Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド
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第4章 各アプリケーションのワークユニット運用> 4.1 CORBAワークユニットの運用> 4.1.1 Interstage管理コンソールを使用した運用

4.1.1.2 CORBAアプリケーションの配備

 CORBAワークユニット:配備の画面からアプリケーションの配備が行えます。
 以下の情報を設定して[配備]ボタンをクリックすることで、アプリケーションが配備されアプリケーションをワークユニット上で動作させることができるようになります。

 また、必要に応じて詳細な設定をすることができます。設定内容は、CORBAアプリケーション単位の設定項目と各CORBAアプリケーション内のインタフェース定義の設定項目があります。これらの詳細な設定項目とその内容について以下に説明します。

[CORBAアプリケーション単位の設定項目]

Interstage管理コンソール定義項目名
(ワークユニット定義項目名または、インプリメンテーションリポジトリ登録定義項目名)

必須項目

設定内容

インプリメンテーションリポジトリID
(Impl ID/rep_id(*))

CORBAアプリケーションを特定するインプリメンテーションリポジトリIDを指定します。
1つのワークユニットに、同一のインプリメンテーションリポジトリIDを指定することはできません。

実行プログラムファイル
(Executable File)

アプリケーションおよび出口プログラムのモジュール名を設定します

起動指定

アプリケーションの配備後にワークユニットを起動する場合にチェックします。

ロケール
(locale(*))

アプリケーションのコード系を指定するオブジェクトリファレンスのコード系を指定します。

プロセス多重度
(Concurrency/proc_conc_max(*))

アプリケーションのプロセス多重度を指定します。

処理スレッド数
(thr_conc_init(*)/thr_conc_maximum(*))

プロセスごとのアプリケーションの処理スレッド数を指定します。負荷に応じて自動的に増減するため、初期値と最大値を指定します。

アプリケーション最大処理時間
(Maximum Processing Time)

アプリケーションの最大処理時間の監視値(秒)を設定します。

アプリケーション最大処理時間超過時の制御
(Terminate Process for Time out)

アプリケーションの最大処理時間超過時に、当該アプリケーションが存在するプロセスに対する処理を指定します。

最大キューイングメッセージ数
(Maximum Queuing Message)

キューに滞留できる最大キュー数を設定します。監視キューイングメッセージ数が設定されており、かつ、滞留メッセージ数が、この値を超過するとアラーム通知します。

監視キューイングメッセージ数
(Queuing Message To Notify Alarm)

アラーム通知を行う滞留メッセージ数を設定します。滞留メッセージ数が、この値になるとアラーム通知します。

監視再開キューイングメッセージ数
(Queuing Message To Notify Resumption)

アラーム通知の監視を再開する滞留メッセージ数を設定します。滞留メッセージ数が監視キューイングメッセージ数を超えた後、本設定値と同じになった時に、滞留メッセージ数の監視を再開します。

クラスパス
(CLASSPATH for Application)

CORBAアプリケーション(Java)が動作時に使用するクラスパスを設定します。

環境変数
(Environment Variable)

アプリケーションおよび出口プログラムが動作時に使用する環境変数を設定します。"環境変数=値"の形式で指定します。PATH、LD_LIBRARY_PATHは指定できません。

プロセス回収出口プログラム名
(Exit Program for Process Salvage)

プロセス回収出口プログラムの名前を設定します。ただし、C言語のプログラム名しか指定できません。

出口プログラム実行モジュール名
(Executable File of Exit Program for Salvage)

プロセス回収出口プログラムの実行ファイル名を設定します。

起動パラメタ
(Param for Executable File)

アプリケーションに設定する起動パラメータを指定します。
Java言語のアプリケーションの場合は、javaコマンドに指定するアプリケーションクラス名を設定する必要があります。

要求のディスパッチ方式
(Request Assignment Mode)

クライアントからの要求メッセージを、要求待ちのサーバアプリケーションプロセスに振り分ける方式を指定します。

通信バッファ数
(Buffer Number)

キューのバッファ数を設定します。

通信バッファ長
(Buffer Size)

1要求に対してキュー操作を行う1データ長を設定します。

インスタンス保持機能
(iswitch(*))

アプリケーションがクライアントアプリケーションごとにインスタンスデータを保持するか否かを、指定します。アプリケーションの言語が、C++、Java、OOCOBOLの場合に有効です。

オブジェクトリファレンスへのSSL情報付加
(ssl(*))

サーバアプリケーションのオブジェクトリファレンス作成時、SSL情報付加のルールを指定します。指定可能な値は以下のとおりです。

動作モード
(mode(*))

CORBAアプリケーションの動作モードを指定します。

[◎:必須  ○:省略可 *:インプリメンテーションリポジトリ定義項目]

[インタフェース定義項目]

定義項目名

必須項目

設定内容

インタフェースリポジトリID

オブジェクトのインタフェースリポジトリIDを設定します。

ネーミングサービスへの登録

オブジェクトをネーミングサービスに登録するかを指定します。

ネーミングサービス登録名

ネーミングサービスに登録する場合に、オブジェクトの名前を指定します。

優先度

オブジェクトの優先度を指定します。

ライブラリパス名

ライブラリのパス名を指定します。

COBOLの動的スケルトンインタフェース

オブジェクトのインタフェースリポジトリIDを設定します。

[◎:必須  ○:省略可]


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