Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.16 FSP_INTS-BAS_AP26000番台のメッセージ

3.16.9 FSP_INTS-BAS_AP26008

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 26008: An error occurred in the flow definition DB connection process: Definition file name=s*, database resource name=t*, JDBC error message=u*

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 26008: フロー定義DBへの接続処理で異常が発生しました: 定義ファイル名=s*, データベースリソース名=t* JDBCエラーメッセージ=u*

[可変情報]
s*:定義ファイル名
t*:データベースリソース名
u*:JDBCエラーメッセージ

[意味]
フロー定義DBへの接続処理で異常が発生しました。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
JDBCから返却されたエラーメッセージの内容から原因を取り除いてください。それでも問題が解決されない場合は、以下に示すいずれかの対処を行ってください。その後、再度処理を実行してください。

メッセージに含まれる文字列

対処方法

“SQLSTATE:28000”

以下のいずれかの可能性があります。

  • データベースユーザの認証に失敗しました。フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース (注1)の“利用者識別子”および“パスワード”に誤りがある可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)
  • パスワードが“LOCK”状態です。パスワードの状態の変更方法は、“Interstage Business ApplicationServer トラブルシューティング”の“運用時の異常”の“JYP1011Eにより利用者の認証が失敗する場合”を参照してください。

“ErrorCode:1017”

“ORA-01017”

“JYP1011E”

“SQLSTATE:42000”

以下のいずれかの可能性があります。

  • フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“利用者識別子”にデータベース環境の作成時に指定した“アプリケーション連携実行基盤管理者ユーザ”が指定されていない可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)
  • フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“利用者識別子”に指定したユーザの権限が不足している可能性があります。“apfwcrtdbenvコマンド”または“apfwcrtapenvコマンド”を利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップコマンド実行時の異常”または“アプリケーションサーバ環境セットアップコマンド実行時の異常”を参照し、異常原因を特定してください。カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップ”を参照して、データベースユーザの付与権限を確認してください。
  • 接続先のデータベースがフロー定義DBではない、またはデータベースにテーブルが存在しない可能性があります。“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベースサーバの環境設計”を参照して、データベースが正しく作成されていることを確認してください。

“JYP2263E”

“ORA-00942”

“JYP7201E”

以下のいずれかの可能性があります。

  • 環境変数の設定に誤りがある可能性があります。環境変数の設定を見直してください(注5)
  • フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“データソース名”に、フロー定義DB以外のデータソースが指定されている可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)

“Look up 〜 not found”

フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“データソース名”で指定したデータソースが、Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されていません。

“Unknown host name”

フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“接続ホスト名”に指定したホストが見つかりません。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)

“SYMNameServer isn't being started. HostName”

以下のいずれかの可能性があります。

  • Symfowareのネーミングサービス(注3)が起動していない可能性があります。Symfowareのネーミングサービス起動状態やネットワーク環境を見直してください。
  • 定義ファイルで指定した“データベースリソース名”が登録されていない可能性があります。フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)が正しく登録されているかを見直してください(注4)
  • フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“接続ホスト名”および“ポート番号”が誤っている可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)

“〜 is not found”

“JYP1007U”

Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されている“ホスト名”に指定したホストが見つかりません。Symfowareのネーミングサービスの登録情報を見直してください。

“JYP1008U”

“JYP1010E”

フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。
また、Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されている“ホスト名”および“ポート番号”を見直してください。

“SQLSTATE:08004”

“JYP5031E”

以下のいずれかの可能性があります。

  • フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態を見直してください。
  • 環境変数の設定に誤りがある可能性があります。環境変数の設定を見直してください(注5)

“JYP7210E”

Symfowareのネーミングサービス(注3)に登録されている“データ資源名”に指定されたデータベースが見つかりません。Symfowareのネーミングサービスの登録情報を見直してください。

“JYP1006E”

フロー定義DBに使用するDBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。再起動されている場合には、再度処理を実行してください。そうでない場合は、フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

“lookup failed”

Symfowareの場合
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース (注1)の“データソース名”、“接続ホスト名”、“接続ポート番号”に誤りがあります。

Oracleの場合
.bindingsファイルが作成されていないか、.bindingsファイルの作成に必要な環境設定に誤りがある可能性があります。
フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容を見直してください(注4)
または、環境変数の設定を見直してください(注5)

“The Network Adapter could not establish the connection”

以下のいずれかの可能性があります。

  • フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。
  • フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“接続ホスト名”および“接続ポート番号”に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。

“ORA-12514”

“ORA-12505”

以下のいずれかの可能性があります。

  • フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。
  • フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“SID名”に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。

“Connection refused”

フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“SID名”に誤りがあります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベースリソースの定義内容が正しいことを確認してください。

“ORA-12154”

“ORA-12541”

フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“ドライバタイプ”に「oci」を指定した場合、フロー定義DBに使用するDBMSが起動していない可能性があります。フロー定義DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境、およびOracleの環境を見直してください。

エラー情報にデータソース名が表示される場合

以下のいずれかの可能性があります。

  • フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“データソース名”に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベースリソースの定義内容が正しいことを確認してください。
  • Oracleの場合、.bindingsファイルが作成されていないか、.bindingsファイルの作成に必要な環境設定に誤りがある可能性があります。フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。また、環境変数の設定を見直してください(注5)

“javax.naming.NameNotFoundException”

フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソース(注1)の“PROVIDER_URL”に指定したフォルダが存在しません。指定したフォルダが存在するか確認してください。

“java.lang.UnsatisfiedLinkError”

フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の“ドライバタイプ”に「oci」を指定した場合、環境に誤りがあります。OracleのOCIはネイティブライブラリを使用しているため、Oracleクライアントパッケージがインストールされていることを確認してください。
また、環境変数の設定を見直してください(注5)

“no ocijdbc9 in java.library.path”

“no ocijdbc10 in java.library.path”

“ELFCLASS64”

“ErrorCode:17037”

“ErrorCode:17008”

“com.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory”

環境変数の設定に誤りがあります。環境変数の設定を見直してください(注5)

“LDWrapperクラスがローカルデータベースアクセスをロードしていません”

“com/sun/jndi/toolkit/chars/CharacterDecoder”

“com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory”

“java.lang.ExceptionInInitializerError”

“ClassNotFoundException”

“An error is in the specified data source name”

“指定されたデータソース名に誤りがあります”

“ClassCastException”

“NoInitialContextException”

定義ファイルで指定した“データベースリソース名”が登録されていない可能性があります。フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースが正しく登録されているかを見直してください(注4)

“An error is in the specified data source definition name”

フロー定義DBへの接続に失敗しました。以下のいずれかの可能性があります。

  • orb.propertiesファイルが存在しないなどの理由により、J2EEの環境が正しく設定されていない可能性があります。
    “Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の表中の異常発生箇所“アプリケーション”の現象“業務処理開始アプリケーションを実行した時、以下の処理に失敗する。”を参照して、環境を見直してください。
  • フロー定義DBへの接続に使用する データベースリソース(注1)の定義内容に誤りがある可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注4)。
  • フロー定義DBに使用するDBMSの状態やネットワーク環境を見直してください。

上記以外の場合

以下を確認してください。

  • フロー定義DBに使用するDBMSのマニュアルを参照して、“SQLSTATE”および“ErrorCode”の値から原因を取り除いてください。
  • フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。

問題が解決しない場合は、“技術員連絡の前に”を参照して対処してください。

注1) フロー定義DBへの接続に使用するデータベースリソースは、定義ファイルで指定したデータベースリソースです。

注2) データベースリソースの定義内容で、DB接続テストを実施する場合は、Interstage管理コンソール > [Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]で、[DB接続テスト]ボタンを押下してください。異常が発生した場合は、apfwmkrscコマンドを使用して、見直したデータベースリソースを登録してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

注3) Symfowareのネーミングサービスに登録されている情報を確認・変更するには“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“JDBCデータソース登録ツールを使用したデータソースの登録”または“symjdコマンドによるJDBCデータソースの登録”を参照してください。

注4) データベースリソースの定義内容を見直すには、apfwinforscコマンドのパラメタにデータベースリソース名を指定します。見直しの結果、データベースリソースの定義内容を変更する場合は、apfwmkrscコマンドを実行してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。

注5) 環境変数の設定を見直すには、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の“環境変数の設定”、および“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”の“実行環境の構築”の“業務処理開始アプリケーションの環境作成(Java)”を参照してください。JDBCの環境設定を変更した場合、Interstage JMXサービスを再起動してください。


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