Systemwalker Centric Manager Interstage,Symfoware,ObjectDirectorとの共存ガイド - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第3章 Interstageの機能を他製品と共存して使用する

3.6 他製品を後からインストールする場合の環境作成

Systemwalker Centric Managerが既に動作中のマシンに他製品を後からインストールした際の環境作成について説明します。

◆作成するObjectDirector環境の内容

Systemwalker Centric Managerでは運用管理サーバをインストールしたマシン上に以下のObjectDirector環境を作成します。

◆設定するconfigファイルの内容

運用管理サーバをインストールしたマシン上のObjectDirectorのconfigファイルには次のパラメタ値を設定しています。なお、各パラメタの意味についてはInterstageのマニュアルを参照してください。

[SE版の場合]

max_IIOP_resp_con       = 98    (加算設定可能)
max_IIOP_init_con       = 53    (加算設定可能)
max_IIOP_req_pre_con    = 8     (加算設定可能)
max_processes           = 63    (加算設定可能)
max_impl_rep_entries    = 64    (加算設定可能)
period_receive_timeout  = 60    (変更不可)
period_idle_con_timeout = 0     (変更不可)

[EE版の場合]

max_IIOP_resp_con       = 155   (加算設定可能)
max_IIOP_init_con       = 106   (加算設定可能)
max_IIOP_req_pre_con    = 8     (加算設定可能)
max_processes           = 72    (加算設定可能)
max_impl_rep_entries    = 64    (加算設定可能)
period_receive_timeout  = 60    (変更不可)
period_idle_con_timeout = 0     (変更不可)

運用管理サーバの環境が構築済みのマシンに他製品の環境を作成するには次の2種類の方法があります。

■既存のObjectDirector環境に他製品の環境を追加する

既存のObjectDirector環境に他製品の環境を追加する方法を以下に説明します。

  1. Systemwalker Centric ManagerおよびObjectDirectorを停止します。
  2. 他製品が使用するObjectDirector資源をconfigファイルに追加設定します。
  3. 既存のインプリメンテーションリポジトリ、ネーミングサービスあるいはインタフェースリポジトリに他製品の情報を追加登録します。

image

“設定するconfigファイルの内容”に示すように加算設定可能とあるパラメタに対しては、他製品が使用するObjectDirector資源を加算して設定します。しかし、変更不可とあるパラメタに対してパラメタ値の変更を行った場合には、Systemwalker Centric Managerの動作に影響が発生することが考えられるので変更する際は注意が必要です。

■運用管理サーバの環境をいったん削除し他製品の環境を作成後、再度環境作成を行う

運用管理サーバの環境をいったん削除し他製品の環境を作成後、再度環境作成を行う方法を以下に説明します。

  1. Systemwalker Centric Managerを停止します。
  2. Systemwalker Centric Managerのバックアップを実行します。
  3. Systemwalker Centric Managerの環境削除を実行します。
  4. 他製品の環境を作成します。
  5. 再度、Systemwalker Centric Managerの環境作成を実行します。元の環境を復元する場合は、Systemwalker Centric Managerリストア手順に従って、環境を作成し、データを復元してください。なお、環境作成の詳細は他製品との共存パターンにより、“運用管理サーバと他製品サーバの場合”から“運用管理クライアントと他製品クライアントの場合”を参照してください。

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 1995-2003