TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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13.5 IMAP4クライアントからIMAP4サービスを使用する際の留意点
ここでは、IMAP4クライアントからIMAP4サービスを使用する際に留意すべき事柄について説明します。
◆メールの検索について
メールの本文(メッセージや添付ファイル)を対象とした検索を行うことはできません。
◆同時使用について
IMAP4クライアントで接続中に、同じユーザで別のIMAP4クライアントやMailアプリケーションから同時に使用しないでください(同時に使用するとメールフォルダに不整合が発生する場合があります)。
◆TeamWARE Office上のメールフォルダについて
TeamWARE Officeが標準で用意するフォルダには、"受信メール"、"送信メール"、"ごみ箱"があります。IMAP4クライアントには"受信メール"は"INBOX"、"送信メール"は"OUTBOX"、"ごみ箱"は"WasteBox"という名前で通知されます。このため、これらのフォルダに対する操作には以下の制限があります。
- これらのフォルダへのメールの複写(COPYコマンド)はできません。
- これらのフォルダの下にフォルダの作成(CREATEコマンド)はできません。
- これらのフォルダへのメールの格納(APPENDコマンド)はできません。
- これらのフォルダの削除(DELETEコマンド)はできません。
- "OUTBOX"、"WasteBox"の変名(RENAMEコマンド)はできません。
- 新規メールの到着確認は"INBOX"のみ行われます。
IMAP4クライアントやMailアプリケーションで作成したフォルダに対する操作には、以下の制限があります。
- これらのフォルダの削除(DELETEコマンド)は、メールおよびサブフォルダが存在すると行えません。
- フォルダの作成(CREATEコマンド)や変名(RENAMEコマンド)で日本語が指定された場合、IMAP4サービスが認識できない文字は"??"に変換されます。

- Adminアプリケーションにより、サービスパラメータの"送信メールフォルダの名前"および"ごみ箱フォルダの名前"を変更した場合、上記の"OUTBOX"は"送信メールフォルダの名前"、"WasteBox"は"ごみ箱フォルダの名前"で指定した名前になります。
- フォルダ名には、ASCII文字以外に日本語も指定できます。なお、このとき、全角、半角、大文字、小文字はすべて区別されます。ただし、以下の文字は指定できません。
\、 "、 (、 )、 {、 }、 /、 %、 *、 <、 >、空白 |
◆IMAP4クライアントでの設定
IMAP4クライアントの設定では、以下の点に注意する必要があります。
- ユーザ名またはIMAPアカウント
TeamWARE Officeのログイン名を指定します。
- パスワード
TeamWARE Officeのパスワードを指定します。
- IMAP4サーバ名
IMAP4サービスが動作しているコンピュータ名を指定します。サイト内に複数のIMAP4サービスが存在する場合には、Directoryアプリケーションでユーザを作成するときに指定したMailサービスのコンピュータ名を指定します。
- SMTPサーバ名
sendmailが動作しているSMTPサーバのコンピュータ名、またはMIMEゲートウェイが動作しているコンピュータ名を指定します。
- 名前または本名
TeamWARE Officeのユーザ名を指定します。
- 電子メールアドレスまたは返信先アドレス
TeamWARE Officeのインターネットメールアドレスを指定します。
◆メールの削除
IMAP4クライアントから削除したメールは、ごみ箱フォルダに移動されます。ごみ箱フォルダに移動されたメールはすぐに削除されず、削除に少し時間がかかる場合があります。また、IMAP4クライアントのメールが削除されるときには、ごみ箱フォルダに存在していたメールはすべて削除され、ごみ箱は空の状態になります。
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