Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第1章 資源を配付するための動作環境を定義する
上へ1.1 資源配付の動作環境を定義する
上へ1.1.4 クライアントの動作環境を定義する
上へ1.1.4.2 動作環境を定義する

1.1.4.2.9 運用管理サーバからクライアントにポリシーを設定する

クライアントに設定するポリシーの内容および配付方法を説明します。

■ポリシーの配付操作の概要

Systemwalkerコンソールまたは[資源配付]ウィンドウからポリシーを設定するウィンドウを起動し、クライアントに設定する項目を以下から選択します。

各設定内容は、全クライアント共通の設定とするか、クライアントごとに異なる設定とすることができます。

クライアントごとに異なる設定を行う場合は、インベントリ情報および資源配付の設定情報を条件にクライアントを検索し、条件に該当したクライアントを選択することができます。

ウィンドウでの指定が完了すると資源グループとして以下の名前で登録されますので、配付・適用することによりクライアントのポリシー設定が行われます。なお、本資源グループのために業務を設定する必要はありません。

資源グループ名:
#DEF#POLICY
バージョンレベル:
任意(初期値:CLIENT)
資源種別:
pc#bat
圧縮:
圧縮なし

クライアントのポリシー配付方法を下図に示します。

 

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(注)Systemwalker Centric Managerのインストール時に資源配付クライアント
       の環境設定を行わなかった場合は、資源配付クライアントの
       資源配付クライアント設定で業務に“INITJOB”を追加する必要があります。

■ポリシーの設定内容

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クライアントのポリシーとして設定する内容を以下に示します。なお、クライアントに対して一度に設定できる項目は、以下の項目のうちの一つです。

◆クライアント業務

クライアントの業務の追加/変更、または削除の設定を行います。

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◆メンテナンス版数

クライアントの個別メンテナンス版数の追加/変更、または削除の設定を行います。

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◆インベントリ収集

クライアントのインベントリ収集方法の設定を行います。

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収集契機

収集契機:
クライアントのインベントリ情報の収集契機を、以下の項目から選択し、“月・日・時・分”を必要に応じて設定します。
リトライする:
クライアントのインベントリ情報の通知が失敗した場合にリトライが必要であれば、リトライのインターバル時間と回数を指定します。
インターバル時間:
インターバル時間を、分を単位とし1から1440までの10進数で指定します。
リトライ回数:
リトライ回数を、1から30までの10進数で指定します。

テキストファイル

クライアントのインベントリ情報として収集するテキスト情報のファイル名を一覧表示します。

[追加]/[変更]/[削除]ボタンで、収集するテキストファイル一覧を設定/編集できます。テキストファイル名は、絶対パスで指定します。

クライアントに設定されている情報をクリアする場合は、チェックボックスをオンにします。

ユーザ情報

クライアントのインベントリ情報として収集するユーザ情報を一覧表示します。

[変更]/[クリア]ボタンで、収集するユーザ情報を設定/編集できます。ユーザ情報は、最大10個まで設定することができます。

◆適用スクリプト

クライアントのリモートインストール環境の設定を行います。

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ノードディレクトリ

各適用システムのドライブ構成に合わせて、リモートインストールのパッケージ資源インストール先として使用するドライブ、ディレクトリを設定します。

ロールバック情報

リモートインストールの実行中に異常が発生した場合に、ロールバック(途中まで適用した結果を破棄し、リモートインストール実行前の環境に復元する機能)が行われます。ロールバックが動作するために必要な情報を保存するディレクトリを指定します。 クライアントに設定されている情報をクリアする場合は、チェックボックスをオンにします。

ステージング情報

ステージング制御により、階層化されたネットワークシステムに対して、共有ファイルを利用して段階的に資源を配付することができます。ステージングディレクトリとして、資源適用時に参照する共有ファイルディレクトリを指定します。

適用中メッセージ

リモートインストールのパッケージ資源適用中に画面表示されるメッセージを指定します。

クライアントに設定されている情報をクリアする場合は、チェックボックスをオンにします。

◆ダウンロード環境

クライアントの起動方法およびダウンロード環境の設定を行います。

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起動

スタートアップ起動:
スタートアップ起動を行う場合にチェックします。

ダウンロード・適用

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ダウンロード終了画面を表示:
ダウンロード終了後の結果を表示する場合に選択します。
メッセージボックス出力:
ダウンロード時に出力されるメッセージボックスを表示する場合に選択します。選択しなかった場合は、メッセージはクライアントのメンテナンスLOGファイルに格納されます。
資源受信のみ:
サーバからユーザ資源の受信だけを行い、適用および適用結果通知の処理を別に行う場合に選択します。
ダウンロード終了後にシステム停止:
ダウンロード終了後に以下の処理を行う場合に選択します。
ログオフ:
ダウンロード終了後、セションを終了する場合に選択します。
シャットダウン再起動:
ダウンロード終了後、システムを再起動させる場合に選択します。
シャットダウン:
ダウンロード終了後、システムをシャットダウンする場合に選択します。
分割転送:
事前配付指定のダウンロード資源を分割受信を行う場合に選択します。
クライアントに従う:
ダウンロード資源の分割受信をクライアントの設定値で行う場合に選択します。
サーバに従う:
ダウンロード資源の分割受信をサーバの設定値で行う場合に選択します。
分割量:
ダウンロード資源の分割受信時の分割データ量を、10〜2000000の範囲で指定します。単位はKBです。初期値は500KBです。
時間間隔:
ダウンロード資源の分割受信時の時間間隔を、1〜86400の範囲で指定します。単位は秒です。初期値は60秒です。
適用対象の資源情報の収集:
YES:クライアントに設定されている業務名、個別メンテナンス版数名の情報を収集する場合に指定します。
NO:クライアントに設定されている業務名、個別メンテナンス版数名の情報を収集しません。

◆クライアントごとに異なる設定で定義する場合

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[クライアントごとに異なる定義]を選択した場合は、次の画面で[条件検索]ボタンにより、該当するクライアントを以下の条件で検索することができます。

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[条件検索]ボタンを押すとインベントリ条件指定画面が表示され、指定した条件に該当したクライアントを選択することができます。

■注意事項

クライアントにポリシーを配付する場合の注意事項を以下に示します。

◆クライアントごとに異なる設定を行う場合の注意事項

クライアントのポリシーをクライアントごとに異なる設定として指定する場合の注意事項を以下に示します。

◆アップグレード時の注意事項

クライアント用ポリシー資源グループのバージョン・レベルの初期値が“RESERVED”から“CLIENT”に変更になっています。このため、Windows版 SystemWalker/CentricMGR V4.0L10でクライアントに対してポリシー用資源グループを配付していた場合は、世代の追い越しを防ぐため、以前に使用していたバージョンレベル名と同じバージョンレベル名を指定してください。


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