MessageQueueDirector説明書

4.2.1.1 メッセージ通信可能な非同期メッセージ基盤の組み合わせ

　イベントチャネル連携サービスでは、メッセージの送信側とメッセージの受信側の非同期メッセージ基盤が同一の場合や異なる場合でもメッセージ通信を行うことができます。

　メッセージ通信可能な非同期メッセージ基盤の組み合わせを表4.2に示します。

[表4.2 メッセージ通信可能な非同期メッセージ基盤の組み合わせ]

送信側の非同期メッセージ基盤 (注1)	受信側の非同期メッセージ基盤 (注1)
	ノーティフィケーションサービス (注2)	JMS	MQD (注3)	グローバルサーバのMQD
ノーティフィケーションサービス (注2)	○	○	○	○
JMS	○	○	○	○ (注4)
MQD (注3)	○	○	○	○
グローバルサーバのMQD	○	○ (注4)	○	○ (注5)

○: 通信可能

1. イベントサービスを使用することはできません。
2. ノーティフィケーションサービスのアプリケーションは、C言語、C++言語、およびJava言語で作成することができます。COBOL言語では作成できません。
3. Linuxおよび Windows Server 2003 for Itanium-based Systems では使用できません。
4. 通信可能なグローバルサーバのバージョンは以下となります。
   ［MSP］の場合
   − OS IV/MSP INTERSTAGE/MessageQueueDirector V20L10 D04061
   − OS IV/MSP INTERSTAGE/AIMApplicationDirector V20L10 D04061
   ［XSP］の場合
   − OS IV/XSP INTERSTAGE/MessageQueueDirector V20L10 D04071
   − OS IV/XSP INTERSTAGE/AIMApplicationDirector V20L10 D04071
5. 本製品の機能範囲外です。

同一非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信

　同一非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信とは、メッセージを送信するサーバと受信するサーバが使用する非同期メッセージ基盤が同一の場合のメッセージ通信モデルです。同一非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信モデルを図4.3に示します。

[図4.3 同一非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信]

異なる非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信

　異なる非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信とは、メッセージを送信するサーバと受信するサーバが使用する非同期メッセージ基盤が異なる場合のメッセージ通信モデルです。異なる非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信モデルを図4.4に示します。

[図4.4 異なる非同期メッセージ基盤間のメッセージ通信]

グローバルサーバとのメッセージ通信

　グローバルサーバとのメッセージ通信モデルを、図4.5に示します。

[図4.5 グローバルサーバとのメッセージ通信]