Interstage Application Server 移行ガイド
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第4章 Interstage Application Server V6からの移行

4.6 Interstage JMSの移行

 Interstage JMSは、以下の製品で利用可能です。

 ここでは、V6.0のInterstage JMSの移行時の注意事項について説明します。

■マルチサーバ管理機能を使用する場合

 Interstage V7.0以降においてマルチサーバ管理機能を使用する場合、Interstage JMSの構成情報、保存先およびイベントチャネルの操作は、スタンドアロンの操作と異なります。マルチサーバ管理機能を使用する場合の操作方法については、“運用ガイド”の以下を参照してください。

■V7.0以降のアプリケーションとV6.0のアプリケーションを混在して運用する場合

 V7.0以降の送信用アプリケーションからV6.0の受信用アプリケーションに対してメッセージを送信することはできません。本運用を行った場合、V6.0のアプリケーションにおいてエラーメッセージjms2510が出力されて、異常終了してしまいます。
 V7.0以降の送信用アプリケーションからV6.0の受信用アプリケーションに対してメッセージを送信する場合は、V7.0以降のシステムで環境変数JMS_RECEIVER_VERSION_LOWERに“ON”を設定してください。

■Interstage Application Server Standard-J Editionのインストール直後のセットアップ状態について

 Interstage 8.0では、Interstage Application Server Standard-J Editionのインストール直後のセットアップ状態が変更されています。

■EJBのMessage-driven Bean使用時の接続コンシューマ数について

 Interstage V7.0以降では、EJBのMessage-driven Beanを使用している場合、イベントチャネルの接続コンシューマ数に以下の値が加算されます。

■メッセージの出力について

 V7.0以降において、日本語環境でシステムログに出力されるメッセージを日本語から英語に変更しています。
 以前のバージョン・レベルと同様、日本語のメッセージを出力する場合は、以下のJava(TM)VMのシステムプロパティに設定を行ってください。

プロパティ名

プロパティ値

com.fujitsu.interstage.jms.message_format

“V5”を指定します。
V5を指定した場合、日本語のメッセージが出力されます。

 プロパティ値が誤っている場合は、V7.0以降の形式でメッセージが出力されます。


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