PRIMECLUSTER Global File Services 説明書 4.2 (Linux版) |
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第1章 ファイルシステムの機能 | > 1.8 注意事項 | > 1.8.15 ファイルロック機能に対する注意事項 |
以下の機能は、Linux カーネルの仕様により、正常に動作しない場合があります。
write(2), truncate(2), または ftruncate(2) などによるファイルサイズ変更操作の後に、同じファイルに対して SEEK_END 指定のファイルロック情報の設定・獲得を行う場合、同じノードから行ってください。
異なるノードから、同じファイルに対して、ファイルサイズ変更操作と SEEK_END 指定のファイルロック情報の設定・獲得を行った場合、古いファイルサイズをもとにファイルロック操作を行うことがあります。
なお、異なるノードから、ファイルサイズ変更操作と SEEK_END 指定のファイルロック情報の設定・獲得を行いたい場合には、SEEK_END 指定のファイルロック情報の設定・獲得を行う前に、stat(1), stat(2), fstat(2) などにより最新のファイルサイズを獲得することで、上記の問題を回避できます。
同一ファイルに対して、以下の 1), 2), 3) の操作が競合した場合、ファイル操作がハングアップする場合があります。
または
ファイル操作がハングアップした場合には、ハングアップしているプロセスを、kill(1) によって終了させることで、ファイル操作のハングアップ状態から回復することができます。
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