Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.3 FSP_INTS-BAS_AP2000番台のメッセージ

3.3.21 FSP_INTS-BAS_AP2030

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 2030: The user authentication mode is not the DB user authentication mode.

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 2030: 利用者登録の使用宣言が行われていません。

[意味]
利用者登録の使用宣言が行われていないため、コマンドの実行に失敗しました。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
Symfoware利用時の固有メッセージです。コマンド実行前の事前準備として、利用者登録の使用宣言が必要です。利用者登録の使用宣言を行ったうえで、再度コマンドを実行してください。

利用者登録の使用宣言とは、RDBシステム単位に利用者を制限するかどうかを決定することです。登録された利用者だけにデータベースへのアクセスを許可するシステムとする場合は、利用者登録の使用宣言に「YES」を設定してください。システム単位に利用者を制限せずにOSのユーザでデータベースへのアクセスを許可するシステムとする場合は、利用者登録の使用宣言に「NO」を設定してください。

利用者登録の使用宣言は、rdbddlexコマンドのSET SYSTEM PARAMETER文で行います。利用者登録の使用宣言の詳細については“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
利用者登録の使用宣言例(使用宣言に「YES」を設定する場合)viなどのエディタを利用し、以下の内容を記載した任意のファイルを作成します。

SET SYSTEM PARAMETER USER_CONTROL=YES;

上記内容のファイルを作成したのち、rdbddlexコマンドで作成したファイルを実行します。
以下は、ファイル名が、“/home/rdb1/syspara1.dat”の場合の実行例です。
$ rdbddlex /home/rdb1/syspara1.dat

マルチRDB運用の場合は、環境変数RDBNAMEにRDBシステム名を設定して、上記コマンドを実行してください。

“apfwcrtdbenvコマンド”または“apfwcrtapenvコマンド”を使用して環境を作成したあとで、本エラーメッセージが出力された場合、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップコマンド実行時の異常”または“アプリケーションサーバ環境セットアップコマンド実行時の異常”を参照して、異常原因を特定してください。


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