Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 -
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第13章 スケジュールされた業務の状態と動作> 13.3 メッセージ事象とジョブネットの動作

13.3.1 メッセージ事象のカウント方法

ここでは、メッセージ事象のカウント方法について説明します。

■メッセージ事象のカウント開始契機

メッセージ事象は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[メッセージ]シートの[待ち合わせるメッセージ事象]でメッセージを待ち合わせるジョブネットを定義した時点から発生回数がカウントされます。日変わり時刻をまたがり、再スケジュールされた場合もメッセージ事象はクリアされません。現在ジョブネットの起動を待ち合わせているメッセージ事象の発生回数は、[メッセージ事象一覧]ウィンドウで確認できます。メッセージ事象の発生回数をクリアしたい場合は、jobschmsgclearコマンドを利用してください。jobschmsgclearコマンドの詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

■スケジュールで起動された場合のメッセージ事象のカウント

ジョブネットがスケジュールで起動される場合、メッセージ事象は減じられる場合とクリアされる場合があります。

メッセージ事象だけで待ち合わせるジョブネットの場合

メッセージ事象だけで待ち合わせるジョブネットの場合、ジョブネットが起動した時点でメッセージ事象は減じられます。

例1:

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[メッセージ]シートの[待ち合わせ条件]で、[すべてのメッセージ事象が発生した時に起動]が指定されている場合は、すべてのメッセージ事象が通知された時点でジョブネットが起動されます。ジョブネットの起動とともに、それぞれのメッセージ事象の数を1ずつ減じます。すべてのメッセージ事象のクリアはされません。

例2:

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[メッセージ]シートの[待ち合わせ条件]で、[いずれかのメッセージ事象が発生した時に起動]が指定されている場合は、いずれかのメッセージ事象が発生するたびにジョブネットが起動され、そのたびにメッセージ事象は1減じられます。すなわちジョブネットの起動とともにメッセージ事象はクリアされる状態となります。

メッセージ事象と起動時刻とで待ち合わせるジョブネットの場合

メッセージ事象と起動時刻で待ち合わせるジョブネットの場合、ジョブネットが起動された時点でメッセージ事象はクリアされます。

メッセージ事象の待ち合わせ条件で指定したメッセージ事象が通知され、かつ起動時刻が到来した時点でジョブネットは起動されます。

メッセージ事象の条件が整った時点で起動時刻が到来していない場合は、起動時刻の到来を待ってジョブネットは起動されます。また、起動時刻が到来した時点でメッセージ事象の条件が整っていない場合は、メッセージ事象の条件が整うのを待ってジョブネットは起動されます。

■手動で起動される場合のメッセージ事象のカウント

手動でジョブネットやグループを起動したときには、スケジュールで定義された起動条件に従って起動されるわけではないため、メッセージ事象はクリアされません。

グループについては、本日分として1回しか起動されないため、手動で起動した場合、グループに属するジョブネットに登録したメッセージ事象はクリアされませんが、グループ自体は本日分が起動されたとして扱われるため、注意してください。

 

■ジョブネットの状態とメッセージ事象のカウント

ジョブネットの状態が以下の場合に発生したメッセージは、メッセージ事象が発生してもジョブネットに認識されません。すなわち、メッセージの発生回数としてカウントされません。

ジョブネットが停止状態の場合は、一時停止の間に発生したメッセージ事象はカウントされます。また、無効/無効解除や、停止/停止解除といった、操作のタイミングでは、それまでに発生していたメッセージ事象はクリアされません。

[一日一回](メッセージ事象発生時のみ起動)を指定した場合

[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[基本情報]シートの[メッセージ事象発生時のみ起動]で[一日一回]を指定した場合、メッセージ事象のカウントは以下のようになります。


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