Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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目次
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第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.105 mpopfmcsv(監視ログファイル定義のCSV入出力コマンド)
■機能説明
本コマンドは、システム監視設定の[イベント監視の条件定義]−[監視ログファイル設定]の定義情報をCSV形式で入出力します。
入力ファイル(-iオプションで指定したCSVファイル)で書式に誤りがあった場合は、誤りのあった行番号をエラーメッセージで出力します。また、このファイルで指定された定義は全て無効となります。よって、定義の誤りの個所を修正し、前回正しかった定義も含めて再度コマンドを実行してください。
■記述形式
mpopfmcsv |
-i infile | -o outfile |
■オプション
- -i infile:
- CSVファイルからデータを読み込み、定義情報を更新します。infileには入力するCSVファイル名を指定します。infileに空白が含まれる場合は「"input file.csv"」のように"(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
- infileは511バイト以内で指定してください。
- -o outfile:
- 現在の定義情報をCSV形式でファイルに保存します。outfileには定義情報を保存するCSVファイル名を指定します。outfileに空白が含まれる場合は「"output file.csv"」のように"(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
- outfileは511バイト以内で指定してください。
■復帰値
- 0:
- 正常終了
- 1:
- パラメタエラー
- 2:
- ファイルの読み込みに失敗
- 3:
- ファイルの出力に失敗
- 4:
- CSVファイル中の値が不当
- 10:
- その他のエラーにより処理を中断
■参照
監視ログファイル定義のCSVファイル
■コマンド格納場所
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- システム管理者(スーパ・ユーザ)権限が必要です。
- 運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
■注意事項
- 入力ファイルの文字コードは、Systemwalker Centric Managerの動作環境の文字コード(OSの文字コード)と同一にしてください。
- 出力ファイルの文字コードは、Systemwalker Centric Managerの動作環境の文字コード(OSの文字コード)と同一になります。
- 本コマンドで異常終了となった場合は出力されたメッセージを参照してください。
- 本コマンドで定義を更新した場合はSystsemwalker再起動後に有効となります。
■使用例
- input.csvで定義したものを監視ログファイル設定に反映させます。
>mpopfmcsv -i input.csv
- 現在の監視ログファイル設定をoutput.csvという名前のファイルにCSV形式で出力します。
>mpopfmcsv -o output.csv
入出力するファイルの例を示します。
# Monitor Log File Setup
"FMON","/app/app1.log","UX:app","^エラー","/c"
"FMON","/app/app2.log","","NOHEAD","/c"
"FMON","/app/app3.log","APP3","警告","/e"
■実行結果/出力形式
- -i infileを使用した場合
- 正常終了時には何も出力されず、異常終了時にはエラーメッセージが出力されます。
- -o outfileを使用した場合
正常終了時にはoutfileに指定した名前のCSVファイルが出力され、異常終了時にはエラーメッセージが出力されます。正常終了時に出力されるCSVファイルを以下に示します。詳細は監視ログファイル設定定義のCSVファイルを参照してください。
# Monitor Log File Setup
"FMON","data11","data12","data13","/c"
"FMON","data21","data22","data23","/c"
: : :
"FMON","dataN1","dataN2","dataN3","/e"
- # Monitor Log File Setup:
- コメント。[イベント監視の条件定義]−[監視ログファイル設定]の定義であることを表しています。
- FMON:
- 固定のデータ。監視ログファイル定義であることを表しています。
- dataN1:
- 監視ファイル名が入ります。
- dataN2:
- メッセージに付加するラベルが入ります。
- ラベル、エラー種別を付加しない場合は""(ダブルクォーテーション2つ)が入ります。
- dataN3:
- エラー種別。以下のどれかの値が入ります。
- エラー、警告、情報、停止、INFO、WARNING、ERROR、HALT、NOHEAD
- ラベル、エラー種別を付加しない場合は"NOHEAD"が入ります。
- /c:
- 次の行も定義が続くことを表します。
- /e:
- 現在行で定義が終わることを表します。
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