Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
目次 前ページ次ページ

第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.2 FSP_INTS-BAS_AP1000番台のメッセージ

3.2.93 FSP_INTS-BAS_AP1602

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 1602: The connection to the database failed: Error information=s*, Flow definition name=t*, Correlation ID=u*

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 1602: データベースとの接続に失敗しました: エラー情報=s*, フロー定義名=t*, コリレーションID=u*

[可変情報]
s*:エラー情報(注)
t*:フロー定義名 (注)
u*:コリレーションID (注)
注) 出力されない場合があります。

[意味]
エラー情報に示すエラーが発生したため、データベースに接続できませんでした。

[システムの処理]
処理を中止します。

[ユーザの対処]
エラー情報を確認して原因を取り除いてください。問題が解決しない場合は、以下に示す対処を行ってください。その後、再度処理を実行してください。

メッセージに含まれる文字列

対処方法

“ORA-01017”

データベースユーザの認証に失敗しました。
メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“利用者識別子”、“パスワード”に誤りがある可能性があります。 データベースリソースの定義内容を見直してください(注5)

“ORA-01034”

Oracleが起動されていない可能性があります。Oracleが起動状態を確認してください。
起動していない場合は、Oracleを起動してください。

“ORA-01045”

以下を確認してください。

  • フロー定義に登録してあるメッセージ格納DBのデータベースリソース名に誤りがある可能性があります。Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [サービス] > [アプリケーション連携実行基盤] > [フロー定義]からメッセージ格納DBのデータベースリソース名に誤りがないか確認してください。
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“利用者識別子”にデータベース環境の作成時に指定した“メッセージ格納DBユーザID”が指定されていない可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注5)
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“利用者識別子”で指定したユーザの権限が不足している可能性があります。“apfwcrtdbenvコマンド”または“apfwcrtapenvコマンド”を利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“データベース環境セットアップコマンド実行時の異常”または“アプリケーションサーバ環境セットアップコマンド実行時の異常”を参照し、異常原因を特定してください。カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップを行った場合は、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“カスタムセットアップを利用したデータベース環境のセットアップ”を参照して、データベースユーザの付与権限を確認してください。
  • データベースにテーブルが存在しない可能性があります。テーブルが作成されていない場合、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“データベースサーバの環境設定”を参照してメッセージ格納DBを作成してください。

“ORA-12505”

メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“SID名”に誤りがある可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注5)

“ORA-12514”

tnsnames.ora(注1)ファイル内にある、CONNECT_DATAのSERVICE_NAMEが見つかりませんでした。指定されたSERVICE_NAME が正しいかどうかを確認してください。

“JYP1010E”

以下を確認してください。

  • Symfowareが起動されていない可能性があります。Symfowareの起動状態を確認してください。
    起動していない場合は、Symfowareを起動してください。
  • Symfowareのネーミングサービス(注2)に登録されている接続情報に誤りがある可能性があります。Symfowareのネーミングサービスの登録情報を見直してください。

“JYP1011E”

以下を確認してください。

  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“利用者識別子”、“パスワード”に誤りがある可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注5)
  • パスワードが“LOCK”状態の可能性があります。パスワードの状態の変更方法は、“Interstage Business ApplicationServer トラブルシューティング”の“運用時の異常”の“JYP1011Eにより利用者の認証が失敗する場合”を参照してください。
  • Symfowareのネーミングサービス(注2)に登録されている接続情報に誤りがある可能性があります。Symfowareのネーミングサービスの登録情報を見直してください。

“JYP2608”

利用者制御機能における実行資源の制限を超えている可能性があります。セキュリティパラメタの値(注3)を確認してください。

“JYP9037E”

Symfowareのネーミングサービス(注2)に登録済みのデータソース定義に、ユーザIDまたはパスワードが設定されているか見直してください。

“is20711”

Interstage JMXサービスが起動していない、または起動中の可能性があります。Interstage JMXサービスが起動しているかどうかを確認してください。
起動していない場合は、Interstage JMXサービスを起動してから再度処理を実行してください。問題が解決しない場合は、“Interstage Application Server メッセージ集”で“is20711”の説明を参照して、対処を行ってください。

“is20725”

“is20746”

メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースが登録されていない可能性があします。データベースリソースが正しく登録されているかを見直してください(注5)

“Server isn't being started. HostName”

以下を確認してください。

  • メッセージ格納DBが起動されていない可能性があります。起動状態を確認してください。
    起動していない場合は、メッセージ格納DBを起動してください。
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容に誤りがある可能性があります。データベースリソースの定義内容を見直してください(注5)

“Look up jdbc”

メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“データソース名”に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注4)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。

“The Network Adapter could not establish the connection”

メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“接続ホスト名”、“接続ポート番号”に誤りがあります。Interstage管理コンソールで、JDBCデータソース定義画面のDB接続テスト(注4)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。

“Cannot instantiate class”

環境変数の設定に誤りがあります。環境変数の設定を見直してください(注6)

“com/sun/jndi/toolkit/chars/CharacterDecoder”

“LDWrapperクラスがローカルデータベースアクセスをロードしていません”

詳細情報無し

“javax/management/MBeanServer”

環境変数の設定に誤りがあります。環境変数の設定を見直してください(注6)

“no ocijdbc9 in java.library.path”

メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“ドライバタイプ”に「oci」を指定した場合は、環境に誤りがあります。環境を見直してください(注7)

“no ocijdbc10 in java.library.path”

“クローズされた接続です。”

データベースリソース名

Oracleの場合、.bindingsファイルが作成されていないか、または.bindingsファイルの作成に必要な環境設定に誤りがあります。メッセージ格納DBの接続に使用するデータベースリソースの定義内容を見直してください(注5)
また、環境変数の設定を見直してください(注6)

“JDBC Connection-timeout was occurred.“

Interstage管理コンソールの[システム] > [ワークユニット] > “ワークユニット名” > [環境設定]タブで、DBコネクション設定のコネクションタイムアウト時間と最大コネクション数に適切な値が設定されているか確認してください。

上記以外の場合

以下を確認してください。

  • 環境変数の設定を見直してください(注6)
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの定義内容に誤りがある可能性があります。DB接続テスト(注4)を実施して、データベース接続情報が正しいことを確認してください。
  • メッセージ格納DBへの接続に使用するデータベースリソースの“ドライバタイプ”に「oci」を指定した場合は、環境に誤りがある可能性があります。ociドライバを使用する場合の環境を見直してください(注7)
  • メッセージ格納DBに使用するDBMSのマニュアルを参照して、DBMS固有エラーコード(Symfowareの場合は“JYP”、Oracleの場合は“ORA-”から始まるエラーコード)の値から原因を取り除いてください。
  • “Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の表中の異常発生個所“アプリケーション”の現象“業務処理開始アプリケーションを実行した時、エラー情報として“javax/crypto/BadPaddingException”をもつエラーメッセージが発生する。”を参照してください。

問題が解決しない場合は、“技術員連絡の前に”を参照して対処してください。

注1) tnsnames.oraファイルは$ORACLE_HOME/network/admin ディレクトリ配下にあります。
注2) Symfowareのネーミングサービスに登録されている情報を確認・変更するには“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“JDBCデータソース登録ツールを使用したデータソースの登録”または“symjdコマンドによるJDBCデータソースの登録”を参照してください。
注3) セキュリティパラメタの詳細はSymfoware Serverマニュアルを参照ください。
注4) データベースリソースの定義内容で、DB接続テストを実施する場合は、Interstage管理コンソール > [Interstage Application Server] > [システム] > [リソース] > [JDBC] > “JDBCデータソース定義名” > [環境設定]で、[DB接続テスト]ボタンを押下してください。異常が発生した場合は、apfwmkrscコマンドを使用して、見直したデータベースリソースを登録してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
注5) データベースリソースの定義内容を見直すには、apfwinforscコマンドのパラメタにデータベースリソース名を指定します。見直しの結果、データベースリソースの定義内容を変更する場合は、apfwmkrscコマンドを実行してください。コマンドの詳細については、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
注6) 環境変数の設定を見直すには、“Interstage Business Application Server トラブルシューティング”の“アプリケーション連携実行基盤で発生するトラブルの一覧”の“環境変数の設定”、および“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“非同期アプリケーション連携実行基盤編”の“実行環境の構築”の“業務処理開始アプリケーションの環境作成(Java)”を参照してください。JDBCの環境設定を変更した場合、Interstage JMXサービスを再起動してください。
注7) ociドライバを使用する場合の環境を見直すには、以下を確認してください。


目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2006-2007