Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第3章 運用管理サーバの環境構築 |
運用管理サーバではデータベースパーティションを作成する必要があります。
RDB 管理情報専用パーティションを除くデータベース領域を、SafeDISKで管理しているボリューム上に作成する場合は、ボリュームの高速等価性回復機構を“なし”に設定します。
設定方法の詳細は、SafeDISKのマニュアルを参照してください。
PRIMECLUSTER GDSで管理しているボリュームをデータベース用デバイスとして使用する場合、ディスククラスがルートクラスとなるボリュームを使用することはできません。ローカルクラスまたは共用クラスのボリュームを使用してください。
Systemwalker Centric Managerを運用するためには、運用管理サーバに以下のデータベース領域が必要です。
基本的には、上記の4パーティションを使用しますが、どうしてもパーティションが足りない場合は、RDB管理情報パーティションおよびRDBログファイルをレギュラーファイルとして作成することにより、パーティションを削減することができます。詳細については、“フレームワークのデータベース作成【Solaris版/Linux版】”を参照してください。
また、利用する機能により運用管理サーバ上に、以下のデータベース領域も必要です。
インベントリ管理用データベーススペース用パーティションは、インベントリ管理の環境をデータベースパーティションに作成する場合にだけ必要です。
Systemwalker Centric Managerが使用するパーティションおよびファイルシステムの配置イメージは以下のようになります。
通常、作成したパーティションを指定する場合には、以下のデバイス名を使用します。
【Solaris版】
/dev/rdsk/c?t?d?s? |
/dev/dsk/c?t?d?s? |
【Linux版】
/dev/raw/raw?? |
/dev/hd??? |
“フレームワークのデータベース領域の見積もり”および“利用する機能により必要なデータベース領域の見積もり”で算出したディスク容量の見積もりを参考にして、データベース領域の容量が十分であるかを確認してください。
ローデバイスの作成方法【Linux版】
ローデバイスは、fdiskコマンド等でパーティションを作成した後、rawコマンドによってrawキャラクタデバイスの割当てを行うことで作成します。さらに、以下のようにシステムファイルを編集します。
- /etc/sysconfig/rawdevicesを編集します。
/etc/sysconfig/rawdevicesの編集例
/dev/raw/raw1 /dev/sdb5
/dev/raw/raw2 /dev/sdb6
/dev/raw/raw3 /dev/sdb7
/dev/raw/raw4 /dev/sdb8
- ntsysvコマンドを実行し、“rawdevices”を選択します。
- 以下のコマンドを実行し、/etc/sysconfig/rawdevicesファイルの変更内容を反映します。
# /sbin/service rawdevices restart
ローデバイスの作成方法、fdiskコマンド、rawコマンドおよびシステムファイルの編集の詳細については、使用しているシステムベンダのドキュメントを参照してください。
なお、ローデバイスに対して初期化を行う必要はありません。
OSのユーティリティでパーティションを切り出す場合、ユーティリティで指定したサイズと、実際に切り出されるサイズが若干異なることがあります。また、複数のパーティションを切り出す場合に、OSのユーティリティにそれぞれ同一のサイズを指定しても、実際に切り出されるパーティションによってサイズが異なることがあります。そのため、実際に切り出されたパーティションのサイズについては、OSのユーティリティで確認してください。
RDB管理情報パーティション以外のパーティションについて【Solaris版】
ローデバイス作成時に、シリンダ0は指定しないでください。
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