Interstage Job Workload Server インストールガイド
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第1部 サーバパッケージ> 第2章 サーバパッケージをインストールするときの注意事項

2.3 他の富士通製製品導入に関する注意事項

FJSVsmee、FJSVsclrパッケージは、Interstage以外の富士通製製品に同梱されている場合があります。その場合のインストール時の注意事項について説明します。

■FJSVsmee、FJSVsclrパッケージの確認方法

本バージョンのバッチ実行基盤が同梱しているFJSVsmee、FJSVsclrのバージョンは以下のとおりです。

FJSVsmee 4.0.1
FJSVsclr 2.0.1

◆インストール済みのFJSVsmee、FJSVsclrパッケージの確認

FJSVsmee、FJSVsclrパッケージがインストールされているかを確認します。また、インストールされている場合には、そのバージョンレベルを確認します。
それぞれ、以下の方法で確認します。

# rpm -q -i FJSVsmee | grep Version
# rpm -q -i FJSVsclr | grep Version

インストールされている場合にはバージョン情報が表示されます。何も表示されなかった場合にはインストールされていないため、特に注意は不要です。通常どおりインストールしてください。

◆インストールする富士通製品に含まれているパッケージの確認

インストールしようとしている富士通製品に含まれているパッケージのバージョンは、以下の手順で確認できます。

# rpm -q -i -p パッケージファイル名 | grep -E 'Version|Name'

 実行結果は以下のように表示されます。パッケージ名とバージョン情報(下線部)を参照して確認してください。

# rpm -q -i -p FJSVsmee.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsmee                     Relocations: /opt
Version     : 4.0.1                             Vendor: FUJITSU LIMITED
# rpm -q -i -p FJSVsclr.rpm | grep -E 'Version|Name'
Name        : FJSVsclr                     Relocations: /opt /etc/opt
Version     : 2.0.1                             Vendor: FUJITSU LIMITED

■バッチ実行基盤がインストールされているマシンに、FJSVsmeeやFJSVsclrを同梱している他の製品をインストールする場合

他の製品が同梱しているFJSVsmeeパッケージが古いか同じである場合、FJSVsmeeパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。
他の製品が同梱しているFJSVsclrパッケージが古いか同じである場合、FJSVsclrパッケージはバッチ実行基盤がインストールしたパッケージをそのまま使用してください。

他の製品が同梱しているFJSVsmee、FJSVsclrパッケージのほうが新しい場合、以下の手順で他の製品をインストールします。

  1. Interstageが動作している場合には、Interstageを停止します。
    # isstop -f

    また、Interstage以外の製品でも使用されている場合がありますので、すべての富士通製製品を停止してください。停止方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

  2. 古いパッケージをアンインストールします。
    インストールされているパッケージが古い場合、それぞれ、以下を実行します。
    # rpm -e FJSVsmee
    # rpm -e FJSVsclr

     

  3. 他の製品をインストールします。インストール方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
     
  4. Interstageを起動します。
    # isstart

■他の製品によってFJSVsmee、FJSVsclrがインストールされているマシンにバッチ実行基盤をインストールする場合

以下の手順でインストールします。

  1. すべての富士通製製品を停止します。停止方法については、各製品のマニュアルを参照してください。
     
  2. FJSVsmee、FJSVsclrパッケージをアンインストールします。
    # rpm -e FJSVsmee
    # rpm -e FJSVsclr

     

  3. バッチ実行基盤をインストールします。
     
  4. バッチ実行基盤でインストールしたFJSVsmee、FJSVsclrパッケージのバージョンが、すでにインストールされていたパッケージよりも古い場合、FJSVsmee、FJSVsclrパッケージをアンインストールします。
    # rpm -e FJSVsmee
    # rpm -e FJSVsclr
  5.  
  6. 新しいバージョンのFJSVsmee、FJSVsclrパッケージを同梱していた製品からFJSVsmee、FJSVsclrパッケージを再インストールします。インストール方法については、その製品のマニュアルを参照してください。
     
  7. 1.で停止したすべての製品を起動します。起動方法については、各製品のマニュアルを参照してください。

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