Netcompo アプリケーション会話サービス 2.1.1 LU6.2会話サービス編 - Solaris OE -

3.4.2 システム環境設定

システム環境設定のチューニング可能なパラメタ(/etc/system)の内容を以下の設定にしてください。

以下に説明するシステムパラメタは、LU6.2会話サービスで必要なる資源数であり、他の製品で必要となる資源については考慮されていません。

他の製品で必要となる資源については、他の製品のマニュアルなどを参照してください。

既に値が設定してある場合は、各パラメタの計算結果を設定されている値に加えてください。

また、各パラメタを省略した場合のデフォルト値は、"Solarisのシステム管理"を参照してください。

本体プロセスで使用するシステム資源

LU6.2会話サービスの本体プロセスが動作するために必要なシステム資源を以下に説明します。

共有メモリ識別子の数

• set shmsys:shminfo_shmmni=((受信ペーシングウィンドウサイズ+4)*セション数)以上の値を加算

プロセス毎のセグメント数

• set shmsys:shminfo_shmseg=((受信ペーシングウィンドウサイズ+4)*セション数)以上の値を加算

共有メモリセグメントの最大サイズ

• set shmsys:shminfo_shmmax=((受信ペーシングウィンドウサイズ*受信最大RU長+2*送信最大RU長＋65536)*セション数)以上の値

共有メモリセグメントの最小サイズ

• set shmsys:shminfo_shmmin=1(固定)

最大ファイル数

• set rlim_fd_max=(セション数×2+10)以上の値
• set rlim_fd_cur=(セション数×2+10)以上の値

ライブラリで使用するシステム資源

アプリケーションプログラムにリンクするLU6.2ライブラリで使用するシステム資源を以下に示します。本値は、アプリケーションプログラムで使用するシステム資源に加える必要があります。

共用メモリのシステム資源については、LU6.2ライブラリで使用するプロセス毎のセグメント数は本体プロセスの計算式に含まれるため、不要です。

最大ファイル数

• set rlim_fd_max=(セション数)以上の値
• set rlim_fd_cur=(セション数)以上の値