Systemwalker Centric Manager APIガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第3章 APIリファレンス

3.17 Mp_GetCard()関数【UNIX版】

■機能説明

Mp_SendCard関数で要求した処理の結果を受け取ります。

■呼び出し形式

  
#include <f3crcapi.h>

int Mp_GetCard(int Handle, int *detail, int *status, int wait_time,
               int *Request, struct mpcard_read_data *read_data);

■パラメタ

入力
Handle:
Mp_OpenCard関数で通知したハンドルを指定します。
detail:
処理結果が格納される領域のアドレスを指定します。
status:
受信状態が格納される領域のアドレスを指定します。
wait_time:
受信を待つ時間(秒)を指定します(0〜1209600)。0の場合、処理結果が到着するまで待ちます。
Request:
受け取る処理結果の種別を格納する領域のアドレスを指定します。
read_data:
処理結果を設定する領域のアドレスを指定します。
出力
detail:
処理に異常が発生した場合に詳細コードを設定します。
status:
処理結果が届いていない場合、MPCARD_NO_DATAを設定します。
Request:
返答を行う処理結果の処理種別(MPCARD_CHECK_USER/MPCARD_READ_CARD)を設定します。
read_data:
処理結果を設定します。
mpcard_read_data構造体のメンバを以下に示します。
  
  struct mpcard_read_data{
      short operation ; 
      short length ;
      char  data[70] ;
  };
operation:
操作の保護機能の場合に判定結果を設定します。IDカード/ICカード情報照会機能の場合は不定です。

0x0000 - 操作不可

0x0001 - 操作可能

length:
dataの領域に格納したデータの長さ。

なお、Mp_SendCard関数で指定した操作の操作レベルが0でカードが挿入されていない場合は、0を設定します。

data:
IDカード/ICカード情報照会機能の場合は、読み込んだカードデータを設定します。

操作の保護機能の場合、ユーザが登録されている場合は、ユーザ名を設定します。登録されてない場合は、読み込んだカードデータを設定します。なお、Mp_SendCard関数で指定された操作の操作レベルが0でカードが挿入されていない場合は、操作可能で、dataにはNULL文字を設定します。

■復帰値

0:
正常終了しました。
-1:
APIが異常終了しました。詳細はdetailに設定されます。
-2以下:
API内で内部論理エラーが発生しました。
関数値が0でstatusにMPCARD_NO_DATAが設定されている場合は、再度Mp_GetCard関数を呼び出します。

■参照

IDカードセキュリティのAPIを参照してください。

■API格納場所

IDカードセキュリティのAPIを参照してください。

■実行に必要な権限/実行環境

権限: Administrator権限が必要です。

環境: 運用管理クライアントで実行可能です。

■使用例

操作の保護機能プログラム例”、“IDカード/ICカード情報照会機能プログラム例”を参照してください。


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