Interstage Job Workload Server セットアップガイド |
目次
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バッチ実行基盤では、ジョブを実行するために必要な環境変数を設定することができます。環境変数の設定箇所を以下に示します。
設定箇所 |
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バッチワークユニット定義ファイル |
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バッチジョブ定義エディタ |
ジョブ定義 - 環境変数定義画面 |
ジョブステップ定義 - バッチアプリケーション定義画面 |
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ジョブステップ定義 - 資源定義画面 |
設定した環境変数の優先順位(同じ環境変数が設定されていた場合の採用基準)と有効範囲は以下のとおりです。
環境変数の優先順位(同じ環境変数が設定されていた場合の採用基準)については、高い方から採用されます。
環境変数の有効範囲については、ジョブ実行中は、バッチワークユニットの環境変数に、ジョブ定義に設定された環境変数が上書き設定されます。
さらに、バッチアプリケーションが実行される時には、各ジョブステップ定義に設定された環境変数が上書き設定されたうえに、ファイル資源の割当てにより資源定義をもとに環境変数が上書き設定された環境となります。
バッチワークユニットの環境変数は、バッチワークユニット起動時(isstartwuコマンドを投入した時)の環境変数をベースに、ワークユニット定義ファイルに設定した環境変数を上書き設定した環境変数となります。
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- ファイル資源の割当てにより設定される環境変数については、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“ファイル資源の割当て”を参照してください。
- ワークユニット定義ファイルの設定内容については、“Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド”を参照してください。
バッチジョブ定義に“予約語”と同名の環境変数を設定した場合、バッチ実行基盤により上書きします。このため、予約語と同名の環境変数は定義しないでください。
バッチ実行基盤の環境変数の設定指針は以下のとおりです。
設定箇所 |
指針 |
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バッチワークユニット |
ワークユニット定義ファイル |
バッチワークユニットに配備/配置したバッチアプリケーションで共通に使用する環境変数を設定します。 |
バッチジョブ定義エディタ |
ジョブ定義 - 環境変数定義画面 |
ジョブ内で共通に使用する環境変数を設定します。 |
ジョブステップ定義 - バッチアプリケーション定義画面 |
個々のバッチアプリケーションだけで使用する環境変数を設定します。 |
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ジョブステップ定義 - 資源定義画面 |
ファイル資源の割当てにより設定される環境変数(資源名)です。 |
ファイル資源の割当てにより設定される環境変数名は、バッチジョブ定義の資源定義で定義した資源名となります。
したがって、資源名はワークユニット定義ファイル、ジョブ定義、およびジョブステップ定義で設定する環境変数と重複しないように注意してください。
以下の環境変数はバッチ実行基盤で使用しています。バッチジョブ定義で同名の環境変数を設定していた場合、上書きします。このため、以下の環境変数は定義しないでください。
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