Interstage Job Workload Server アプリケーション連携実行基盤 メッセージ集
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第2部 メッセージラベルのあるメッセージ> 第3章 メッセージ番号がFSP_INTS-BAS_APで始まるメッセージ> 3.2 FSP_INTS-BAS_AP1000番台のメッセージ

3.2.24 FSP_INTS-BAS_AP1023

FSP_INTS-BAS_AP: ERROR: 1023: It breaks off the execution of the amends route because abnormality occurred while executing the amends route: flow definition name=s*, Correlation ID=t*, application=u*, Framework=v*

FSP_INTS-BAS_AP: エラー: 1023: 補償ルート実行中に異常が発生したため、補償ルートの実行を打ち切ります: フロー定義名=s*, コリレーションID=t*, アプリケーション=u*, フレームワーク種別=v*

[可変情報]
s*:フロー定義名
t*:コリレーションID
u*:アプリケーション(フロー定義情報のアプリケーションの説明)
v*:フレームワーク種別

[意味]
補償ルートのルーティング中に異常が発生しました。
ルーティング処理を停止します。

[システムの処理]
メッセージをシリアライズファイルへ退避し、処理を中止します。

[ユーザの対処]
補償ルート中に異常が発生して、処理を打ち切ったメッセージの復旧を、apfwrecovmsgコマンドまたはapfwrecovfileコマンドにより行うことはできません。
メッセージはシリアライズファイル化されていますので、復旧するためには、以下の方法を用いてください。

  1. apfwconvfileコマンドを-sオプションで実行し、シリアライズファイルをメッセージファイルに変換してください。
  2. 本エラーメッセージの可変情報に示されているものと同じ、フロー定義名およびコリレーションIDが、メッセージファイル(注1)内に記述されていますので、異常が発生した業務データを特定してください。
  3. メッセージファイル(注1)のerrorDestinationタグの値が、エラーが発生した補償ルート上のキューのDestinationです。
    発生したエラーの詳細については、システムログ(syslog)の本メッセージの前に出力されています。
  4. 補償ルートの途中で、補償ルートによる業務の復旧が止まっていますので、リカバリ処理が行われていないアクティビティ上での業務の更新内容を、メッセージファイル(注1)の情報を元に復旧してください。
    なお、業務データの値については、1で変換したメッセージファイル(注1)に記述されています。

    注1)メッセージファイルのタグ情報の詳細については、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(アプリケーション連携実行基盤編)”の“異常処理出口を使用したメッセージの復旧”の“メッセージの修正”を参照してください。


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