Systemwalker OperationMGR 使用手引書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Windows(R) 2000/Windows Server(TM) 2003-
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上へ第4章 ジョブをスケジュールする
上へ4.2 ジョブのスケジュールを登録する

4.2.3 ジョブネット情報を設定する

ジョブネットに設定するジョブネット情報の登録内容と、ジョブネットにジョブネット情報を設定する方法について説明します。

image日変わり時刻について

ジョブネットの起動スケジュールを設定した(ジョブネット情報を設定した)後に日変わり時刻を設定した場合、設定済のスケジュール情報が再設定されます。ジョブネットの起動スケジュールを設定する前に、日変わり時刻を設定してください。

imageメッセージ事象について

メッセージ事象は、ジョブネットの起動条件として[基本情報]シート−[起動条件]オプションで、起動条件として[メッセージ事象発生時のみ起動]を指定した時だけではなく、 [起動条件]オプションのうちの[なし]を除いた他の起動条件を指定している時にも登録することができます。その場合、それぞれ(他の起動条件、メッセージ)の条件を満たした時に、その都度ジョブネットは起動されます。なお、ジョブネットの[起動条件]オプションで、起動条件として[時刻起動]が指定されていて、かつ時刻の指定が1つだけ(一日一回起動)の場合のみ、[メッセージ]シート−[起動時刻の到来を待つ]を指定することができます。この指定を行うと、メッセージ事象が複数回発生しても、ジョブネットは一日に一回しか起動されません。

ジョブネットの起動条件として[メッセージ]シート−[起動時刻の到来を待つ]を指定した場合、[ジョブネット実行中も有効]を指定することはできません。

 

■操作手順

  1. [ジョブネットのプロパティ]ウィンドウの表示
  2. ジョブネット情報の設定
  3. “基本情報”は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[基本情報]シートによって設定します。

    [図:[基本情報]シート(実行属性がInterstage属性以外のとき)]

    image

    [ジョブネット名称]:
    ジョブネット名称を指定します。
    [日変わり時刻]:
    カレンダ機能で設定されている日変わり時刻が表示されます。
    [起動条件]:
    起動条件を設定します。
    [なし]:
    起動条件を設定しない場合に指定します。

    子ジョブネットとして登録する場合は、必ず指定してください。

    [時刻起動]:
    ジョブネットを時刻により起動する場合に、起動する時刻を指定します。
    [終了予定時刻]:
    ジョブネットの終了予定時刻を指定します。
    [電源未投入時の処置として電源投入時に起動]:
    起動予定時刻にサーバの電源が未投入だった等の理由で、ジョブネットが起動できなかった場合、ジョブスケジューラのサーバ部の起動時に、ジョブネットを起動する場合に指定します。
    [間隔起動]:
    ジョブネットを一定の間隔で起動する場合に、開始時刻、終了時刻、および起動間隔を指定します。
    [サーバ起動時に起動]:
    ジョブスケジューラのサーバ部の起動時に、ジョブネットを起動する場合に指定します。
    [メッセージ事象発生時のみ起動]:
    特定のメッセージ事象が発生した時にだけ、ジョブネットを起動する場合に指定します。
    [デフォルトホスト名]:
    ジョブネット内のネットワークジョブを実行するサーバ(ホスト名)の省略値を指定します。

    image
    起動条件[なし]について

    [図:[基本情報]シート(実行属性がInterstage属性のとき)]

    image

    [ジョブネット名称]:
    ジョブネット名称を指定します。
    [日変わり時刻]:
    カレンダ機能で設定されている日変わり時刻が表示されます。
    [起動時刻]:
    ジョブネットを起動する時刻を指定します。
    [停止時刻]:
    ジョブネットを停止する時刻を指定します。
    [デフォルトホスト名]:
    ジョブネット内のネットワークジョブを実行するサーバ(ホスト名)の省略値を指定します。

     

    “メッセージ情報”は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[メッセージ]シートによって設定します。

    [図:[メッセージ]シート]

    image

    [起動時刻の到来を待つ]:
    メッセージ事象が発生しても、起動時刻になるまで、ジョブネットの起動を待つ場合に指定します。
    [ジョブネット実行中も有効]:
    ジョブネットが実行中の時に発生したメッセージ事象を有効として、メッセージ事象が発生した回数分、ジョブネットを繰り返し起動する場合に指定します。
    [起動日のみ有効]:
    メッセージ事象が発生した時、本日が起動日である場合にだけ、ジョブネットを起動する場合に指定します。
    [待ち合わせ条件]
    メッセージ事象を複数個登録した場合に、メッセージ事象の発生を待ち合わせる条件を選択します。
    [メッセージ事象名]:
    ジョブネットの起動条件として待ち合わせるメッセージ事象名を指定します。
    [待ち合わせるメッセージ事象]:
    ジョブネットの起動条件として待ち合わせるメッセージ事象の一覧が表示されます。

     

    “起動日情報”は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[起動日]シートによって設定しますが、[基準情報]オプションで選択した内容によって、[起動日]シートの表示内容が変わります。[毎年]を選択した場合は、毎年用の起動日シートが表示されます。[毎月]を選択した場合は、毎月用の起動日シートが表示されます。[起動日雛形]を選択した場合は、起動日雛形用の起動日シートが表示されます。[他ジョブネット]を選択した場合は、他ジョブネット用の起動日シートが表示されます。

    [図:[起動日:毎年基準]シート]

    image

    [基準情報]
    起動日の基準となる情報を指定します。
    [毎年]:
    毎年4月1日など、毎年決まったパターンを基準とします。
    [毎月]:
    毎月5日や毎週水曜日など、毎月決まったパターンを基準とします。
    [起動日雛形]:
    あらかじめ登録しておいた起動日雛形情報を基準とします。
    [他ジョブネット]:
    他のジョブネットの起動日を基準とします。[基準ジョブネット]を指定している場合は選択できません。
    [基準ジョブネット]:
    他のジョブネットの起動日の、基準となることを宣言します。
    [シフト処理]:
    [基準情報]で指定した基準日から、起動日をシフトする処理を指定します。
    [シフト日数]:
    [基準情報]で指定した基準日から、起動日をシフトする日数を指定します。
    [稼働日]:
    休日を意識したシフトを行う場合に指定します。
    [月選択]:
    起動日を設定したい月を指定します。
    [毎年情報]:
    選択した月の特定の日付に起動日を設定します。
    [毎日]:
    クリックすると、すべての月のすべての曜日ボタンが起動日または非起動日になります。
    [毎月]:
    指定した場合、毎月モードが有効になります。選択した日付(曜日)の設定が、すべての月に反映されます。

     

    [図:[起動日:毎月基準]シート]

    image

    [基準情報]、[基準ジョブネット]、[シフト処理]、[シフト日数]、[稼働日]は“[起動日:毎年基準]シート”を参照して下さい。

    [曜日設定]:
    特定の週(第1〜5)、最終、および、毎週の曜日に起動日を設定します。
    [日付設定]:
    特定の日付に起動日を設定します。
    [月末]:
    毎月月末(最終日)に起動日を設定します。

     

    [図:[起動日:起動日雛形基準]シート]

    image

    [基準情報]、[基準ジョブネット]、[シフト処理]、[シフト日数]、[稼働日]は“[起動日:毎年基準]シート”を参照して下さい。

    [起動日雛形基準]:
    一覧から起動日の基準とする起動日雛形を選択します。

     

    [図:[起動日:他ジョブネット基準]シート]

    image

    [基準情報]、[基準ジョブネット]、[シフト処理]、[シフト日数]、[稼働日]は“[起動日:毎年基準]シート”を参照して下さい。

    [他ジョブネット基準]:
    一覧から起動日の基準とするジョブネットを選択します。

     

    “カレンダ情報”は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[カレンダ]シートによって設定します。

    [図:[カレンダ]シート]

    image

    [選択したカレンダ]、[選択していないカレンダ]:
    利用するカレンダを指定します。[選択していないカレンダ]一覧から、利用するカレンダを選択して[←追加]ボタンをクリックすると、[選択したカレンダ]に移動します。[→削除]ボタンをクリックすると、逆に移動します。
    または、[選択したカレンダ]、[選択していないカレンダ]一覧の中のカレンダをダブルクリックすると、逆の一覧へ移動します。
    [組み合せ条件]:
    複数のカレンダ情報を選択した場合に、カレンダの組み合わせ条件を指定します。
    [処置]:
    起動日が、選択したカレンダ情報で休日となっている日と重なった場合の処置(起動しない/起動する/前日にシフト/翌日にシフト)を選択します。
    [シフト上限日数]:
    [処置]で[前日にシフト]または[翌日にシフト]を選択した場合、シフトを行う日数の上限値を指定します。

     

    “運用期間情報”は、[ジョブネットのプロパティ]ウィンドウ−[運用期間]シートによって設定します。

    [図:[運用期間]シート]

    image

    [有効期間]:
    ジョブネットを運用する期間を指定します。
    [無効期間]:
    ジョブネットを運用しない期間を指定します。

image
起動日について

[起動日]シートでの各指定により、ジョブネットの起動日が重複する場合、ジョブネットは1回だけ起動されます。

[起動日]シートで指定した内容は、[起動日]ウィンドウを使って表示できます。正しく設定されているかを確認してください。

image
起動時刻について

ジョブネットの起動時刻を変更した場合、発生済みのメッセージ事象はすべてクリアされます。そのため、メッセージ事象発生後にジョブネットの起動時刻を変更した場合は、再度メッセージ事象を発生させる必要があります。

image
異常終了したジョブネットの情報を変更した場合について

[ジョブネットの変更]ウィンドウで各種の情報を変更した場合、ジョブの状態はすべて実行待ちになります。そのため、ジョブネットの再起動を行うと、先頭のジョブから起動されることになります。

 


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