Systemwalker Centric Manager APIガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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目次
索引

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2.1.2 監視メッセージのAPI
監視メッセージのAPI一覧を以下に示します。
[監視メッセージのAPI一覧]
関数名 |
機能 |
Mp_OpenMsg |
メッセージの通知開始要求 |
Mp_ReadMsg |
メッセージのリード要求 |
Mp_GetMsgMap【Windows】 |
メッセージの取出し要求 |
Mp_CloseMsg |
メッセージの通知終了要求 |
Mp_OpenMsgLog |
メッセージログの読み出し開始要求 |
Mp_ReadMsgLog |
メッセージログの読み出し要求 |
Mp_CloseMsgLog |
メッセージログの読み出し終了要求 |
監視メッセージのAPI共通の動作環境、注意事項、および必要ファイルについての説明を以下に示します。
■動作環境
本APIは、以下のインストール種別で動作します。
- 運用管理サーバ
- 部門管理サーバ
- 業務サーバ
- クライアント【Windows】
■注意事項
- LIBファイルおよびINCLUDEファイルは、同じバージョン/レベルで提供されたものを使用してください。
- 監視メッセージのAPIは、マルチスレッドプログラミングをサポートしていません。
- “Mp_OpenMsg()”関数を呼び出したプロセスは、“Mp_CloseMsg()”関数を呼び出すまで終了しないでください。
- システム監視のAPIを使用するアプリケーションは、signal を使用しないでください。
- 監視メッセージのAPIの最大同時実行数は4つまでです。
- Mp_OpenMsg()/Mp_ReadMsg()/Mp_GetMsgMap()【Windows】/Mp_CloseMsg()関数を利用するには、“システム監視のAPIを利用する”を実施する必要があります。
- “Mp_ReadMsg()”関数を呼び出した後の“WaitForSingleObject()”関数で、タイムアウトを設定し、タイムアウトした場合は、再度“WaitForSingleObject()”関数で待機するか、“Mp_CloseMsg”を呼び出し、再度“Mp_OpenMsg()”関数から処理を行ってください。【Windows版】
- “Mp_ReadMsg()”関数を呼び出した後は、“Mp_GetMsgMap()”を呼び出してください。【Windows版】
- Systemwalker Centric Managerのバージョンが異なる環境で作成されたシステム監視のAPIを使用するアプリケーションは動作しません。
動作させるには、動作環境と同じSystemwalker Centric Managerのバージョンの環境下で、アプリケーションのリコンパイルを行ってください。
- Windows for Itanium版のアプリケーションから本APIを使用することはできません。
- SolarisおよびLinuxの運用管理サーバで監視メッセージAPIを使用するアプリケーションをコンパイルおよび実行するときには、環境変数LD_LIBRARY_PATHに“/opt/systemwalker/lib”を設定してください。
- Linux for Itaniumでは、コンパイルするときにプリプロセッサオプションとして“-D__LP64__”をつけてください。
- Linux for Itaniumでは、アプリケーションはシステムのデフォルトロケールで作成してください。
■必要ファイル
上記監視メッセージのAPIを使用するには、以下のファイルが必要となります。
【Windowsの場合】
監視イベントのAPIは、以下のライブラリ(LIBファイル,DLLファイル)に格納され、各APIで使用する定数、および構造体は、INCLUDEファイルに宣言されています。
- Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\Lib\ mpopagt.lib
- Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\Include\ mp_opagt_api.h、mp_operr_api.h
- Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\Bin\ mpopagt.dll
【UNIXの場合】
以下のINCLUDEファイルとライブラリが必要です。
◆コンパイル環境
コンパイル環境は以下のとおりです。
【Windowsの場合】
- コンパイラ : Microsoft Visual C++ 6.0
- ランタイムライブラリ : “マルチスレッド(DLL)”を使用してください。
【UNIXの場合】
- Solaris : Solaris上で動作するSPARCコンパイラ
- Linux for Itanium : 動作プラットフォームにバンドルされているコンパイラ (gcc)
- Linux for Itanium以外のLinux : 動作プラットフォームにバンドルされているコンパイラ (gcc)
■使用例
API関数の使用例を以下に示します。
2.1.2.1 メッセージを監視する
2.1.2.2 メッセージログを読み出す
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