Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第2章 ファイルの形式> 2.3 定義情報> 2.3.15 DRMS編集ファイル

2.3.15.5 運用形態により指定するオプション

オプションの記述形式を以下に示します。

【Windows版】

[autorelay = YES|NO]
[dbimport = YES|NO]
[inv_oval = YES|NO]
[inv_notify_dfn = YES|NO]
[ipl_apply = NORMAL|SKIP]
[ipl_reboot = YES|NO]
[notify_allowance = 1 〜180]
[schedule = スケジュール情報ファイルフルパス名]

【UNIX版】

[autorelay = YES|NO]
[dbimport = YES|NO]
[inv_oval = YES|NO]
[inv_notify_dfn = YES|NO]
[ipl_apply = NORMAL|SKIP]
[notify_allowance = 1 〜180]
[schedule = スケジュール情報ファイルフルパス名]

■autorelayオプショ

資源を受信した場合に、隣接されたサーバに対して個別資源グループおよび共通メンテナンス版数の中継配付を、自動的に行うかどうかを以下のとおり指定します。

本オプションは、多階層の形態で資源を自動中継するためのオプションです。

YES:
隣接するサーバへの資源の自動中継を行う指定です。この場合、資源の受信を契機に、中継サーバ上で定義されている隣接するサーバに対して資源を自動配付します。
NO:
隣接するサーバへの資源の自動中継を行わない指定です。この場合、隣接するサーバに対する資源の自動配付を行いません。

本オプションが省略された場合、本オプションに“YES”が指定されたものとみなします。運用管理サーバと隣接するサーバへの中継を行わないサーバには、本オプションに“NO”を指定してください。また、運用管理サーバおよび開発サーバのインストール時にも、本オプションに“NO”を指定してください。

autorelayオプションが無効となる資源について

本オプションは共通メンテナンス版数およびコマンドで送信された個別資源に対して有効です。個別メンテナンス版数および[資源配付]ウィンドウで送信された個別資源に対しては無効となります。なお、個別メンテナンス版数を中継させるには、drmssndコマンドの-Pオプションで経路指定要求ファイルのパスを指定してください。

■dbimportオプショ

本オプションには、運用管理サーバに通知された各システムのインベントリ情報をデータベースに格納するかどうかを指定します。

YES:
データベースへの格納を行います。
NO:
データベースへの格納を行いません。

本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。

インベントリ情報をデータベースに格納するための定義方法等の詳細については、“Systemwalker Centric Manager使用手引書 資源配付機能編”を参照してください。

■inv_ovalオプション

マルチサイト型のシステム構成でインベントリ管理を行うためのオプションです。本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。

YES :
マルチサイト型のシステム構成でインベントリ管理を行う場合に指定します。
NO :
シングルサイト型のシステム構成でインベントリ管理を行う場合に指定します。

■inv_notify_dfnオプション

マルチサイト型のシステム構成でインベントリ管理を行うためのオプションです。本オプションが省略された場合、本オプションに“NO”が指定されたものとみなします。

YES :
全体監視サーバに未定義のシステムのインベントリ情報が通知された場合にシステム情報を自動定義します。マルチサイト型システム構成の場合に指定します。
NO :
全体監視サーバに未定義のシステムのインベントリ情報が通知された場合にシステム情報を自動定義しません。

■ipl_applyオプショ

システム起動時にIPL適用資源および後刻適用資源の適用を行うかどうかを指定します。

NORMAL:
システム起動時にIPL適用資源および後刻適用資源の適用を実施します。
SKIP:
システム起動時にIPL適用資源および後刻適用資源の適用を実施しません。

本オプションが省略された場合は、本オプションに“NORMAL”が指定されたものとみなします。“SKIP”が指定されている場合は、資源の適用が行われませんので、drmsapyコマンドにより適用処理を実施しておく必要があります。

■ipl_rebootオプショ【Windows版】

システム起動時にIPL適用した場合に資源配付側でシステムのリブートを実施するかどうかを指定します。

YES:
サーバ資源のIPL適用が行われた場合にシステムのリブートを実施することの指定です。
NO:
サーバ資源のIPL適用が行われた場合でもシステムのリブート処理を実施しないことの指定です。

本オプションが省略された場合は、本オプションに“YES”が指定されたものとみなします。"NO"が指定されている場合、動作中ファイルの置き換えなどを実施した場合には、システムがリブートするまで適用ファイルの反映処理は有効となりません。

■notify_allowanceオプショ

スケジュール結果通知を分散させて行う場合の通知時間の遅延時間を指定します。遅延時間は分単位で0〜180の範囲で指定します。ここで指定した値内でランダムに遅延時間を求めて、通知タイミングから遅延時間分ずらして通知を行います。

本オプションを省略した場合または0を指定した場合は、即時に通知します。通知対象は、送信・適用結果通知およびインベントリ通知で行います。

■scheduleオプショ

資源配付のスケジュール情報ファイル名をフルパス名で指定します。本オプションで示すファイルに、資源配付動作の契機起動をスケジュール設定します。

本オプションが省略された場合または指定ファイルが存在しない場合は、スケジュール情報の指定がないものとみなします。また、本オプションが指定された場合は、autonotifyオプションの指定は無効となります。

スケジュール情報ファイルの設定方法については、“資源配付のスケジュール情報ファイル”を参照してください。


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