Systemwalker Centric Manager 運用管理サーバ クラスタ適用ガイド UNIX編 - UNIX共通 -
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第3章 導入> 3.4 導入作業

3.4.2 クラスタのセットアップ(プライマリでの設定)

■共有ディスクの準備

ボリューム管理ソフトウェアなどを使用している場合は、Systemwalker Centric Managerで使用するボリュームを起動します。

Sun Clusterを使用する場合は、Systemwalker Centric Managerで使用する共有ディスク上のデバイスグループをプライマリノードへスイッチオーバします。

 

■クラスタのセットアップ

クラスタセットアップコマンドを実行することで、クラスタの環境構築とフレームワークデータベースの作成を行います。

  1. 以下の場合、RDB管理情報専用パーティションを準備します。
  2. 以下のコマンドを実行し、セットアップメニューを表示します。

    コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

    /opt/systemwalker/bin/mpsupclt -k Primary -i 論理IPアドレス -h ホスト名 -m マウントポイント [-l] [-mix]


  3. セットアップメニューで、“1”を入力し、“1: Systemwalker Centric Manager環境作成”を選択します。
  4. 運用管理サーバの環境を作成します。

    “y”を入力します。

  5. 管理ドメインを指定します。

    任意の管理ドメイン名を入力します。

    管理ドメイン名は、以下の条件を満たしている必要があります。

    省略した場合、管理ドメイン名にはホスト名を指定したものとみなされます。ホスト名に英数字以外の文字が含まれている場合は、ホスト名を変更するか、上記の条件でドメイン名を指定してください。

  6. データベース用デバイス名を設定します。

    各データベース用デバイス名を設定します。ここでは、共有ディスクのデータベース用デバイス名を設定します。

    以下の通常のデバイス形式を使用しない場合は[Enter]キーを入力してから、共有ディスクのデータベース用デバイス名をフルパスで設定します。

     

    通常のデバイス形式

    Solaris版

    /dev/(r)dsk/〜

    /dev/〜

    Linux版

    /dev/〜

    RDB管理情報専用パーティションにファイルシステムを作成している場合、RDB管理情報デバイス名には、[Enter]キーを入力してから、共有ディスク上に設定したRDB管理情報専用パーティションをマウントするディレクトリを設定してください。

    共有ディスク上にRDB管理情報専用パーティションが用意できない場合は、共有ディスク上に設定した共有資源用パーティションをマウントするディレクトリを任意のディレクトリとして設定することができます。そのほかのディレクトリ(ローカルディレクトリ)を任意のディレクトリとして設定することはできません。

    【Solaris版】

     [ データベース用デバイス設定 ]

      +-------------------------------------------------------------------+
      | 通常のデバイス形式( /dev/(r)dsk/c?t?d?s? )以外のデバイスを、設定 |
      | する場合は、一度 ENTER KEY を入力してフルパスで設定してください。|
      +-------------------------------------------------------------------+

        RDB管理情報デバイス名を入力してください。
            ( format : /dev/dsk/c?t?d?s? )

            ENTER ==> /dev/dsk/

            RDB管理情報を任意のディレクトリ配下に作成する場合は、
            フルパスで指定してください。

            ENTER ==> /dev/FJSVmphd/dsk/mphd2048s3


        RDBディクショナリ用ローデバイス名を入力してください。
            ( format : /dev/rdsk/c?t?d?s? )

            ENTER ==> /dev/rdsk/

            ENTER ==> /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s4


        RDBログファイル用ローデバイス名を入力してください。
            ( format : /dev/rdsk/c?t?d?s? )

            ENTER ==> /dev/rdsk/

            "r"と入力するとレギュラーファイル"/SWFWDB/swlog"の指定となります。
            ENTER ==> /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s5


        データベーススペース用ローデバイス名を入力してください。
            ( format : /dev/rdsk/c?t?d?s? )

            ENTER ==> /dev/rdsk/

            ENTER ==> /dev/FJSVmphd/rdsk/mphd2048s6

    【Linux版】

      [ データベース用デバイス設定 ]                    
                                         
      +-------------------------------------------------------------------+
      | 通常のデバイス形式(/dev/hd??、/dev/raw/raw?)以外のデバイスを設定 |
      | する場合は、一度 ENTER KEY を入力してフルパスで設定してください。|
      +-------------------------------------------------------------------+
                                         
        RDB管理情報デバイス名を入力してください。            
            ( format : /dev/hd?? )                  
                                         
            ENTER ==> /dev/                     
                                         
            RDB管理情報を任意のディレクトリ配下に作成する場合は、  
            フルパスで指定してください。               
                                         
            ENTER ==> /dev/sdb5                   
                                         
                                         
        RDBディクショナリ用ローデバイス名を入力してください。      
            ( format : /dev/raw/raw? )                
                                         
            ENTER ==> /dev/raw/raw1                  
                                         
                                         
        RDBログファイル用ローデバイス名を入力してください。        
            ( format : /dev/raw/raw? )                
                                         
            ENTER ==> /dev/raw/raw2                 
                                         
                                         
        データベーススペース用ローデバイス名を入力してください。     
            ( format : /dev/raw/raw? )                
                                         
            ENTER ==> /dev/raw/raw3                 

     

  7. データベースサイズを設定します。

    作成するフレームワークデータベースの領域を設定します。

  8. 環境作成を開始します。

    設定情報を確認し、“y”を入力します。フレームワークデータベースの作成を開始します。

    環境作成が正常に終了した場合は、以下のメッセージが出力されます。以下のメッセージが出力されなかった場合は、再度、環境を作成してください。

    Systemwalker Centric Manager環境作成は正常終了しました。
    Cluster support setup finished.

  9. SVPM連携および監視対象システムの監視パスの定義(GEEの場合)

    Systemwalker Centric Manager GEEの場合で、グローバルサーバを監視対象とするときは、SVPM連携および監視対象システムの監視パスについて定義します。詳細は、“Systemwalker Centric Manager GEE説明書”を参照してください。

  10. 以下の場合、RDB管理情報専用パーティションをアンマウントします。

クラスタのセットアップに失敗した場合、“クラスタセットアップ時に出力するメッセージと対処方法”を参照してください。

 


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