Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.2 FSP_INTS-BAS_AP1000番台のメッセージ

3.2.96 FSP_INTS-BAS_AP1605

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 1605: The message transmission failed to register the message in the database: Destination name=s*, Error information=t*, Flow definition name=u*, Correlation ID=v*

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 1605: メッセージ送信において、データベースへのメッセージ登録に失敗しました: Destination名=s*, エラー情報=t*, フロー定義名=u*, コリレーションID=v*

[可変情報]
s*:Destination名
t*:エラー情報(注)
u*:フロー定義名 (注)
v*:コリレーションID (注)
注) 出力されない場合があります。

[意味]
エラー情報に示すエラーが発生したため、データベースへメッセージを登録できませんでした。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
エラー情報を確認して原因を取り除いてください。問題が解決しない場合は、以下に示す対処を行ってください。その後、再度処理を実行してください。

メッセージに含まれる文字列

対処方法

“ORA-01031”

以下を確認してください。

  • フロー定義に登録してあるメッセージ格納DBのデータベースリソース名に誤りがある可能性があります。Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [サービス] > [アプリケーション連携実行基盤] > [フロー定義]からメッセージ格納DBのデータベースリソース名に誤りがないか確認してください。
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“利用者識別子”にデータベース環境の作成時に指定した“メッセージ格納DBユーザID”が指定されていない可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注3)
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“利用者識別子”で指定したユーザの権限が不足している可能性があります。“apfwcrtdbenvコマンド”または“apfwcrtapenvコマンド”を利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップコマンド実行時の異常”または“アプリケーションサーバ環境セットアップコマンド実行時の異常”を参照し、異常原因を特定してください。カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップ”を参照して、データベースユーザの付与権限を確認してください。
  • データベースにテーブルが存在しない可能性があります。テーブルが作成されていない場合、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベースサーバの環境設定”を参照してメッセージ格納DBを作成してください。

“ORA-00942”

“JYP2263E”

“JYP1006E”

メッセージ格納DBに使用するDBMSが起動していないか、再起動された可能性があります。
再起動されている場合には、再度処理を実行してください。
そうでない場合は、メッセージ格納DBに使用するDBMSの起動状態やネットワーク環境を見直してください。

“JYP7210E”

Symfowareのネーミングサービス(注1)に登録されている接続情報に誤りがある可能性があります。Symfowareのネーミングサービスの登録情報を見直してください。

“JYP7201E”

以下を確認してください。

  • 環境変数の設定に誤りがある可能性があります。環境変数の設定を見直してください(注4)
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“利用者識別子”に、データベース環境の作成時に指定した“メッセージ格納DBユーザID”が設定されているかを見直してください(注3)
  • フロー定義に登録してあるメッセージ格納DBのデータベースリソース名に誤りがある可能性があります。Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [サービス] > [アプリケーション連携実行基盤] > [フロー定義]からメッセージ格納DBのデータベースリソース名に誤りがないか確認してください。

“ORA-00942”

上記以外の場合

以下を確認してください。

  • 環境変数の設定を見直してください(注4)
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注2)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。
  • エラー情報をもとに、メッセージ格納DBに使用するDBMSのマニュアルを参照して、原因を取り除いてください。
  • メッセージ格納DBに使用するDBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。
  • メッセージ長の最大値を超えている可能性があります。送信対象のメッセージを見直して、再度処理を実行してください。メッセージ長の見積り方法については、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“メッセージ長の見積り式”を参照してください。メッセージ長の最大値については“Interstage Business Application Server リファレンス”の“apfwsetupdb”を参照してください。

問題が解決しない場合は、“技術員連絡の前に”を参照して対処してください。

注1) Symfowareのネーミングサービスに登録されている情報を確認・変更するには“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“JDBCデータソース登録ツールを使用したデータソースの登録”または“symjdコマンドによるJDBCデータソースの登録”を参照してください。
注2)
データベースリソースの定義内容で、DB接続テストを実施する場合は、Interstage管理コンソール > [Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]で、[DB接続テスト]ボタンを押下してください。異常が発生した場合は、apfwmkrscコマンドを使用して、見直したデータベースリソースを登録してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
注3) データベースリソースの定義内容を見直すには、apfwinforscコマンドのパラメタにデータベースリソース名を指定します。見直しの結果、データベースリソースの定義内容を変更する場合は、apfwmkrscコマンドを実行してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
注4) 環境変数の設定を見直すには、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の“環境変数の設定”、および“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”の“実行環境の構築”の“業務処理開始アプリケーションの環境作成(Java)”を参照してください。JDBCの環境設定を変更した場合、Interstage JMXサービスを再起動してください。


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