Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.3 FSP_INTS-BAS_AP2000番台のメッセージ

3.3.129 FSP_INTS-BAS_AP2170

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 2170: There is an error in the user ID or password specified to create a database.

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 2170: データベース作成権限者のユーザIDまたはパスワードに誤りがあります。

[意味]
指定されたデータベース作成権限者のユーザIDと、入力されたパスワードで、データベースに接続できませんでした。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
Oracle利用時の固有メッセージです。

コマンドの「-u」オプションで指定したデータベース作成権限者のユーザID、または入力したパスワードを確認し、再度コマンドを実行してください。
なお、コマンドの「-u」オプションを省略した場合には、sysユーザが使用されます。
パスワードの入力に誤りがない場合は、以下について確認してください。
なお、認証方式については、初期化パラメタファイルの項目“REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE”の設定値を参照してください。“REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE”にEXCLUSIVEまたはSHAREDが設定されている場合は、パスワードファイル認証となります。

認証方式

対処方法

OS認証

OSログインユーザが、Oracleソフトウェア所有者であることを確認してください。

パスワードファイル認証

データベース作成権限者が、Oracleパスワードファイルに登録されていることを確認してください。

Oracleパスワードファイルにデータベース作成権限者が登録されている場合は、環境作成対象のインスタンス上に作成されたデータベースにデータベース作成権限者が登録され、DBA権限を所有していることを確認してください。

環境作成対象となるデータベースの初期化パラメタファイルが格納されているディレクトリ(通常、$ORACLE_HOME/dbsディレクトリです)にorapw{SID}名のパスワードファイルが存在することを確認してください。
ファイルが存在しない場合は以下の手順でパスワードファイルを作成してください。

  1. OSユーザとしてOracleユーザ(Oracleソフトウェア所有ユーザ)でログインしてください。
  2. 対象となるデータベースのインスタンスの停止を行ってください。
  3. Oracleが提供するorapwdコマンドを利用しパスワードファイルを作成してください。
  4. インスタンスの起動を行ってください。
  • JDBCドライバが正しく設定されていない可能性があります。下記の表を参照し、正しいJDBCドライバのパスを環境変数設定ファイルのCLASSPATH、または、ユーザ環境変数のCLASSPATHに設定してください。
  • 環境変数設定ファイルのCLASSPATHおよびユーザ環境変数のCLASSPATHの両方が設定されている場合には、環境変数設定ファイルのCLASSPATHが優先されます。環境変数設定ファイルのCLASSPATHに正しいバージョンのJDBCドライバが設定されていることを確認してください。


JDBCドライババージョン

JDKのバージョン

JDBCドライバ

グローバリゼーションクラスファイル

10

1.4系

ojdbc14.jar

orai18n.jar

“apfwcrtdbenvコマンド”または“apfwcrtapenvコマンド”を使用して環境を作成したあとで、本エラーメッセージが出力された場合、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップコマンド実行時の異常”または“アプリケーションサーバ環境セットアップコマンド実行時の異常”を参照して、異常原因を特定してください。


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