Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
目次 前ページ次ページ

第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.13 FSP_INTS-BAS_AP24000番台のメッセージ

3.13.42 FSP_INTS-BAS_AP24061

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 24061: The error occurred by the connection to the message storage DB: flow definition name=s*, Correlation ID=t*, database resource name=u*, error=v*

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 24061: メッセージ格納DBへの接続でエラーが発生しました: フロー定義名=s*, コリレーションID=t*, データベースリソース名=u*, エラー情報=v*

[可変情報]
s*:フロー定義名
t*:コリレーションID
u*:データベースリソース名
v*:エラー情報

[意味]
データベースへの接続でエラーが発生しました。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
メッセージに表示されているデータベースリソース名のデータベースに関して、以下の対処を実施してください。

メッセージに含まれる文字列

対処方法

ORA-01017

以下を確認してください。

  • データベースユーザの認証に失敗しました。データベースリソースの参照コマンド(apfwinforscコマンド)により、ユーザ名が正しく設定されているか確認してください。ユーザ名が正しい場合は、パスワードに誤りがある可能性がありますので、データベースリソースの定義コマンド(apfwmkrscコマンド)により、パスワードを再度設定してください。
  • パスワードが“LOCK”状態です。パスワードの状態の変更方法は、“Interstage Business ApplicationServer トラブルシューティング”の“運用時の異常”の“JYP1011Eにより利用者の認証が失敗する場合”を参照してください。
  • 接続先のデータベースに誤りがある可能性があります。データベースリソースの参照コマンド(apfwinforscコマンド)により、接続先のデータベース情報に正しい値が格納されていることを確認してください。

JYP1011E

ORA-00942

以下を確認してください。

  • メッセージ格納DBのデータソース定義に指定してある、ユーザの権限が不足している可能性があります。“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップ”を参照して、データベースユーザの権限を確認してください。データベース環境の作成時に使用した環境定義ファイル内の“apfw_mgridタグ”で指定した“業務データベースシステム(業務データベース)のユーザ名”を、データベースリソース定義のユーザ名に指定してください。
  • フロー定義をフロー定義DBに登録する際に指定したメッセージ格納DBのデータベースリソースが、メッセージ格納DBのデータベースリソースではない可能性があります。
  • メッセージ格納DBのデータベースにメッセージを格納するテーブルが存在しない可能性があります。テーブルが作成されていない場合、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベースサーバの環境設定”を参照してメッセージ格納DBを作成してください。
  • データベースにOracleを利用している場合には、データベースが制限モードで起動されている可能性があります。制限モードで起動している場合には、制限モードをつけずにOracleを起動してください。
  • データベース環境セットアップコマンド(apfwcrtdbenvコマンド、またはapfwsetupdbコマンド)の強制終了などにより、データベース環境が正しく作成されていない可能性があります。“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップ強制終了時の復旧方法”を参照し、データベース環境を削除してから、データベース環境を再作成してください。

ORA-01031

ORA-01035

ORA-01045

ORA-02289

JYP2263E

JYP2526E

JYP7201E

ORA-12505

listener.oraファイル(注1)のSID_LISTパラメタに、接続先データベースのSIDが設定されていることを確認してください。定義されていない場合は、Oracleのマニュアルを参照して定義してください。

ORA-12154

以下を確認してください。

  • tnsnames.ora(注2)ファイル内にネットサービス名が定義されているか確認してください。また、接続先のホスト名とポート番号が正しく設定されているか確認してください。正しく定義されている場合は、CONNECT_DATAパラメタ内のSIDまたはSERVICE_NAMEに接続先データベースのSIDが設定されていることを確認してください。接続に利用するネットサービス名は、データベースリソースの参照コマンド(apfwinforscコマンド)により確認することができます。
  • listener.oraファイル(注1)のSID_LISTパラメタに、接続先データベースのSIDが定義されていることを確認してください。なお、GLOBAL_DBNAMEパラメタを指定している場合は、GLOBAL_DBNAMEパラメタに指定している値と、tnsnames.ora(注2)ファイル内に指定しているSERVICE_NAMEが一致していることを確認してください。
  • “Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“業務処理開始アプリケーションの環境作成(C言語)”を参照して、環境変数の設定を見直してください。

ORA-12514

JYP1004E

以下を確認してください。

  • 利用者制御機能における実行資源の制限を超えている可能性があります。セキュリティパラメタ(注3)の値を確認してください。また、シスログにDBMSから“JYP2608E”メッセージが出力されている可能性がありますのでシスログを確認してください。出力されている場合は、Symfowareのマニュアルを参照して対処してください。
  • メッセージ格納DBに使用するDBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。再起動されている場合には、再度処理を実行してください。そうでない場合は、メッセージ格納DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

JYP1006E

JYP2023E

DBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。再起動されている場合には、再度処理を実行してください。そうでない場合は、DBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

ORA-01034

Oracleが起動されていない可能性があります。Oracleが起動しているかどうかを確認してください。
起動していない場合は、Oracleを起動してください。

JYP1010E

以下を確認してください。

  • Symfowareが起動されていない可能性があります。Symfowareが起動しているか確認してください。起動していない場合は、Symfowareを起動してください。
  • リモート接続の場合は、データベースリソースの参照コマンド(apfwinforscコマンド)により接続に利用するSQLサーバ名を確認し、クライアント用の動作環境ファイルのSERVER_SPECパラメタにSQLサーバ名が記載されていることを確認してください。また、接続先のホスト名、およびポート番号が正しく指定されていることを確認してください。
    なお、クライアント用の動作環境ファイルは、環境変数SQLRTENVに指定されています。
  • ローカル接続の場合は、環境変数RDBNAMEの設定値を確認します。RDBシステム名をつけて運用している場合には、環境変数RDBNAMEに接続先のRDBシステム名が指定されていることを確認してください。RDBシステム名をつけずに運用している場合には、環境変数RDBNAMEが設定されていないことを確認してください。
  • “Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“業務処理開始アプリケーションの環境作成(C言語)”を参照して、環境変数の設定を見直してください。

上記で解決できない場合は、DBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。

JYP1084E

JYP5031E

JYP2608E

利用者制御機能における実行資源の制限を超えています。Codeの値を確認して、該当するセキュリティパラメタ(注2)の値を増やしてください。

JYP1052E

Symfowareの最大接続数を超えて、接続を行いました。

JYP1052Eメッセージに出力されている内容に従い、システム用の動作環境ファイルに記載する以下のいずれかのパラメタについて見直してください。詳細はSymfowareのマニュアルを参照してください。

  • MAX_CONNECT_SYS
  • MAX_CONNECT_TCP

ORA-12500

最大プロセス数を超えて接続を行った可能性があります。Oracleのマニュアルを参照し、初期化パラメタの“processes”に指定する値を見直してください。

JYP7210E

以下を確認してください。

  • クライアント用の動作環境ファイルに指定した接続情報(SQLサーバ名に指定したパラメタ)に誤りがある可能性があります。クライアント用の動作環境ファイルを見直してください。

JYP5001E

送信したメッセージの長さが見積もり値よりも大きいため、データベースの領域が不足した可能性があります。データベースの領域のサイズを見直し、データベース環境を再作成してください。データベースの領域の見積もり方法については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“データベーススペース(メッセージ格納DBのシステム固有部)の見積り式”および“データベーススペース(メッセージ格納DBのユーザ指定部)の見積り式”を参照してください。データベース環境の再作成については、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベース環境の削除”および“データベース環境の作成”を参照してください。

ORA-01536

ORA-01562

ORA-01630

ORA-01631

ORA-01632

ORA-01653

ORA-01654

JYP5004E

テンポラリログ領域が不足しています。テンポラリログ領域の見積もり方法については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“テンポラリログファイルの見積り式”を参照してください。テンポラリログ領域を増やすには、rdblogコマンドを利用します。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。

JYP5071E

以下を確認してください。

  • アーカイブログ領域の見積もりに誤りがある可能性があります。アーカイブログ領域の見積もり方法については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“アーカイブログファイルの見積り式”を参照してください。アーカイブログ域の領域を増やすにはrdblogコマンドを利用します。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。
  • アーカイブログが満杯の可能性があります。rdblogコマンドによりアーカイブログ情報を表示し、バックアップ可能なアーカイブログをrdblogコマンドによりバックアップしてください。詳細については、Symfowareのマニュアルを参照してください。

JYP2099E

以下を確認してください。

  • データベースにSymfowareを利用している場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”の“業務処理開始アプリケーションの環境作成(C言語)”に記載している“クライアント用の動作環境ファイルの作成(Symfowareの場合)”を参照して、クライアント用の動作環境ファイルの定義内容を見直してください。

ORA-08177

上記以外の場合

以下を確認してください。

  • “Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“業務処理開始アプリケーションの環境作成(C言語)”を参照して、環境変数の設定を見直してください。
  • Symfowareを利用している場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“クライアント用の動作環境ファイルの作成(Symfowareの場合)”を参照して、クライアント用の動作環境ファイルの定義内容を見直してください。また、Symfowareが起動されていることを確認してください。
  • Oracleを利用している場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”に記載している“リスナーの設定とネットサービス名の登録(Oracleの場合)”を参照して、リスナーの設定とネットサービス名の登録が正しく行われていることを確認してください。また、Oracleが起動されていることを確認してください。
  • ネットワークケーブルに物理的問題がないか確認してください。
  • ネットワークの接続が正常であるか確認してください。
  • DBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。なお、データベースの領域不足が原因の場合は、“JYP5001E”に記載している対処方法を参照してください。

問題が解決しない場合は、“技術員連絡の前に”を参照して対処してください。

注1)listener.oraファイルはデータベースサーバの$ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリ配下にあります。
注2)tnsnames.oraファイルはアプリケーションサーバの$ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリ配下にあります。
注3)セキュリティパラメタの詳細はSymfoware Serverマニュアルを参照ください。
注4)JYP2608Eの詳細はSymfoware Serverマニュアルを参照ください。


目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006-2007