Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
目次 索引 |
第12章 運用に合わせて変更する |
サブシステム環境で大量のジョブを起動する場合のために、データベースディレクトリとスプールディレクトリを任意のディスクへ分散して配置する方法を説明します。
サブシステム環境の作成時には、データベースディレクトリとスプールディレクトリは以下に格納されています。
Windows版の場合 |
: |
インストール先ディレクトリ |
Solaris版の場合 |
: |
/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn |
HP版の場合 |
: |
/opt/FHPJOBSCH/db/JOBDBn |
Linux版/Linux for Itanium版の場合 |
: |
/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn |
Windows版の場合 |
: |
インストール先ディレクトリ |
Solaris版の場合 |
: |
/var/opt/FJSVMJS/var/spool/mjes/mjesn |
HP版の場合 |
: |
/opt/FHPMJS/var/spool/mjes/mjesn |
Linux版/Linux for Itanium版の場合 |
: |
/var/opt/FJSVMJS/var/spool/mjes/mjesn |
上記の“JOBDBn”、“jobdbn” “mjesn”の“n”は、サブシステム1〜9までの各サブシステム番号に対応します。サブシステム番号が0の場合は、サブシステムを複数起動しない場合と同じディレクトリに格納されます。
UNIX環境におけるデータベースディレクトリとスプールディレクトリの分散は、データベースディレクトリとスプールディレクトリを任意のディスクへ移動した後、サブシステム環境の作成時の格納場所にシンボリックリンクを作成することで行います。
Solaris環境で、データベースディレクトリを“/disk1”配下へ、スプールディレクトリを“/disk2”配下へ移動する場合を例として説明します。
データベースディレクトリおよびスプールディレクトリを別のディスクに移動します。
# mv /var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn /disk1/JOBDBn |
以下の例のようにシンボリックリンクを作成します。
# ln -s /disk1/JOBDBn /var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn |
備考. 例のnは実際のサブシステム番号にしてください。
Windows環境におけるデータベースディレクトリとスプールディレクトリの分散は、[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウから呼び出されるシートで、分散先のディスクのデータベースディレクトリとスプールディレクトリを指定することで行います。
スプールディレクトリに指定するディレクトリは、ジョブ実行制御が作業ディレクトリとして使用するため、初期化モードで起動するときにファイルやディレクトリが削除されます。スプールディレクトリの指定先には、必ず空のディレクトリを指定してください。
目次 索引 |