Systemwalker OperationMGR 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003-
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上へ第4章 ジョブをスケジュールする
上へ4.3 必要に応じて行う設定

4.3.2 ファイル作成/更新/削除を起動契機とする場合

ファイル作成/更新/削除を契機としてジョブネットを自動起動させる場合、任意のファイルの有無を確認するchkfileコマンドをジョブとしてスケジュールします。

chkfileコマンドの指定により、以下の条件を設定することができます。

chkfileコマンドをジョブネット内の先頭ジョブとして登録することにより、ファイル作成/更新/削除を待ち合わせて後続の処理を行うことができます。また、メッセージ事象発生コマンド(jobschmsgevent)と組み合わせることにより、ファイル作成/更新/削除を待ち合わせて他のジョブネットを自動起動することができます。なお、複数のファイルを対象として指定できるのは、Windows版の場合です。

Windows版の場合、chkfileコマンドの記述形式など詳細については、“Systemwalker OperationMGR リファレンスマニュアル”を参照して下さい。

UNIX版の場合は、データベースディレクトリ配下に、cshのシェルスクリプトのサンプル(chkfile.sh)が格納されています。運用にあわせて、シェルスクリプトを変更してご利用ください。

以下に参考として、chkfile.shのサンプルの記述形式、パラメタ、復帰値、および注意事項について説明します。

 

imagechkfile.sh(サンプル)の使用方法

記述形式

chkfile.sh [-wait|-update|-delete] ファイル名

パラメタ

-wait
ファイルが存在しない場合、作成されるまで待つことを指定します。

本パラメタは、小文字で指定してください。

-update
ファイルが存在した場合は、更新されるまで待つことを指定します。

ファイルが存在しない場合、終了コード=1で復帰します。

本パラメタは、小文字で指定してください。

-delete
ファイルが削除されるまで待つことを指定します。

本パラメタは、小文字で指定してください。

ファイル名
対象とするファイル名をフルパスで指定します。

オプションがない場合は、有無を確認するファイル名を指定します。

復帰値

0:

ファイルが存在しました。または、ファイルが作成/更新/削除されました。

1:

ファイルが存在しません。

注意事項


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