Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド （イベントサービス編）

8.7 COBOLアプリケーション使用時の注意事項(Windows(R))

　Windows(R)でCOBOLアプリケーションを作成する場合の注意事項について説明します。

• 事前に“アプリケーション作成ガイド（CORBAサービス編）”の“アプリケーションの開発（COBOL）”を参照してください。
• 詳細な翻訳・リンク方法については、COBOLのマニュアルを参照してください。
• 以下は、Interstageのインストールフォルダを“C:\Interstage”として説明しています。

クライアントアプリケーションの作成

　クライアントアプリケーションを作成する場合の翻訳・リンクオプションを以下に示します。

翻訳・リンクオプション（32bitアプリケーション）

　翻訳時に、「翻訳オプション」を指定する必要があります。「翻訳オプション」の詳細については、COBOLのマニュアルを参照してください。

モード	オプション名
共通	NAMEオプション
スレッドモード	THREAD(MULTI)オプション
UNICODE、UTF8	RCSオプション（UCS2-Unicode(UCS2)を使用する）

　翻訳時、環境変数CORBAおよびCOSEVENTCOMMに、登録集のディレクトリを指定してください。

set CORBA=C:\Interstage\ODWIN\INCLUDE\COBOL
set COSEVENTCOMM=C:\Interstage\ESWIN\INCLUDE\COBOL

　リンク時、ライブラリに以下のファイルを指定してください。

モード	ライブラリ名
プロセスモード	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ODCOBCBL.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\COBOL\ESWINCBL.LIB
スレッドモード	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ODCOBCBLMT.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\COBOL\ESWINCBLMT.LIB
UNICODE、UTF8	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ODCOBCBLUC.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\COBOL\ESWINCBLUC.LIB

翻訳・リンクオプション（64bitアプリケーション）

　翻訳時に、「翻訳オプション」を指定する必要があります。「翻訳オプション」の詳細については、COBOLのマニュアルを参照してください。

モード	オプション名
共通	NAMEオプション
スレッドモード	THREAD(MULTI)オプション
UNICODE、UTF8	RCSオプション（UCS2-Unicode(UCS2)を使用する）

　翻訳時、環境変数COB_CORBAおよびCOB_COSEVENTCOMMに、登録集のディレクトリを指定してください。

set COB_CORBA=C:\Interstage\ODWIN\INCLUDE\COBOL
set COB_COSEVENTCOMM=C:\Interstage\ESWIN\INCLUDE\COBOL

　リンク時、ライブラリに以下のファイルを指定してください。

モード	ライブラリ名
共通	C:\Program Files\NetCOBOL\F6AGCIMP.LIB libcmt.lib bufferoverflowU.lib kernel32.lib
プロセスモード	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ia64\ODCOBCBL.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\ia64\COBOL\ESWINCBL.LIB
スレッドモード	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ia64\ODCOBCBLMT.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\ia64\COBOL\ESWINCBLMT.LIB
UNICODE、UTF8	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ia64\ODCOBCBLUC.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\ia64\COBOL\ESWINCBLUC.LIB

サーバアプリケーションの作成

　サーバアプリケーションを作成する場合の翻訳・リンクオプションを以下に示します。

翻訳・リンクオプション

　翻訳時に、「翻訳オプション」を指定する必要があります。「翻訳オプション」の詳細については、COBOLのマニュアルを参照してください。

モード	オプション名
共通	NAMEオプション 注）DLOADオプションは指定しないでください。
スレッドモード	THREAD(MULTI)オプション
UNICODE、UTF8	RCSオプション（UCS2-Unicode(UCS2)を使用する）

　翻訳時、環境変数COB_CORBAおよびCOB_COSEVENTCOMMに登録集のディレクトリを指定してください。

set COB_CORBA=C:\Interstage\ODWIN\INCLUDE\COBOL
set COB_COSEVENTCOMM=C:\Interstage\ESWIN\INCLUDE\COBOL

　リンク時、ライブラリに以下のファイルを指定してください。

モード	ライブラリ名
共通	C:\Program Files\NetCOBOL\F6AGCIMP.LIB libcmt.lib bufferoverflowU.lib kernel32.lib
プロセスモード	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ia64\ODCOBCBLSV.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\ ia64\COBOL\ESWINSVCBL.LIB
スレッドモード	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ia64\ODCOBCBLMT.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\ia64\COBOL\ESWINSVCBLMT.LIB
UNICODE、UTF8	C:\Interstage\ODWIN\LIB\ia64\ODCOBCBLUC.LIB C:\Interstage\ESWIN\LIB\ia64\COBOL\ESWINSVCBLUC.LIB