Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003 - |
目次 索引 |
第3章 サーバの電源の投入/切断をスケジュールする |
Systemwalker Operation Managerでは、サーバのシャットダウン時に、ログオン中のユーザの有無を監視したり、ログオン中のユーザにサーバのシャットダウンを通知することができます。また、待ち合わせ終了通知が通知されるまでサーバの停止処理を遅らせることができます。例えば、待ち合わせ終了通知コマンドを業務の終了時に発行することで、業務の遅延に応じてサーバのシャットダウン処理を自動的に遅らせることができます。以上の処理を、Systemwalker Operation Managerでは終了監視と呼びます。サーバ停止処理の流れを以下に示します。
一括電源制御を行う場合は、制御ホストが終了監視の通知先となります。
終了監視オプションについて説明します。
[Systemwalker Operation Manager]ウィンドウの業務選択ウィンドウで[SYSTEM_CALENDAR]を選択後、[オプション]メニューから[電源制御スケジュール]を選択します。
[電源制御スケジュール]ダイアログボックス−[終了監視]シートの[終了監視]チェックボックスをチェックした後、[詳細設定]ボタンをクリックします。表示された[終了監視]ダイアログボックスで、終了監視オプションを定義します。
ポップアップを画面に表示します。
メールで通知します。
UNIX版の場合は、[監視対象の未終了時のオペレータへの通知]オプションの設定内容は、Systemwalker Centric Managerの「運用管理サーバ」、「部門サーバ」、「業務サーバ」のいずれかがインストールされている場合に限り、有効となります。
[実行コマンド定義一覧]ダイアログボックスの設定
[終了監視]ダイアログボックスから[コマンド定義]ボタンをクリックすることにより表示される[実行コマンド定義一覧]ダイアログボックスにて必要な設定をします。
[実行コマンド定義]ダイアログボックスの設定
[実行コマンド定義一覧]ダイアログボックスから[追加]ボタン、または[変更]ボタンをクリックすることにより表示される[実行コマンド定義]ダイアログボックスにて必要な設定をします。
ウィンドウを表示して起動します。
ウィンドウを表示しないで起動します。
アイコンを表示して起動します。
[待ち合わせ終了通知定義一覧]ダイアログボックスの設定
[終了監視]ダイアログボックスから[終了通知]ボタンをクリックすることにより表示される[待ち合わせ終了通知定義一覧]ダイアログボックスにて必要な設定をします。
一括電源制御の対象となるサーバにおいて、待ち合わせを行う場合は、制御サーバにおいて対象となるサーバすべての待ち合わせ終了通知を定義します。対象となるサーバにおいて、待ち合わせ終了通知コマンドを起動すると、制御サーバに通知されます。
[ポップアップの通知先定義]ダイアログボックスの設定
[終了監視]ダイアログボックスから、[監視対象の未終了時のオペレータへの通知]の通知手段として[ポップアップ]を選択し、[詳細定義]ボタンをクリックすることにより表示される[ポップアップの通知先定義]ダイアログボックスにて必要な設定をします。
[メールの通知先定義]ダイアログボックスの設定
[終了監視]ダイアログボックスから、[監視対象の未終了時のオペレータへの通知]の通知手段として[メール]を選択し、[詳細定義]ボタンをクリックすることにより表示される[メールの通知先定義]ダイアログボックスにて必要な設定をします。
[OK]ボタンをクリックして、定義を保存します。
設定を有効にするため、Systemwalker Operation Managerを再起動します。
終了監視処理中に実行させるコマンドおよびアプリケーションは、必ず短い時間で終了するものを設定してください。
設定したコマンドおよびアプリケーションがすべて起動されると、終了を待たないでシャットダウン処理が開始されます。シャットダウン処理が開始されても終了していないコマンドおよびアプリケーションの処理は中断されます。
ただし、バッチファイルなどを利用して、コマンドおよびアプリケーションの処理完了後に、終了通知コマンドを呼び出すことで、シャットダウン処理の開始を待ち合わせることもできます。
終了通知コマンドについては、“Systemwalker Operation Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
UNIX版の場合では、終了監視オプションの[監視対象の未終了時のオプションへの通知]−[通知手段]で[ポップアップ]を選択したときは、Systemwalker Centric Managerの[アクション環境設定]ウィンドウ−[アクション実行先]の設定が必要です。
終了監視オプションの[監視対象の未終了時のオプションへの通知]−[通知手段]で[メール]を選択したときは、以下の設定も必要です。
【Windows版】
[アクション環境設定]ウィンドウ−[メール]の設定が必要です。
【UNIX版】
Systemwalker Centric Managerの[アクション環境設定]ウィンドウ−[メール]の設定が必要です。さらにMS-Mailを指定する場合は、[アクション実行先]の設定も必要です。
待ち合わせ終了通知コマンドを使って、ジョブスケジューラなどの定型業務運用アプリケーションから“待ち合わせ終了通知”を発行することができます。この“待ち合わせ終了通知”を[待ち合わせ終了通知定義一覧]ダイアログボックスに定義しておくと、バッチ業務の終了に合わせてサーバのシャットダウンを円滑に行うことができます。こうすることで、システム管理者が業務の終了を待つ必要がなくなり、夜間の無人運転が可能になります。
待ち合わせ終了通知コマンドの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
目次 索引 |