TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第7章 メッセージルータの管理

7.3 複数サイトでゲートウェイを共有する(デフォルトノード)

複数サイトでX.400ゲートウェイを共有できます。MIMEゲートウェイとFAXゲートウェイは、複数サイトで共有できません。

X.400ゲートウェイは、Windows(R) 2000、Windows Server(R) 2003およびSolarisではご利用できません。また、FAXゲートウェイは、Windows Server(R) 2003およびSolarisではご利用できません。

設定方法については、例を使って説明します。

図7.2のようなサイト構成のとき、OOSAKAサイトのユーザがX.400アドレスあてのメールのやりとりを行際にTOKYOサイトのX.400ゲートウェイを使用できます。この設定を行うためには、OOSAKAサイトのX.400ゲートウェイあてメールのデフォルトノーに、TOKYOサイトのX.400ゲートウェイを指定する必要があります。このときのiniファイルの設定方法を説明します。

デフォルトノードとは、メッセージルータがどのサイトにもルーティングできなかったときに、最終的にルーティングされるサイトのことです。TOKYOサイトとOOSAKAサイトの両方でインターネットメールを使用する場合は、両方のサイトにMIMEゲートウェイをインストールする必要があります。FAXゲートウェイを両方のサイトで使用する場合は、両方のサイトにインストールする必要があります。

[図7.2 サイト構成の例2]

メッセージルータでのサイト間メールを使用する場合、to.iniの[TOSTART]セクションの編集およびtomb.iniの[LINK]セクションの編集とtombxxxx.iniの[NODE]セクションへのパラメータの定義を行う必要があります。これらは初期化時に作成されますが、パラメータはコメントとなっており、定義されていない状態になっています。すべてのファイルをサイトの環境にあわせて編集してください。編集方法については以降の説明を参照してください。


下へ7.3.1 to.iniの設定
下へ7.3.2 メッセージルータの環境設定

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