Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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付録B 留意事項> B.6 ジョブスケジューラを使いこなすために

B.6.2 ジョブとしてバッチファイルを使う場合【Windows版】

ジョブスケジューラに登録するジョブとしてバッチファイルを使用する場合、どのようなバッチファイルを作るとジョブスケジューラが使いやすいかを説明します。

通常、業務を行う際、一連のいろいろな処理を1つのバッチファイルに順番に盛り込みます。しかし、ジョブスケジューラを使う場合には、業務の状況を監視しやすい処理単位にバッチファイルを分けます。そうすることにより、監視ばかりでなく異常時に対する処置などの対処がしやすくなります。

ジョブスケジューラに登録するバッチファイルを作る際に、参考となることを以下に示します。

■バッチファイルの終了コードについ

バッチファイルの終了コードは、バッチファイル中の最終コマンド(プログラム)の復帰コードが引き継がれます。任意の値をバッチファイルの終了コードとして設定するために、ジョブスケジューラで提供するsetecodeコマンドを使用します。具体的には、バッチファイル内の途中の復帰コードを管理し、最終的なバッチファイルの終了コードとしての値をsetecodeコマンで設定します。setecodeコマンドは、Systemwalker Operation Managerをインストールしたディレクトリ配下のMpWalker.JM\binディレクトリに格納されています。

setecodeコマンドの記述形式、およびsetecodeコマンドを使ったバッチファイル例を以下に示します。

◆setecodeコマンドの記述形

setecode 終了コード(0〜200)


◆setecodeコマンドを使ったバッチファイル

echo off

rem job execution

application.exe           ← プログラムの実行
if errorlevel 2 goto ERR2      ← 復帰コードの判定
if errorlevel 1 goto ERR1
rem application return code = 0
echo application is normal ended.
setecode 0              ← 終了コード0 を設定
exit

:ERR2
rem application return code >= 2
echo application is abnormal ended, code is 2 or over.
setecode 2              ← 終了コード2を設定
exit

:ERR1
rem application return code = 1
echo application is abnormal ended, code is 1.
setecode 1              ←終了コード1を設定


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