Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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付録B 留意事項 | > B.5 ジョブの実行に関して知っていただきたいこと |
ジョブとしてバックグラウンドで起動するように記述してある場合、バックグラウンドで実行したプログラムの終了を待たずにジョブは終了します。
PowerCOBOL、VisualBASICなどで作成した印刷アプリケーションが、Systemwalker Operation Managerからジョブとして起動される場合で、かつ、プリントマネージャで設定される“標準で使用するプリンタ”を印刷先のプリンタとして採用している場合には、以下の点に注意してください。なお、印刷先のプリンタを選択する方法が、アプリケーションの印刷処理で使用されている開発言語の関数/命令/ステートメント/APIの仕様に依存している場合も含まれます。
Systemwalker Operation Managerからアプリケーションを起動する場合、当該アプリケーションで使用するネットワークドライブに関する留意点を以下に示します。
ログオフするとネットワークドライブが切断されるため、ネットワークドライブを使用するジョブを運用する間は、ログオン状態のままで運用します。
例えば、ネットワークドライブ“z:”のディレクトリの一覧を表示するジョブがあるとします。このジョブを実行する場合の条件として事前に、“z:”ドライブに対して、コンピュータ名がremote、共有名がshareにネットワーク接続しておきます。この場合、そのジョブのコマンド列におけるUNCパス使用例を以下に示します。
[ドライブzの使用例] cmd.exe /c dir z:\ [UNCパス使用例] cmd.exe /c dir \\remote\share
ネットワーク接続: net use z:\\remote\share ネットワーク切断: net use z:/delete
この場合、このバッチファイルがジョブとして実行している間は、他のジョブやローカルログオンしているユーザが、同じドライブ文字(上記の例では、“z:”ドライブ)を別のネットワークパスに割り当てて使用することはできません。
また、他のジョブやローカルログオンしているユーザがネットワーク接続している場合もこれから起動しようとするジョブで同じドライブ文字を割り当てることもできません。
なお、ネットワーク接続が完了した場合、必ずネットワーク切断してからバッチファイルを終了してください。切断しない場合は、再起動しない限りそのドライブは使用できなくなります。
[運用情報の定義]ウィンドウの[旧互換]シートにおいて、“ジョブ登録時に指定したスクリプトファイルをスプールに複写し、実行する”がチェックされている場合、Systemwalker Operation Managerから起動されたジョブは、以下の場所をカレントディレクトリとして動作します。
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ |
キュー名:ジョブ投入時のキュー名
ジョブ番号:ジョブ投入時に割り振られた番号
特定のパスをカレントディレクトリとして設定したい場合は、以下のような対処を行ってください。
以下の例に示すバッチファイルを作成し、Systemwalker Operation Managerから起動するようにします。バッチファイルでは、cdコマンドで c:\tempにカレントディレクトリを変更してから、アプリケーションを起動しています。
rem カレントディレクトリを変更します。 |
appl.exe:ユーザアプリケーション
Systemwalker Operation Managerでは、Systemwalker Operation Managerに登録したアプリケーションだけではなく、そのアプリケーション配下で起動されるすべてのアプリケーションを1つのジョブとして監視します。
そのため、Systemwalker Operation Managerに登録したアプリケーションAが、常駐するアプリケーションBを起動した場合、アプリケーションAが終了してもアプリケーションBが終了するまでは、ジョブが終了したと認識されません。
突放し形態のアプリケーションを起動する場合は、EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドを利用してください(EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドは、起動したアプリケーションの終了を待ち合わせません)。EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
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