Systemwalker Centric Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -

^[EE/GEE]
2.2.3 コンソール操作制御

[Systemwalkerコンソール]の操作を制御する場合は、特別な装置(IDカード)を必要としません。Systemwalkerコンソールの[ログイン]画面で指定したユーザ名(以下ログインID)ごとに、Systemwalkerコンソールで操作できる機能の範囲について、より細かな権限チェックを設定することができます。また、細かな権限チェックを行うことで、ログインIDにより参照できるホストを分けることができます。

例えば、Aセンターの管理者はAセンター内のノード(hostA)に対しては管理者権限を持ち、管理外のBセンターのノード(hostB)に対しては利用者権限を持つように設定をします。

Aセンターの管理者は、ノード（hostA）に対してすべての操作ができますが、ノード（hostB）に対しては利用者権限で許可された操作しかできません。

このように、ログインIDによって[Systemwalkerコンソール]の監視対象のノードごとに操作権限を設定する場合にコンソール操作制御機能を使用します。

◆コンソール操作制御の注意事項

• 操作権限の設定は、フォルダ単位で行うことはできません。操作権限の設定はノードのオブジェクト単位で行います。ただし、以下のフォルダだけ設定が可能です。
  • インベントリ情報の収集やフォルダプロパティなどフォルダを選択して実行するもの
  • グローバルサーバ（Global Enterprise Editionだけ）
• 以下のオブジェクトは、操作権限の設定を行うことはできません。対象オブジェクトが実行されるノードに対し操作権限の設定を行ってください。
  • アプリケーション
• Solaris版/Linux版において、IDカードセキュリティ機能と排他の関係になります。