Interstage Job Workload Server メッセージ集
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付録C 調査資料の採取方法

C.2 採取方法

調査資料の採取は、管理者が行ってください。

■バッチ実行基盤の調査資料

バッチ実行基盤の動作環境や、各種ログファイルなどの調査資料を採取します。
本資料採取するには、btfwcollectinfoコマンドで採取します。
btfwcollectinfoコマンドを投入するには、事前に調査資料を格納するディレクトリを用意する必要があります。
また、調査資料を格納するディレクトリには、調査資料が採取できるだけの十分なディスク容量が必要です。


btfwcollectinfoコマンドの詳細、および必要なディスク容量については、“Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。

調査資料を格納するディレクトリの作成例を以下に示します。

mkdir /collectinfo

調査資料を採取するbtfwcollectinfoコマンドの形式を以下に示します。

btfwcollectinfo -d /collectinfo

採取に要する時間は、採取に必要な調査資料の容量を複写するだけの時間がかかります。
採取完了後は、調査資料を格納したディレクトリを、必ずtarコマンドでアーカイブしてください。また、調査資料のサイズが大きい場合には、必要に応じてアーカイブしたファイルを圧縮してください。


tarコマンドでアーカイブする例を以下に示します。

tar cvf /tmp/collectinfo.tar /collectinfo

■システムログ

バッチサーバの/etc/syslog.confの情報をもとにシステムログを採取します。
異常発生前後のすべてのシステムログが出力されたファイルを採取してください。

■ジョブログファイル

異常発生時に実行中だったジョブのジョブログが、ジョブログスプールに出力していない場合だけ、対象のジョブのジョブログファイルを採取してください。
ジョブログスプールにジョブログを出力していた場合には、採取する必要はありません。

■バッチジョブ定義ファイル

異常発生時に実行中だったジョブのジョブログに、バッチジョブ定義情報を出力していない場合だけ、対象のバッチジョブ定義ファイルを採取してください。
採取する場合は、対象のジョブのバッチジョブ定義ファイルを、btfwgetjobdefコマンドで取り出してください。


btfwgetjobdefコマンドについては、 “Interstage Job Workload Server リファレンス”を参照してください。

■coreファイル

バッチ実行基盤が出力したcoreファイルがある場合は、採取してください。
バッチ実行基盤は、coreファイルを以下のディレクトリ配下に出力します。

それぞれのディレクトリにcoreファイルがないか確認してください。

/var/opt/FJSVibsba/local/work/cfmg
/var/opt/FJSVibsba/local/work/jbl
/var/opt/FJSVibsbx/local/cfmga
/var/opt/FJSVibsbx/local/filemngr/core
btfwstartexコマンドを投入した時のカレントディレクトリ


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