Interstage Application Server チューニングガイド
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第1章 必要資源> 1.1 運用時に必要なディスク容量

1.1.1 Application Serverのサーバ機能を使用する場合

項番

機能

ディレクトリ
(デフォルト)

ディスク容量
(単位:Mバイト)

備考(用途)

1

Interstage動作環境

コンポーネントトランザクションサービスのインストールディレクトリ\var\td001
(Interstage動作環境定義ファイルの“TD path for system”で指定)

2以上

Interstage動作環境作成時

2

Interstage管理コンソール

Interstage管理コンソールのインストールディレクトリ\isAdmin\var\download

(注1)

ログ情報

3

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

アクセスログ、エラーログ格納ディレクトリ

運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。

アクセスログ、エラーログ

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のインストールディレクトリ\logs

9

保守用ログ

コンテンツ格納するディレクトリ

運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。

コンテンツ(HTML文書など)

4

J2EE

J2EE共通ディレクトリ

運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。

J2EEアプリケーションの資産一式

5

IJServerワークユニット

J2EE共通ディレクトリ\ijserver\IJServer名\logディレクトリ

24以上 (注2)

 

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のインストールディレクトリ\logs

2以上 (注3)

6

CORBAサービス

CORBAサービスのインストールディレクトリ

0.1以上
インプリメンテーション情報、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリのデータサイズに依存します。

 

CORBAサービスのインストールディレクトリ\varフォルダ

24(デフォルト時の最大サイズ) (注5)

ログ情報

2以上 (注6)

内部ログ採取時
(プレインストール型Javaライブラリ以外の場合)

6以上

 

4.0以下 (注7)

ネーミングサービスの実行トレース情報(サービス動作時のみ)

4.0以下 (注7)

ネーミングサービスのユーザ例外ログ情報

32.3以下

インタフェースリポジトリサービスのログ情報(サービス動作時のみ)

CORBAサービスのインストールディレクトリ\etcフォルダ

4.1以上 (注7)

ネーミングサービス情報

Java VMのシステムプロパティのuser.dirで指定

(注8)

ログ情報
(プレインストール型Javaライブラリの場合)

コンポーネントトランザクションサービスインストールディレクトリ\var\IRDB

10.3以上 (注9)

インタフェースリポジトリサービス情報

環境変数OD_HTTPGW_HOMEまたはOD_HOMEで指定されたvarディレクトリ

2以上 (注10)

HTTP-IIOPゲートウェイの内部ログ採取時

7

コンポーネントトランザクションサービス

コンポーネントトランザクションサービスのインストールディレクトリ\var

25以上

ログトレースファイル

8

データベース連携サービス

ログファイル格納ディレクトリ

トランザクション数×0.008+0.001

 

トレースログファイル格納ディレクトリ

運用環境のOTS_TRACE_SIZE×0.001

リソース管理トレースログファイル格納ディレクトリ

運用環境のRESOUCE_TRACE_SIZE×0.001

リカバリトレースログファイル格納ディレクトリ

運用環境のRECOVERY_TRACE_SIZE×0.001

監視プロセストレースログファイル格納ディレクトリ

運用環境のOBSERVE_TRACE_SIZE×0.001

リソース定義ファイル格納ディレクトリ

登録したリソース定義ファイル数×0.001

9

イベントサービス

イベントサービスのインストールディレクトリ\etc

0.1以上

チャネル情報

イベントサービスのインストールディレクトリ\var

61(Mバイト)+log_size×2(Kバイト) 以上
log_size:essetcnfコマンドの-s -logsizeオプションの指定値

ログ情報

traceconfigファイルのtrace_size×トレースファイルの世代数

トレース情報

Interstage管理コンソールで保存先(新規作成)の格納ディレクトリで指定
 または
イベントサービスのユニット定義ファイルの“trandir”,“sysdir”,“userdir”で指定

38×イベントサービスで作成したユニット数以上 (注12)

不揮発化運用時

10

Portable-ORB

Portable-ORBインストールディレクトリ (注13)

log_size×2×apl_num
log_size: 設定した“ログファイルサイズ”
apl_num: 動作するアプリケーション/アプレット数

ログ情報
(porbeditenvコマンドで“ログ情報を採取”を指定した場合)

11

SOAPサービス

IJServerワークユニットlogディレクトリ

(注15)

IJServerのログ情報

12

Interstage JMS

Interstage JMSのインストールディレクトリ\etc

0.01+(durable Subscriber数×0.002)

定義情報

Interstage JMSのインストールディレクトリ\var

0.2以上

コンソールファイル

13

Servletサービス(OperationManagement)

Servletサービス(OperationManagement)インストールディレクトリ\log

12

ログ情報

14

フレームワーク

Java VMのシステムプロパティのjava.io.tmpdirで指定

クライアント(Webブラウザ)からアップロードされるファイルサイズ

ファイルアップロード機能の使用時 (注16)

フレームワークのログ機能で指定したファイルが格納されるディレクトリ

運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。

ログ機能の使用時

15

Interstage シングル・サインオンの業務サーバ機能

Interstage シングル・サインオンのインストールディレクトリ\ssoatzag\log
(アクセスログファイルの出力先ディレクトリ)

運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。 (注17)

アクセスログなどのログ情報

Interstage シングル・サインオンのインストールディレクトリ\ssocm\etc

2

Interstage シングル・サインオンのインストールディレクトリ

運用の内容により、必要とするサイズを検討してください。

アクセス制御情報

16

Smart Repository

Smart Repositoryのインストールディレクトリ\var

20×リポジトリ作成数+20

ログ情報

Smart Repositoryのインストールディレクトリ\etc

0.5×リポジトリ作成数

環境定義

Smart Repositoryのアクセスログ作成ディレクトリ

Interstage管理コンソールのアクセスログの設定値に依存
「サイズ」×「世代管理数」

アクセスログ

Smart Repositoryのデータベース格納先ディレクトリ

0.1×n×s/500+200 (注19)
n: エントリ数
s: 1エントリをLDIFで記述したときのサイズ(バイト単位)

データベース格納先
(リポジトリのデータベースとして標準データベースを使用する場合)

17

Smart Repository SDK

Smart Repository SDKのインストールディレクトリ\var

プロセス数×8

ログ情報

18

MessageQueueDirector

“MessageQueueDirector 説明書”の“ファイル容量の見積り”を参照してください。

 

19

Interstage JMXサービス

Interstage JMXサービスのインストールディレクトリ

14

 

20

業務構成管理

業務構成管理のリポジトリ
Interstage JMXサービスのインストールディレクトリ\var\repository
デフォルトから変更した場合は、変更先

業務構成管理のリポジトリの格納先のサイズは、“Interstage Application Server 運用ガイド”の“業務構成管理機能の操作”を参照してください。

 

注1)
Interstage管理コンソールの以下の画面において、ログファイルをダウンロードする場合、同時にダウンロードするログファイルのサイズ分のディスク容量が一時的に必要となります。

機能

画面(スタンドアロン)

Webサーバ(Interstage HTTP Server)

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [ログ参照]タブ

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名] > [ログ参照]タブ

Webサーバコネクタ

[システム] > [サービス] > [Webサーバ] > [Webサーバコネクタ] > [ログ参照]タブ

IJServerワークユニット

[システム] > [ワークユニット] > [ワークユニット名] > [ログ参照]タブ

ログファイルのサイズについては、各機能のログ情報のディスク容量を参照し、運用の内容により必要とするサイズを検討してください。
なお、ログファイルのサイズが大きいため、ディスク容量の不足によりログファイルのダウンロードに失敗する場合は、FTPなどを使用してダウンロードしてください。
 
注2)
IJServerワークユニット1つにつき以下を加算してください。
プロセス多重度×4(コンテナログとコンテナ情報ログのデフォルトディスク使用量)×6(世代分のバックアップ) 以上
アプリケーションのタイムアウトが多発する場合、アプリケーションで短時間に大量のメッセージを出力する場合、およびデバック情報出力を行う場合は、“J2EE共通ディレクトリ/ijserver/IJServer名/log”配下のコンテナ情報ログのディスク使用量が大きくなります。このような操作が想定される場合は、十分なディスク容量をご用意ください。
 
注3)
デフォルトで2Mバイトです。アプリケーションで短時間に大量のメッセージを出力する場合、デバック情報出力を行う場合は、ディスク使用量が大きくなります。このような操作が想定される場合は、十分なディスク容量をご用意ください。
 
注5)
CORBAサービスのログ採取機能を使用している場合、最大で以下のディスク容量を使用します。(各パラメタはconfigファイルで定義)
access_log_size×2+error_log_size×2+process_log_size×2+info_log_size×2
ログ採取機能については“アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)”の“ログ採取機能”を、上記パラメタについては“config”(CORBAサービス)を参照してください。
 
注6)
以下のディスク容量が必要です。
(max_processes(*)+2)×log_file_size(*)×2 (バイト単位)
 *:CORBAサービスのインストールフォルダ\etc\configファイルのパラメタ
採取されるログファイルはlog、log.old以外にサーバアプリケーションごとに“appNNNN.log”、“appNNNN.old”(NNNNは英数字)の名前で採取されます。なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。
自ホストでネーミングサービス、インタフェースリポジトリを動作させる場合には、それぞれ、4Mバイト、32Mバイトの領域が必要です。
 
注7)
CORBAサービスのサーバマシンにネーミングサービスを構築する場合に、必要となるディスク容量について以下に示します。

用途

容量

ネーミングサービス情報

オブジェクトリポジトリ

(固定)16Kバイト

制御ファイル

(固定)2056Kバイト

データファイル

(可変)2048(Kバイト)×コンテキスト数+(オブジェクトリファレンス長×オブジェクト数×2)

実行トレース情報

(最大)4096Kバイト

ユーザ例外ログ情報

(最大)4096Kバイト

 
注8)
ログファイルのサイズの上限値は、CORBAサービスのconfigファイルのlog_file_sizeで設定することができます。アプリケーションごとにJVxxxxxxxxxx.log/JVxxxxxxxxxx.old(xxxxxxxxxxは一意の数字)の名前で採取されます。なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。
 
注9)
インタフェースリポジトリを使用する場合のディスク容量について以下に示します。インタフェースリポジトリのデータベースのサイズは、以下の計算式に従って見積もり、ディスクを確保してください。
なお、インタフェースリポジトリのデータベースは、初期値(10240Kバイト)から自動拡張します。
 
注10)
ログファイルのサイズの上限値は、HTTPトンネリングの“gwconfigファイル”の“max_log_file_size”で設定することができます。ディスク容量は、バックアップファイルを1つ残すため“max_log_file_sizeで指定した値×2”となります。なお、ログファイルは、不要になった時点で、削除してください。
 
注12)
Interstage管理コンソールで設定した場合は、保存先(新規作成)の格納ディレクトリには、以下の容量が必要となります。

ユニット定義ファイルで設定した場合は、各ユニット定義ファイルで指定した以下の容量が必要となります。

 
注13)
アプレットとして動作する場合は、アプレットが動作するクライアントマシン上のローカルディスクに、porbeditenvコマンドで“ログ格納ディレクトリ”として指定したディレクトリとなります。
 
注14)
見積もり式は以下のとおりです。
全IDL中のメソッド数×0.001+全IDL中のパラメタ数×0.0006+全IDL中のユーザ定義型数×0.0005+IDL数×0.01 以上
 
注15)
本資源は、IJServerで使用する資源と共通です。詳細は、注2を参照してください。
 
注16)
このディレクトリには、WebブラウザからアップロードされたファイルのサイズがWebアプリケーションの指定したファイル転送用メモリサイズを超えた場合に、アップロードされたファイルが格納されます。
 
注17)
デフォルト設定のままでは使用ディスクサイズの上限なしにログが採取されることになるので、ディスク不足発生を防止するために、定期的に不要になったログファイルを削除するか、ログの採取方法を変更してください。
 
注19)
1つのリポジトリあたりのディスク所要量です。
レプリケーション環境の場合、マスタのリポジトリのみ次の計算式となります。
0.2×n×s/500×200 (バイト単位)
 (n:エントリ数、s:1エントリをLDIFで記述したときのサイズ)
計算式は目安です。ディスク容量は十分に余裕を持たせてください。
データベース格納先に指定したディスク領域が不足すると、メッセージirep30023を表示し、リポジトリを強制終了します。メッセージirep30023の対処は、“メッセージ集”の“メッセージ番号がirepで始まるメッセージ”を参照してください。
 

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