Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
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第4章 ジョブをスケジュールする | > 4.3 必要に応じて行う設定 |
ジョブネットの遅延監視には、開始日時からの相対時刻で監視する方法と、終了予定時刻を指定する絶対時刻で監視する方法があります。
遅延が発生すると、ガントチャートなどのジョブネット状態の監視ウィンドウやコマンドでジョブネットの状態を終了遅延として確認できます。また、通知メッセージをイベントログ/SYSLOGに出力することもできます。
開始日時と、指定したジョブネットの実行予測時間から計算された相対時刻が終了予定日時となります。この終了予定日時を越えても終了しない場合に、終了遅延となります。
指定した終了予定時刻を超えてもジョブネットが終了しない場合に、終了遅延状態となります。ジョブネットが終了予定時刻になっても終了しない場合とは、ジョブネットの状態が“実行中/警告/実行待ち”の場合を指します。
なお、通知メッセージを出力するには、あらかじめ、[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]−[イベント出力]シートの[デザイアドステート管理]で、[ジョブネットの終了予定時間を過ぎても終了しない場合に通知を行う]チェックボックスをチェックしてください。またUNIX版の場合、メッセージは、“user.warning”レベルで通知されます。システムのsyslog.confで、“user.warning”レベルのメッセージがSYSLOGに通知されるように設定してください。
遅延監視を行う場合は、以下のどちらかの方法によって定義します。定義方法を以下に説明します。
jobschsetnetコマンドによる定義方法、および定義済のジョブネットの表示方法について説明します。
相対時刻で監視する場合は、alarmtimeオペランドを指定して、ジョブネットの終了予定時刻を設定します。
絶対時刻で監視する場合は、estimatetimeオペランドに実行予測時間を指定します。
jobschsetnetコマンドおよびジョブネット制御文については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“ジョブスケジューラコマンド”を参照してください。
定義済のジョブネットは、jobschprintコマンドに-a(-A)オプションまたは-rオプションを指定して表示することができます。-a(-A)オプションを指定した場合、終了予定時刻は“Alarm Time”に、実行予測時間は“<Estimate Time>”に表示されます。-rオプションを指定した場合、終了予定時刻は“alarmtime”に、実行予測時間は“estimatetime”に表示されます。
jobschprintコマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“ジョブスケジューラコマンド”を参照してください。
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