TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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16.3.2 アプリ定義体ファイルの作成
アプリ定義体ファイルは、テキストエディタなどを使い、"appldef.ini"というファイル名で、TeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリに作成しておきます。
アプリ定義体ファイルは、1つ以上のアプリ定義体のテキストブロックから構成されます。
◆アプリ定義体の記述形式
1つのアプリ定義体は、[APPLICATION DEFINE]というセクション名で開始され、次のセクション名の前までで構成されます。
アプリ定義体は、以下の2つのパートから構成されます。
- アプリ定義体開始行
アプリ定義体のテキストブロックの開始を意味します。開始行は、"[APPLICATION DEFINE]"です。
- アプリ定義体属性行
アプリ定義体属性行は、アプリ定義体の属性を記述した行です。
アプリ定義体属性行は、"表16.1 アプリ定義体の属性値"に示す定義属性を、1属性1行で指定します。
すべての属性行は、"属性名=値"の形式で記述します。
アプリ定義体属性行には、必須属性行とオプション属性行があります。オプション属性行の省略は可能ですが、必須属性行の指定を行わないとそのアプリ定義体は有効になりません。
アプリ定義体ファイル内の定義情報は、以下の情報から構成されます。
- 定義体管理情報
アプリ定義体の名称、およびサービス種別。
- イベント監視対象( メールボックス)
イベントを監視する対象。イベント監視対象と起動されるユーザアプリケーションは、1対1に対応します。
- フィルタ条件
ユーザアプリケーションの起動条件に関する情報。
- アプリケーション情報
ユーザアプリケーションの種類やプログラム名称など。
- 有効/無効フラグ
アプリ定義体の定義を有効にするか否かの指定。
◆アプリ定義体の記述形式の補足
アプリ定義体の記述形式について、以下に補足します。
- 複数のユーザアプリケーションを連携させる場合には、アプリ定義体を複数記述します。
- アプリ定義体は、コメント行を含むことができます。行をコメントにするには、行頭にセミコロン(;)を付加します。
- 空白行は、無視します。

- アプリ定義体ファイルは、シフトJISコードで記述してください。
- 属性値において、空白やデリミタを含む場合は、シングルクォーテーション(')で囲みます。
- 属性値において、空値はシングルクォーテーション(')を2つ連続して指定します。
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- appldef.iniの作成例
メールの表題の先頭文字列が"営業日報"であり、メールの発信者が、階層化組織"第二営業部""金融統括営業部"に所属しているユーザであれば、Javaアプリケーションeigyou01を起動します。
[APPLICATION DEFINE]
name=appl_eigyou_shuukei
; コメント
;
service_type=mail
mailbox=appluser01
subject=営業日報*
originator=ou=第二営業部,ou=金融統括営業部
appl_type=java
interpret_name=D:\jdk1.1.6\bin\java.exe
program_name=E:\appl\bin\eigyou01
retry=10
delay=3600
exec_dir=E:\appl\kekka
multi=5
; コメント |
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