対象とします。
ワイルドカード(*など)は指定できません。
start_date = 対象範囲の開始日 |
検査対象にする期間の開始日付を指定します。この日付の、start_time以降の各サービスのファイルを検査対象とします。
日付を西暦で、"yyyy-mm-dd"の形式(年月日を" - "ハイフンでつないで記述)で指定します。
省略された場合には、"1970-01-01"を指定したものとします。
ここで指定する日付は、文書の送信/登録日です。
end_date = 対象範囲の終了日 |
検査対象にする期間の終了日付を指定します。この日付の、end_timeまでの各サービスのファイルを検査対象とします。
日付を西暦で、"yyyy-mm-dd"の形式(年月日を" - "ハイフンでつないで記述)で指定します。
省略された場合には、検査実行開始時の日付とします。
ここで指定する日付は、文書の送信/登録日です。
start_time = 対象範囲の開始時刻 |
検査対象にする期間の開始時刻を指定します。start_dateの、この時刻以降の各サービスのファイルを検査対象とします。
時刻を24時間表現で"hh:mm"の形式(時刻を":"コロンでつないで記述)で指定します。
省略された場合には、"00:00"とします。
ここで指定する時刻は、文書の送信/登録時刻です。
end_time = 対象範囲の終了時刻 |
検査対象にする期間の終了時刻を指定します。end_dateの、この時刻までの各サービスのファイルを検査対象とします。
時刻を24時間表現で"hh:mm"の形式(時刻を":"コロンでつないで記述)で指定します。
省略された場合には、検査実行開始時の時刻とします。
ここで指定する時刻は、文書の送信/登録時刻です。
proceeding = 処理制御 |
ウイルスチェックの処理制御について、以下のいずれかを指定します。
省略した場合には、[common]セクションのproceedingパラメータの指定に従います。
continue |
: |
未検査のファイルのみウイルスチェックを行います。検査済み情報、ウイルス感染情報を検査対象のサービスのデータベースに設定します。 |
new |
: |
検査済みか否かにかかわらず、すべてのファイルについてウイルスチェックを行います。 |
anything |
: |
検査済みか否かにかかわらず、すべてのファイルについてウイルスチェックを行います。 |
パラメータ、およびパラメータ値は、大文字・小文字を区別しません。 |
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