Systemwalker Centric Manager APIガイド - UNIX共通 -

2.1.1 監視イベントのAPI

監視イベントのAPI一覧を以下に示します。

[監視イベントのAPI一覧]

関数名	機能
Mp_OpenEventLog	監視イベントログの読み出し開始要求
Mp_ReadEventLog	監視イベントログの読み出し要求
Mp_CloseEventLog	監視イベントログの読み出し終了要求
Mp_OpenEvent	イベントの監視開始要求
Mp_ReadEvent	イベントのリード要求
Mp_CloseEvent	イベントの監視終了要求
Mp_OpenEventStat	イベントの状態変更開始要求
Mp_ChangeEventStat	イベントの対処要求
Mp_CloseEventStat	イベントの状態変更終了要求

監視イベントのAPI共通の動作環境、注意事項、および必要ファイルについての説明を以下に示します。

◆動作環境

本APIは、以下のインストール種別で動作します。

• 運用管理サーバ

◆注意事項

• LIBファイル、およびINCLUDEファイルは、同じバージョン/レベルで提供されたものを使用してください。
• 監視イベントのAPIは、マルチスレッドプログラミングをサポートしていません。
• “Mp_OpenEvent（）”関数を呼び出したプロセスは、“Mp_CloseEvent（）”関数を呼び出すまで終了しないでください。
• 監視イベントのAPIを使用するアプリケーションは、signal を使用しないでください。
• 監視イベントのAPIの最大同時実行数は4つまでです。

• Mp_OpenEvent（）/Mp_ReadEvent（）/Mp_CloseEvent（）関数を利用するには、“システム監視のAPIを利用する”を実施する必要があります。

• Systemwalker Centric Managerのバージョンが異なる環境で作成されたシステム監視のAPIを使用するアプリケーションは動作しません。
  動作させるには、動作環境と同じSystemwalker Centric Managerのバージョンの環境下で、アプリケーションのリコンパイルを行ってください。

• Solaris OE版の場合は、監視イベントのAPIを使用するアプリケーションの実行時、環境変数LD_LIBRARY_PATHに“/opt/systemwalker/lib”と“/opt/FJSVfwbs/lib”を設定してください。

◆必要ファイル

上記監視イベントのAPIを使用するには、以下のファイルが必要となります。

• Solaris OE版とLinux版の共通事項

  INCLUDEファイル

  • /opt/systemwalker/include/f1egopag.h
  • /opt/systemwalker/include/mp_operr_api.h
  • /opt/systemwalker/include/mp_opmgr_api.h

  ただし、mp_opmgr_api.hをインクルードすれば他の2つもその中からインクルードされます。

• Solaris OE版

  以下のライブラリをリンクしてください。

  • /usr/lib/libpthread.so
  • /usr/lib/libopmgr.so
  • /opt/systemwalker/lib/libMpTrc.so
  • /opt/FJSVfwbs/lib/libMpCmtrc.so
• Linux版

  以下のライブラリをリンクしてください。

  • /usr/lib/libopmgr.so

  リンク時に指定するオプション

  以下のリンクオプションを指定してリンクして下さい。

  • -Wl,-rpath,/opt/systemwalker/lib
  • -Wl,-rpath,/opt/FJSVfwbs/lib

◆使用例

API関数の使用例を以下に示します。

• 監視イベントログを読み出す
• イベントを監視する
• 監視イベントを対処する

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2.1.1.1 監視イベントログを読み出す

2.1.1.2 イベントを監視する

2.1.1.3 監視イベントを対処する