Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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第2章 業務構成要素の設計> 2.4 バッチサーバ環境の設計> 2.4.1 ジョブの実行環境の設計

2.4.1.5 ジョブ終了用イベントチャネルの設計

ジョブ終了用イベントチャネルは、対象のジョブの実行環境で実行した、複数のジョブの終了通知を受け取るために不揮発なイベントチャネルで運用します。
したがって、ユニット(保存先)の設計が必要となります。
ジョブ終了用イベントチャネルとして使用するユニットには、以下の属性があります。

◆ユニット名

ユニット名は任意の名前で決定してください。
バッチサーバ内において、他のユニット名と重複しないように設計してください。


ユニット名の指定可能な文字や長さについては、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“esmkunitコマンド”の unitid を参照してください。

保存先ディレクトリ

本ユニットは、1つのジョブの実行環境で実行したジョブの終了通知が格納されます。
したがって、1つのジョブの実行環境内で、短時間で終了するジョブを、大量に投入した場合、アクセス頻度が高くなるため、保存先ディレクトリは、バッチサーバ上のローカルファイルを使用するように設計します。
また、必要なディスク容量を見積もり、対象ファイルシステムに十分な空き容量があることを確認してください。


複数のジョブの実行環境を使用する場合には、必ずジョブの実行環境ごとに別々の保存先ディレクトリになるように設計してください。

ジョブ終了用イベントチャネルのユニットのディスク容量の見積もりについては、“ジョブ終了用イベントチャネルのユニットのディスク容量見積もり”を参照してください。

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