Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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第1章 コマンドリファレンス
1.2 コマンド
1.2.20 drmsfsdc(強制配付コマンド)
■機能説明
本コマンドは、運用管理サーバからクライアントに対して強制配付の指示を行います。
■記述形式
drmsfsdc |
-a snd [-s システム名] -k {ws|serv|own}[-h all|only] [-t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel] [-G quick|apply] [-l new|old] |
■オプション
- -a snd:
- 本コマンドの機能を定義します。本オプションでは“snd”と指定します。
- -s システム名:
- 強制配付されるシステム名を指定します。
- “-k own”を指定した場合には、当オプションは指定できません。
- “-k own”以外を指定した場合には、当オプションは必須です。
- -k {ws|serv|own}:
- システムの種別を指定します。本オプションでは、以下のように指定します。
- ws:
- クライアント
- serv:
- サーバ
- “serv”を指定した場合、指定サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。
- own:
- 自システム
- “own”を指定した場合、自サーバ配下の全クライアントが強制配付の対象となります。
- -h all|only:
- -sで指定した配下のサーバを対象にするかどうかを指定します。本オプションは、-kオプションに“serv”を指定した場合だけ有効です。
- なお、本オプションを省略した場合は“all”を指定したものとみなします。
- all:
- 配下のサーバを対象とする
- only:
- 配下のサーバを対象としない
- -t YYYYMMDDhhmm|quick|cancel:
- クライアントへダウンロードが開始する予定日時を指定します。省略した場合は、“quick”を指定したものとみなします。
- YYYY:
- 西暦年を指定します。
- MM:
- 01〜12で月を指定します。
- DD:
- 01〜31で日付を指定します。
- hh:
- 00〜23で時間を指定します。
- mm:
- 00〜59で分を指定します。
- quick:
- 即時指定。配付指示後、即時にクライアントのダウンロードが開始されます。
- cancel:
- キャンセル。日時指定の状態を解除します。
- -G quick|apply:
- クライアント資源のダウンロード種別を指定します。ダウンロード種別を以下に示します。
- quick:
- クライアントの設定に従って、分割転送する場合に指定します。
- apply:
- クライアントの設定に従って、分割転送配付しない場合に指定します。
- なお、本オプションを省略した場合は、“apply”を指定したものとみなします。
- -l new|old:
- 部門管理/業務サーバ配下のクライアント情報を部門管理/業務サーバへ問い合わせるかどうかを指定します。
- new:
- 部門管理/業務サーバへ問い合わせる場合に指定します。
- old:
- 部門管理/業務サーバへ問い合わせない場合に指定します。
- なお、本オプションを省略した場合は、“old”を指定したものとみなします。
■復帰値
- 0:成功
- 強制配付指示が正常に終了しました。
- 1:パラメタエラー
- パラメタエラーが発生しました。処理を中断します。
- 2:タイムアウト
- タイムアウトが発生しました。処理を中断します。
- 3:処理続行不可能なエラー
- 処理続行不可能なエラーが発生しました。処理を中断します。
■参照
表:資源配付/インベントリ管理用コマンド(サーバ用)
■コマンド格納場所
Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux |
/opt/systemwalker/bin |
■実行に必要な権限/実行環境
- システム管理者(スーパ・ユーザ)だけが実行できます。
- サーバ用コマンドです。
■注意事項
■使用例1
システム名を“drmsws1”、システム種別を“ws”、予定日時を“quick”と指定して、配付指示します。
drmsfsdc -a snd -s drmsws1 -k ws -t quick
■使用例2
システム名を“drmssrv1”、システム種別を“serv”、予定日時を“1999年4月28日12時00分”として、drmssrv1サーバ配下およびdrmssrv1サーバ配下のすべてのサーバ配下のクライアントに対して配付指示します。
drmsfsdc -a snd -s drmssrv1 -k serv -h all -t 199904281200
■実行結果/出力形式
復帰値を参照してください。
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