Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.15 FSP_INTS-BAS_AP25000番台のメッセージ

3.15.105 FSP_INTS-BAS_AP25301

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 25301: The error occurred by the database system: work unit=s*, destination=t*, pid=d*, flow definition name=u*, Correlation ID=v*, rsc=w*, sqlstate=x*, code=e*, message=y*

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 25301:データベースシステムから異常が通知されました: work unit=s*, destination=t*, pid=d*, flow definition name=u*, Correlation ID=v*, rsc=w*, sqlstate=x*, code=e*, message=y*

[可変情報]
s*:ワークユニット名
t*:宛先名(アプリケーション名)
d*:プロセスID
u*:フロー定義名
v*:コリレーションID
w*:データベースリソース名
x*:SQLステータス
e*:SQLエラーコード
y*:SQLエラーメッセージ

[意味]
メッセージトラッキングDBへのアクセスでデータベースシステムから異常が通知されました。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
以下に示す対処を行ってください。

メッセージに含まれる文字列

対処方法

ORA-00942

以下を確認してください。

  • メッセージトラッキングDBのデータベースリソース定義に指定しているユーザの権限が不足している可能性があります。“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップ”を参照して、データベースユーザの権限を確認してください。データベース環境の作成時に使用した環境定義ファイル内の“apfw_mgridタグ”で指定した“アプリケーション連携実行基盤管理者ユーザ”を指定して、データベースリソースを再定義する必要があります。
  • フロー定義に登録してあるトラッキングDBのデータベースリソース名がメッセージトラッキングDBではない可能性があります。
  • リモート接続の場合は、クライアント用の動作環境ファイルに指定した接続情報(SERVER_SPECパラメタに指定した値)に誤りがある可能性があります。データベースリソースの参照コマンド(apfwinforscコマンド)によりSQLサーバ名を確認し、クライアント用の動作環境ファイルに正しくトラッキングDBへの接続情報が設定されているか確認してください。なお、クライアント用の動作環境ファイルは、環境変数SQLRTENVに指定されています。ワークユニット定義の参照コマンド(isinfwudefコマンド)により確認することができます。
  • ローカル接続の場合は、環境変数RDBNAMEの設定値を確認します。RDBシステム名をつけて運用している場合には、環境変数RDBNAMEに接続先のRDBシステム名が指定されていることを確認してください。RDBシステム名をつけずに運用している場合には、環境変数RDBNAMEが設定されていないことを確認してください。ワークユニット定義の参照コマンド(isinfwudefコマンド)により確認することができます。
  • データベースにOracleを利用している場合には、データベースが制限モードで起動されている可能性があります。制限モードで起動されている場合には、制限モードをつけずにOracleを起動してください。
  • データベース環境セットアップコマンド(apfwcrtdbenvコマンド、またはapfwsetupdbコマンド)の強制終了などにより、データベース環境が正しく作成されていない可能性がります。“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップ強制終了時の復旧方法”を参照し、データベース環境を削除してから、データベース環境を再作成してください。

ORA-01031

ORA-01035

ORA-01045

ORA-02289

JYP2263E

JYP2526E

JYP7201E

JYP1004E

以下を確認してください。

  • 利用者制御機能における実行資源の制限を超えている可能性があります。セキュリティパラメタ(注)の値を確認してください。また、シスログにDBMSから“JYP2608E”メッセージが出力されている可能性がありますのでシスログを確認してください。出力されている場合は、Symfowareのマニュアルを参照して対処してください。
  • メッセージトラッキングDBに使用するDBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。再起動されている場合には、再度処理を実行してください。そうでない場合は、メッセージトラッキングDBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

JYP1006E

JYP7210E

以下を確認してください。

  • クライアント用の動作環境ファイルに指定した接続情報(SERVER_SPECパラメタに指定した値)に誤りがある可能性があります。データベースリソースの参照コマンド(apfwinforscコマンド)によりSQLサーバ名を確認し、クライアント用の動作環境ファイルに正しくトラッキングDBへの接続情報が設定されているか確認してください。なお、クライアント用の動作環境ファイルは、環境変数SQLRTENVに指定されています。ワークユニット定義の参照コマンド(isinfwudefコマンド)により確認することができます。

ORA-01034

Oracleが起動されていない可能性があります。Oracleが起動しているかどうかを確認してください。
起動していない場合は、Oracleを起動してください。

ORA-01012

データベースのコネクションが以下の原因で切断されています。

  • Oracleが停止しているか、再起動されています。
  • ALTER SYSTEM KILL SESSIONにより、コネクションが切断された可能性があります。

ORA-03113

JYP1010E

Symfowareが起動されていない可能性があります。Symfowareが起動しているか確認してください。
起動していない場合は、Symfowareを起動してください。

JYP5001E

受信したメッセージの長さが見積もり値よりも大きいため、データベースの領域が不足した可能性があります。データベースの領域のサイズを見直し、データベース環境を再作成してください。データベースの領域の見積もり方法については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“データベーススペース(メッセージトラッキングDB)の見積り式”を参照してください。データベース環境の再作成については、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベース環境の削除”および“データベース環境の作成”を参照してください。

ORA-01536

ORA-01562

ORA-01630

ORA-01631

ORA-01632

ORA-01653

ORA-01654

JYP5004E

テンポラリログ領域が不足しています。テンポラリログ領域の見積もり方法については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“テンポラリログファイルの見積り式”を参照してください。テンポラリログ領域を増やすには、rdblogコマンドを利用します。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。

JYP5071E

以下を確認してください。

  • アーカイブログ領域の見積もりに誤りがある可能性があります。アーカイブログ領域の見積もり方法については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“アーカイブログファイルの見積り式”を参照してください。アーカイブログ域の領域を増やすにはrdblogコマンドを利用します。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。
  • アーカイブログが満杯の可能性があります。rdblogコマンドによりアーカイブログ情報を表示し、バックアップ可能なアーカイブログをrdblogコマンドによりバックアップしてください。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。

JYP2099E

以下を確認してください。

  • トランザクション分離レベルに“Transaction-read-committed”を指定する必要があります。“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤用のワークユニットの設定”に記載している“アプリケーション連携実行基盤定義ファイルの作成”を参照し、トランザクション分離レベルの設定を確認してください。
  • データベースにSymfowareを利用している場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“クライアント用の動作環境ファイルの作成(Symfowareの場合)”を参照して、クライアント用の動作環境ファイルの定義内容を見直してください。

ORA-08177

上記以外の場合

以下を確認してください。

  • “Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤用のワークユニットの設定”に記載している“ワークユニット定義ファイルの作成”を参照して、ワークユニット定義に指定している環境変数の設定を見直してください。
  • Symfowareを利用している場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“クライアント用の動作環境ファイルの作成(Symfowareの場合)”を参照して、クライアント用の動作環境ファイルの定義内容を見直してください。また、Symfowareが起動されていることを確認してください。
  • Oracleを利用している場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“リスナーの設定とネットサービス名の登録(Oracleの場合)”を参照して、リスナーの設定とネットサービス名の登録が正しく行われていることを確認してください。また、Oracleが起動されていることを確認してください。
  • メッセージトラッキングDBに使用するDBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。なお、データベースの領域不足が原因の場合は、“JYP5001E”に記載している対処方法を参照して対処してください。

問題が解決しない場合は、“技術員連絡の前に”を参照して対処してください。

注) セキュリティパラメタの詳細はSymfoware Serverマニュアルを参照ください。


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