NetCOBOL Studio 使用手引書 V9.0 |
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第3章 COBOLパースペクティブ | > 3.1 [依存]ビュー |
[依存]ビューにはプロジェクト内の依存関係が表示されます。COBOLソースファイルの構造、COBOLクラスリポジトリのクラス構造は表示されません。COBOLソースファイルの構造およびCOBOLクラスリポジトリのクラス構造は、[構造]ビューで表示されます。
COBOLプロジェクト作成時に、以下のフォルダが[依存]ビューに作成されます。
プロジェクトで翻訳対象となるファイルを指定します。このフォルダに表示されているファイルは、ビルド時に翻訳され、リンクされます。拡張子が"cob"、"cbl"、"cobol"のファイルは、COBOLソースファイルとして扱われ、COBOLの翻訳が行われます。拡張子が"rc"のファイルは、ビルドツールとしてリソースコンパイラがプロジェクトに追加されている場合にのみ翻訳されます。
リモート開発の場合、拡張子が".cbl"のファイルは登録集として扱われるため、翻訳の対象とはなりません。
[ソースファイル]フォルダにあるファイルは依存関係を考慮した上で、表示されている順番に翻訳されます。翻訳順序を変更するには、順序を変更するファイルを選択してから、ツールバーのおよび
を使用して上下にファイルを移動します。
登録するCOBOLソースファイルのファイル名は、他のCOBOLソースファイルと重複しないよう指定してください。拡張子のみが異なる同名のCOBOLソースファイルを[ソースファイル]フォルダに登録すると、ビルド時にエラーとなります。
[ソースファイル]フォルダ内のCOBOLソースファイルには、ファイルの内容や指定されたオプションに従い、以下のフォルダが表示されます。
これらのフォルダは、COBOLソースファイルの翻訳順序を自動的に決定するために利用されます。
ビルド時にリンクするライブラリファイル(.lib)およびオブジェクトファイル(.obj)を指定します。[ソースファイル]フォルダで指定したCOBOLソースファイルから生成されるオブジェクトファイルを指定する必要はありません。
[ソースファイル]フォルダにも[リンクファイル]フォルダにも登録されていないプロジェクト内のファイルが表示されます。
COBOLソースファイルを翻訳したときに生成されるリポジトリファイルが、COBOLソースファイルを保存したときに自動的に解析されて表示されます。リポジトリファイルは、COBOLソースファイル内で定義されているクラスに対応して生成されます。生成されるリポジトリファイル名は、"クラス名.rep"になります。このフォルダに表示されたリポジトリファイルは、COBOLソースファイルの翻訳順序を自動的に決定する際、および、ファイルが更新されたときに翻訳する必要があるファイルの検索に使用されます。
COBOLソースファイルが依存しているファイルを指定します。COBOLソースファイルが参照している登録集や参照しているクラスのリポジトリファイルを指定します。ここで指定したファイルは、COBOLソースファイルの翻訳順序を自動的に決定する際、および、ファイルが更新されたときに翻訳する必要があるファイルの検索に使用されます。コンテキストメニューの[ファイルの追加]でファイルを追加します。また、コンテキストメニューの[依存関係の解析]を実行することで、自動的にCOBOLソースファイルを解析し、依存するファイルを追加することもできます。
リモート開発の場合、[依存関係ファイル]フォルダに登録されている拡張子"cbl"のファイルのみが登録集として認識され、サーバに送信されます。
コンテキストメニューの[ターゲットオブジェクトを指定する]を指定した場合に表示されます。COBOLソースファイルから生成されるオブジェクトファイルが表示され、ここで表示されているオブジェクトファイルがリンクされます。表示されるオブジェクトファイルは、COBOLソースファイルを保存したときに更新されます。
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