Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
|
目次
索引

|
第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.29 drmssnd(送信コマンド)
1.2.29.1 業務構成情報の送信指示
■機能説明
業務構成情報の送信を指示します。本コマンドは、運用管理サーバから部門管理/業務サーバに業務構成情報をダウンロードするまたは部門管理/業務サーバから部門管理/業務サーバに業務構成情報をダウンロードする時に使用します。
■記述形式
drmssnd |
-a job j 業務名 -s あて先システム名 [-W] |
■オプション
- -a job:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは、“job”と指定します。
- -j 業務名:
- 送信する業務名を指定します。業務名は、ASCII(30文字以内)、EUC(15文字以内)またはシフトJIS(15文字以内)の多国語文字列で指定します。
- -s あて先システム名:
- 送信するあて先システム名を指定します。あて先システム名は、ASCII(128文字以内)、EUC(64文字以内)またはシフトJIS(64文字以内)の多国語文字列で指定します。
- あて先システム名には、ワイルド・カードが指定できます。この場合、あて先システム名を“"(ダブルコーテーション)”で囲む必要があります。あて先システムがワイルド・カードで指定された場合、該当するあて先システムに対して同時に業務構成情報を送信します。
- *:
- 任意個の任意の文字列
- ?:
- 任意の1字に対する文字
- -W:
- 本コマンドが、送信処理を完了するまで待ち合わせる場合に指定します。-sオプションでワイルド・カードが指定されている場合は、すべてのあて先システムへの送信処理が完了するまで本コマンドが待ち合わせます。本オプションが省略された場合、あて先システムへの送信処理の完了を待ち合わせず、本コマンドは即座に復帰します。
■復帰値
- 0:成功
- 送信処理が正常に終了しました。
- 同じあて先システムに二重に送信されました。送信処理は行われません。
- 3:処理継続不可能な使用者エラー
- 指定したあて先システムがありません。
- 指定した業務名がありません。
- オプションの指定に誤りがあります。送信処理ができません。
- 4:プログラム・エラー
- システムにエラーが発生しました。送信処理ができません。
■参照
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- システム管理者(スーパ・ユーザ)だけが実行できます。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
- 業務構成情報を受信したサーバにすでに同一の業務構成情報が登録されている場合、登録済の業務構成情報を新しく受信した業務構成情報に置き換えます。
- 業務構成情報を受信したサーバで、受信した業務名以外の業務構成情報は変わりません。
- 複数の業務名の業務構成情報を送信する場合は、本コマンドを業務名ごとに実行する必要があります。
- 指定された業務に業務構成情報が定義されていない場合は、送信処理を行いません。
- -Wオプションが省略された場合は、送信処理中であっても送信指示の結果として、本コマンドの復帰値は0となります。送信処理の結果については、資源配付が出力するメッセージで確認してください。
■使用例
あて先システム名を“SERVER”、業務名を“人事”と指定し、送信処理を待ち合わせます。
drmssnd -a job -j 人事 -s SERVER -W
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。正常に終了した場合もその旨のメッセージが出力されます。
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2004