Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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インストール時に行ったイベント監視のための通信環境は、省略値により運用できるよう設定されています。この項では、イベント監視の通信環境に、省略値以外の値を使用する場合の設定方法について説明します。
文字コードがUTF-8の場合の注意(Linux版の場合)
通信環境定義画面を使用して通信環境を設定するとき、または監視ログファイルを定義するとき、コード変換に失敗(最大長越え)した場合、以下のポップアップメッセージが出力されます。
通信環境定義画面
接続先の定義サーバが終了した可能性があります(通信環境定義の更新に失敗しました。(詳細コード:1)) 接続先の定義サーバが終了した可能性があります(通信環境定義2の更新に失敗しました。(詳細コード:1))
監視ログファイル設定画面
接続先の定義サーバが終了した可能性があります(監視ログファイル定義の更新に失敗しました。(詳細コード:1))
また、syslogに対して、エラーメッセージの内容が出力されます。syslogに出力されるメッセージを参考に、定義の見直しを行ってください。再設定の際は、日本語(UTF-8)が含まれないような定義に変更できないか検討してください。
監視ログファイルの設定でUTF-8のコード変換によるエラーが発生した場合、失敗した定義は以下のCSVファイルに出力されます(UTF-8で出力)。なお、本ファイルは、上記エラーが発生したときに上書きされます。
出力ファイル : /etc/opt/FJSVsagt/opafmerr.csv
出力されたCSVファイルを元に定義を修正した後、/opt/systemwalker/bin/mpopfmcsvコマンドを使用して、定義を反映します。mpopfmcsvコマンド、およびCSVファイル形式については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
イベント監視により保存されるログファイルの中で、メッセージログ、コマンドログに関する定義を変更できます。メッセージログとは、監視対象となるイベントを一次的保存しておくためのファイルです。メッセージログの設定は、部門管理サーバ、業務サーバ、システム監視エージェントがインストールされているクライアントで設定できます。コマンドログは、リモートコマンドウィンドウから投入されたコマンドとその返答を格納するファイルです。
ログファイルに関する設定を行います。
接続の詳細として次の項目の設定ができます。
接続の詳細について設定します。
動作設定の詳細として、次の項目が定義できます。
次の操作により、動作設定の詳細を設定します。
メッセージ抑止とは
一定時間内に同一のメッセージが複数発生した場合に、2つ目以降のメッセージを破棄する機能です。メッセージ抑止を行う場合、破棄するメッセージに定義している自動アクションも実行されません。
自動アクションの実行を抑止する場合、アクション抑止機能を使用します。アクション抑止では、複数のイベントがイベント監視の条件定義の同一条件で一致した場合、同じ内容のアクションが実行しないように抑止できます。ただし、アクション抑止機能は、メッセージ監視アクションについては対象外です。
同一メッセージに対する自動アクションの多発を防止したり、自動アクションが発行するメッセージに対して、再度自動アクションが実行されることを防止するためにも、メッセージ抑止機能、アクション抑止機能を使用するようにしてください。
アクション抑止機能を設定する手順を、以下に説明します。
- アクション環境設定ダイアログを表示します。詳細は、“アクション環境設定の呼び出し方法”を参照してください。
- [動作設定]ダブを選択します。
- アクション抑止についての項目を設定します。
- [OK]ボタンをクリックし、ダイアログボックスを閉じます。
- ポリシー設定で操作している場合は、設定内容を有効とするためにポリシーを配付します。
Systemwalker Centric Managerの各エージェント機能が使用するホスト名の獲得方法を変更することができます。
設定できる獲得方法は、下記3つとなります。
DNS運用をしている場合に指定します。
DNSの完全修飾名の長さは、128バイトまでです。DNSの完全修飾名の長さが128バイトを超える場合、DNS運用をすることはできません。
TCP/IPプロトコル設定のDNS構成に設定されているホスト名を使用する場合に指定します。
入力域に入力したものを自ホスト名とします。ホスト名として入力できる文字列は128バイト以内です。半角の英数字で指定してください。
opaconstat -D <xxxxホスト名>
opaconstat -a
例1)
業務サーバでホスト名指定を定義した場合、部門管理サーバ、運用管理サーバのhostsに業務サーバのホスト名を登録する。
例2)
業務サーバでユーザ指定を定義した場合、業務サーバ、部門管理サーバ、運用管理サーバのhostsにユーザ指定に指定したホスト名を登録する。
部門管理サーバおよび業務サーバで発生したメッセージを監視する場合は、メッセージを送信する接続先のシステムを定義する必要があります。接続先のシステムは、インストール時に設定した定義を使用するか、または、事前に[システム監視設定]-[通信環境定義](システム監視の環境設定)ダイアログボックスを使用して設定します。詳細は“イベント通知先を設定する”を参照してください。
対応する文字コードが存在しない等でコード変換できなかった場合、コード変換できなかった文字以降のコードを16進表記に変換したもの(最大20バイト)を、成功した文字列の後ろに付加して上位システムに送信します。
したがって、上位システムでは16進表記の文字列を付加したものがイベントやコマンド応答として通知され、Systemwalkerコンソール等に出力されます。
上記イベントがSystemwalkerコンソール等に出力された場合、以下のコマンドを入力しエラー発生の詳細を確認してください。
イベント発生元システムにログインして、syslogに出力したイベントを直接確認(messages)するか、メッセージ検索コマンド(opamsgrev)を実行して詳細を確認します。
コマンド発行先にログインして、コマンドが正常に実施されていることを確認してください。
また、文字コードの変換でイベントやコマンド応答テキストの最大長を超えた場合には、最大長まで変換され、それ以降は削除されます。
下位システムからイベント、コマンド応答を受信するとき、コード変換の結果が変換対象の項目の最大長を超えた場合、最大長まで変換されそれ以降は削除されます。
この場合、イベント発生元システムやコマンド発行先にログインし、メッセージ検索コマンド(opamsgrev)やコマンド検索コマンド(opacmdrev)を実行して詳細を確認してください。
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