Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 部門管理サーバ・業務サーバのバージョンアップ

3.1 バージョンアップ手順

バージョンアップ手順について説明します。

部門管理サーバ/業務サーバにヘルプデスクのデータベースを構築している場合は、バージョンアップ後に、ヘルプデスクデータベースを移行する必要があります。このため、部門管理サーバ/業務サーバをバージョンアップする前に、ヘルプデスクデータベースをバックアップしておくことをおすすめします。使用しているデータベースのバックアップ手順に従って、バックアップを行ってください。

■同一コンピュータでバージョンアップする場

バージョンアップ前の運用環境に対して、本製品をインストール(アップグレードインストール)することにより、自動的にバージョンアップを行うことができます。

以下に、部門管理サーバ・業務サーバのバージョンアップ作業手順を示します。

1.バージョンアップ
(*:IPアドレス、ホスト名を変更する場合に必要な作業)

バージョンアップ【Windows版】

 ・Systemwalker Centric Managerの停止 (*)
 ・ノード情報の変更 (*)
 ・OS側のIPアドレスの変更/ホスト名の変更 (*)
 ・hostsファイルまたはDNSの変更 (*)
 ・アカウントの確認
 ・Systemwalkerのアップグレードインストール
 ・Systemwalker Centric Managerの起動

バージョンアップ【UNIX版】

 ・Systemwalker Centric Managerの停止 (*)
 ・ノード情報の変更 (*)
 ・OS側のIPアドレスの変更/ホスト名の変更 (*)
 ・hostsファイルまたはDNSの変更 (*)
 ・ユーザ情報の確認
 ・インストール(アップグレードインストール)
 ・システムの再起動
 ・各種サービスの起動

2. 運用管理サーバの作業
 ・構成情報の一括配付(部門管理サーバ/業務サーバ)
 ・ネットワーク管理のポリシーを一括配付(部門管理サーバ/業務サーバ)

3. 利用機能別に必要な作業
 ・イベント監視機能を使用している場合
 ・アプリケーション管理によりワークユニットの監視を行っている場合
 ・共通ツールの機能をカスタマイズしている場合
 ・IPアドレス、ホスト名変更を行っている場合
 ・[ノード検出]のポリシーを設定している場合
 ・ヘルプデスクデータベースを構築している場合【Windows版】
 ・部門管理サーバで動作するネットワーク管理の配付済みポリシーが存在する場合
 ・監査ログ管理を使用している場合

同一コンピュータでバージョンアップする場合でも、そのシステム(例えば、/var/opt/)に十分な空き領域がない場合、正常に移行できない場合があります。そのような場合は、別のコンピュータにバージョンアップする場合と同じ手順で移行作業を行ってください。

■別のコンピュータへバージョンアップする場合

移行元のコンピュータでバックアップ(退避)した移行データを移行先のコンピュータに配置し、移行先のコンピュータで本製品のインストールと環境構築を行った後、移行データをリストア(復元)します。

以下に、部門管理サーバ・業務サーバのバージョンアップ作業手順を示します。

1 バージョンアップ
(*:IPアドレス、ホスト名を変更する場合に必要な作業)

バージョンアップ【Windows版】

 ・Systemwalker Centric Managerの停止(移行元コンピュータ)
 ・Systemwalkerのアップグレードインストール(移行元コンピュータ)
 ・移行元のコンピュータでバックアップ(移行元コンピュータ)
 ・ノード情報の変更 (*)
 ・OS側のIPアドレスの変更/ホスト名の変更 (*)
 ・hostsファイルまたはDNSの変更 (*)
 ・移行元でバックアップしたユーザ資産の配置
 ・アカウントの確認
 ・Systemwalkerのインストール
 ・Systemwalker Centric Managerの起動
 ・移行先のコンピュータにリストア

バージョンアップ【UNIX版】

 ・Systemwalker Centric Managerの停止
 ・運用環境の退避
 ・ノード情報の変更 (*)
 ・OS側のIPアドレスの変更/ホスト名の変更(移行先コンピュータ) (*)
 ・hostsファイルまたはDNSの変更 (*)
 ・移行元で退避したユーザ資産の配置
 ・ユーザ情報の確認
 ・インストール
 ・システムの再起動
 ・運用環境の復元
 ・各種サービスの起動

2. 運用管理サーバの作業
 ・構成情報の一括配付(部門管理サーバ/業務サーバ)
 ・ネットワーク管理のポリシーを一括配付(部門管理サーバ/業務サーバ)

3 利用機能別に必要な作業
 ・イベント監視機能を使用している場合
 ・アプリケーション管理によりワークユニットの監視を行っている場合
 ・共通ツールの機能をカスタマイズしている場合
 ・IPアドレス、ホスト名変更を行っている場合
 ・[ノード検出]のポリシーを設定している場合
 ・ヘルプデスクデータベースを構築している場合【Windows版】
 ・部門管理サーバで動作するネットワーク管理の配付済みポリシーが存在する場合
 ・監査ログ管理を使用している場合


データの移行が不要な場合

データの移行が不要な場合は、旧バージョンをアンインストールしてからインストールを実施してください。

アンインストール方法の詳細は、それぞれのバージョンのマニュアルを参照してください。


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