Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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付録B 留意事項> B.7 他製品と連携する場合の注意【UNIX版】

B.7.3 HP OpenViewとの連携

HP版の場合、ジョブネットの異常終了をHP OpenView ネットワーク・ノード・マネージャ、またはHP OpenView OperationsCenterで監視することができます。

Solaris版またはDS版の場合、ジョブネットの異常終了を、HP OpenView ネットワーク・ノード・マネージャで監視することができます。

ジョブスケジューラ配下のジョブネットの異常終了を“HP OpenView ネットワーク・ノード・マネージャ”に通知する場合の設定方法について説明します。

ジョブスケジューラで管理しているジョブネットが異常終了した場合、出口ルーチン(jobsch.exit.opv )が実行されます。この出口ルーチンで、SNMPのトラップを送信することにより異常発生をネットワーク・ノード・マネージャに通知します。

■手順

  1. マネージャ・システムで、ネットワーク・ノード・マネージャのイベント設定機を利用して、企業 ID、および、イベントIDを登録します。以下に例を示します。
    ● 企業ID
    ・企業名 :jobSch
    ・企業ID :.1.3.6.1.4.1.211.4.18
    
    ● イベントID
    ・イベント名 :JobScheduler (任意)
    ・一般トラップ :Enterprise Specific (6)
    ・固有トラップ番号 :99999999 (任意)
    ・イベント・カテゴリ :アプリケーション警報イベント (任意)
    ・重要度 :危険域(任意)
    ・イベント・ログ・メッセージ :$1 (トラップからのメッセージをそのまま表示)
    
  2. 各エージェント・システムで、ジョブスケジューラの出口ルーチンを作成します。

    ジョブネットが異常終了した場合に、ジョブスケジューラのインストールディレクトリ配下の出口ルーチンjobsch.exit.opvが実行されます。この出口ルーチンで、手順1.で登録した企業IDとイベントIDを利用して、マネージャ・システムに対して、SNMPのトラップを送信してください。

    以下にSolaris版の場合の、snmptrapsendコマンドを利用した出口ルーチンのプログラム例を示します。

■snmptrap_sample.cの内容

Solaris版のサンプルファイルを例に、snmptrap.sample.cの内容を説明します。

/* sample of jobsch.exit.opv
* SUN : cc -o jobsch.exit.opv snmptrap_sample.c
* -D_SUN -ljapanese
*/

#include
#include

main(argc, argv)
int argc;
char *argv[];
{
int in_byte;
int dest_len;
char command[256];
char command_sjis[256];
const char *sjis_ptr;
char *euc_ptr;
char *command_format = "snmptrapsend -t %s -d %s -c %s -s %s
                -o %s -a %s -n %s -v \ "project=%s jobnet=%s
                jobnetcomment=%s abnormal end code=%s\ "";
int code = 0;
char *trap_type = "6";                −1}
char *dest_addr = "hostmgr";             −2}
char *community = "jobSch";             −3}
char *specific_code = "99999999";          −4}
char *enterprise ="1.3.6.1.4.1.211.4.18";      −5}
char *agentf_addr = "hostagent";           −6}
char *varbind_name ="1.3.6.1.4.1.211.4.18.9999";   −7}

sprintf(command,command_format,trap_type,dest_addr,community,
       specific_code,enterprise,agent_addr,varbind_name,
       argv[1],argv[2],argv[3],argv[4]);
       sjis_ptr = ujtosj(command_sjis,command);    −8)
code = system(sjis_ ptr);

exit(code);
}
1) (手順1.で指定した)一般トラップ番号を指定( Enterprise Specific の場合 6)
2) マネージャ・システムのノード名または IPアドレスを指定
3) (手順1.で指定した)企業名を指定
4) (手順1.で指定した)固有トラップ番号を指定
5) (手順1.で指定した)企業IDを指定
6) エージェントシステムのノード名または IPアドレスを指定
7) 送信するメッセージ用に任意の数値を指定
8) 日本語を使用している場合は、ジョブスケジューラで使用している日本語コードから、ネットワーク・ノード・マネージャで使用している日本語コードに、コード変換する。
この例では、 EUC コードからシフトJISコードに変換しています。

この例では、プロジェクト名、ジョブネット名、ジョブネット名称、終了コードがメッセージとして送信されます。作成したプログラムをコンパイルして、jobsch.exit.opv という名前の実行ファイルを作成し、ジョブスケジューラのインストールディレクトリ配下に格納します。 出口ルーチンjobsch.exit.opv の作成は、ネットワーク・ノード・マネージャで監視する各エージェント・システムについて、それぞれ行ってください。


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