Interstage Job Workload Server 解説書

2.2.1 バッチアプリケーションの開発

バッチ実行基盤では、バッチアプリケーションを実行する環境として、バッチワークユニットを使用します。バッチワークユニットで実行できるバッチアプリケーションは、以下のとおりです。

• COBOLアプリケーション（共用オブジェクト）
• コマンド
• シェルスクリプト

COBOLアプリケーションは、NetCOBOLで開発します。コマンド／シェルスクリプトは、各種開発言語で開発します。

COBOLアプリケーションの開発、および配備の手順は、以下のとおりです。

1. COBOLアプリケーションのプログラムソース、およびCOBOLアプリケーションの入力パラメタを定義したCOBOL登録集を作成します。
2. COBOLアプリケーションの入力パラメタ、バッチアプリケーション名、ライブラリ名などをバッチ実行基盤に通知するための“アプリケーション情報入力ファイル”を作成します。
3. Windows(R)上で、アプリケーション情報入力ファイルを入力にして、“COBOL実行基盤インタフェース生成ツール”を実行し、“COBOL実行基盤インタフェース”、“アプリケーションインタフェース定義ファイル”、および“アプリケーション呼出し定義ファイル”を作成します。
4. COBOLアプリケーション、COBOLアプリケーションの入力パラメタを定義したCOBOL登録集、およびCOBOL実行基盤インタフェースをコンパイル／リンクし、ライブラリを作成します。
5. ライブラリ、アプリケーションインタフェース定義ファイル、およびアプリケーション呼出し定義ファイルをバッチワークユニットに配備します。

コマンド／シェルスクリプトは、バッチワークユニットに登録済みのパスに配置します。

開発したバッチアプリケーションを、バッチワークユニットに配備、および配置することで、バッチ実行基盤で実行できます。

バッチアプリケーションが使用する文字コードは、システムのロケールに合わせてください。

• COBOL実行基盤インタフェースは、COBOLアプリケーションを実行するために必要なCOBOLプログラムです。
• アプリケーションインタフェース定義ファイル、およびアプリケーション呼出し定義ファイルは、COBOLアプリケーションの入力パラメタ、バッチアプリケーション名、ライブラリ名などをバッチ実行基盤に通知するためのファイルです。

• バッチアプリケーションの開発については、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“バッチアプリケーション開発”を参照してください。
• バッチアプリケーションの配備、および配置については、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“COBOLのバッチアプリケーションの配備”、および“コマンドやシェルスクリプトの配置と設定”を参照してください。